服の選び方(メンズ)

着回しコーデなんていらない!オシャレな人ほどコーデがワンパターンなわけとは?

ファッションブロガー夫婦が運営する当サイト。今回は現役ショップスタッフで夫の私の執筆です。

ファッション雑誌、ネット情報を見回すと「着回し」というフレーズに溢れています。グーグルでは毎月1万回以上「着回し」というフレーズが検索されているようです。皆さん、いろんな着こなし、つまりバリエーションを求めていらっしゃるんですね。

今回はそんな潮流に反旗を翻すパンクな記事でございます。と、いうことで英国のパンクロックバンド「The jam」のPVを貼ってみる。私の執筆記事にちょいちょいPVが添付されてますが完全に趣味です(笑)でも、音楽ってファッションと密接に関わっている文化ですからね。知っておいて損はないと思いますよ。

結論!オシャレに着回し・バリエーションなんていらないんですよ。むしろワンパターンの方がオシャレ・オシャレになりやすいのです。

 

 

賢い着回し術と勿体ない着回し術。バリエーションは増やすとダサくなる

「着回しなんて不要、ワンパターンでいい」なんて威勢のいいことを書きましたが、すべての着回しを否定しているわけではありません。

着回しも色々なパターンがあるモノ。積極的に推奨する賢い着回しもあれば、「そんな着回し必要ないよ!!」という不要の着回しもあるのです。

賢い着回しは「2つ以上のTPOで使えるアイテム」「同じアイテムを使って2つ以上のTPOに対応できる着回し」。これが賢い着回しパターンですね。

例えば

  • ビジネスカジュアルにも休日レジャーにも使えるデニム
  • スポーツにもオシャレ着にも使えるジャージ
  • 仕事でも休日でも使えるセットアップ

というところでしょうか。

1つの洋服でさまざまなTPOに対応できれば、服は少なくて済む。服が少なければ節約にもなるし、奮発するときも1着に思いっきり予算を投入できるから、極上の服を手に入れることが出来る。同じ服を様々なTPOで着まわす・着回しできるようななアイテムを選ぶ。こういった賢い着回しを私は積極的におすすめします。

 

逆に勿体ないのが”同じTPOに着こなしを何パターンを用意する”、そんな着回しパターン。

例えば

  • 休日のお出かけを3パターン着回し(週1回しか出かけないのに)
  • 子供と公園コーデを2パターン(時々しか行かないのに)
  • カジュアルフライデーの着こなしを2パターン(金曜は週に1回しかありませんよ(^-^;))

といった感じでしょうか。

現役ショップスタッフである私は、接客の際に2~3パターンのコーデをお客様に提案します、比較して頂きたいので。

複数パターンご提案しますが、ぶっちゃけ1番最初に提案したパターンが1番自信がある。2パターン目のコーデは諸々ちょっと妥協したコーデ。3パターン目は無理くりひねり出したコーデにどうしてもなってしまいます。

何を言いたいか?

プロの私でも着こなしのパターンの数を増やせば増やすほど、着こなしの精度は下がってしまう。逆説的にいうとコーディネートのパターンを少なければ、少ないほど着こなしのクオリティは上がるものです。

となれば、着回しなんてワンパターンで良いんです。1つのTPOに対して、1コーデで十分。その方が着こなしのクオリティが上がるというものです。

どんな人を「オシャレな人」だと思いますか?人によって様々な意見があるでしょうが、「いつもオシャレな人=オシャレな人」というのは必須事項でしょう。

いつもオシャレな人=ダサい日がない人です。1年365日、1か月約30日間、1週間7日間、これを毎日違うコーディネートで「ダサい日ゼロ」というのは非常にハードルが高い。超一流スタイリストでも無理なんじゃいないかな?

我々一般人は究極の1コーディネートで、ダサい日撲滅→オシャレな人イメージ獲得…の方がオシャレさんへの最速ルートだと思いませんか?

何度も言いますがコーディネートは1パターンで良いのです。

 

「でも洗い替えとかバリエーションが必要なんだよね…」

 

仕事など週に何回も訪れるTPOの場合は洗い替えも必要でしょう。

そんな場合は全く同じ服を必要着数分揃えたり、ほとんど同じだけどちょっと違うだけの服を洗い替えとして揃える。

全く同じかちょっと違うか、程度で基本同じTPOには同じコーディネートで過ごすのが、ダサい日を作らない=オシャレさんへの近道となるのです。

 

 

オシャレな人はみんなワンパターン。ワンパターンなら簡単にオシャレになれる

ここまで解説すると浮かんでくるのが「毎日同じ服装だと周りから変な、目で見られないかな?」という疑問。

もちろん、着たきり雀で「臭い」「皺だらけ」は論外として毎日同じ服装だと上のような不安が浮かんでくるのは当然と言えば当然ですよね。

でもご安心を。ファッション業界ではオシャレな人ほど着こなしはワンパターンなのです。

例えば、この人。彼は高級ブランド「Thom Browne」のデザイナー・トムブラウン。くるぶし丈のパンツを流行らせたのはこの方なんですよ。と、言えば彼がどれだけ偉大なデザイナーかは理解できるかと。

彼はいつもくるぶし丈のパンツのグレースーツ。

他ではこの人。

こちらの親子はイギリスのブランド「ケイスリー・ヘイフォード」のデザイナー。息子のチャーリー・ヘイフォードとお父さんのジョー・ヘイフォードの親子デザイナーデュオ。お父さんは惜しくも1年前に逝去されましたが、大英帝国勲章が授与した、いわば国民的デザイナーですね。

彼ら親子はいっつもネイビースーツにTシャツの組み合わせ。息子のチャーリーは足元にワークブーツを合わせるのがお決まり。

男性のケーススタディが続いたので、今度は女性。

「プラダを着た悪魔」のモデルにもなったアメリカの雑誌「vogue」の名物編集長・アナウィンター。彼女はいつもワンピースにボブカットがお決まりのコーディネート。画像で1999~2015年までワンパータンを貫いているのが理解できるはず。

photo by https://f-magazine.com/archives/7720

ワンピースとボブカットというテンプレート(ワンパターン)は守りつつ、バリエーションを出しているのがアナウィンターの着こなしの特徴。

洗い替えが必要な時は、

ほとんど同じだけどちょっと違うだけの服を洗い替えとして揃える

と書きましたが、その好例ともいえるでしょう。

ちなみにトムブラウンのクローゼットには、ズラッとグレーのスーツが20着ほどかかっています。これを「右から順に着ていく」のだそうですね。

photo by https://www.gqjapan.jp/fashion/news/20110331/714

 

これもまた、

全く同じ服を必要着数分揃えたり、ほとんど同じだけどちょっと違うだけの服を洗い替えとして揃える。

の好例と言えますね。

 

彼ら・彼女たちのファッションをだれ一人「いつもおんなじ」「代り映えしない」とは言いません。

だってオシャレですからね。オシャレなら、ワンパターンでも「いつも同じ服だよね(苦笑)」と言われることはありません。

「いつも同じ」「代わり映えしない」。この言葉はいつも同じ服装をしているから、言われているわけではありません。いつもダサい服装をしているから言われる言葉…なのかもしれませんね。

 

個性とは「片寄り」によって生まれる…と私は思います。

いろんなテイストのファッションを着こなすことが出来るというのも素敵ですが、私は上で紹介したファッショニスタたちのように片寄りの強い着こなしの方が、個性を強く感じます。

 

私たち夫婦は、ほぼ毎日黒づくめのファッションです。鶴田夫婦=黒と思ってもらえたらしめたものです。片寄りのあるファッションは印象に残る。印象に残れば「○○なファッション=誰々」といった感じに自分のトレードマークになる。

トレードマークを持っている人ってなんだか素敵じゃないですか(笑)

ワンパターンな着こなしは、あなたのトレードマークになりうる可能性があります。なんだか「ワンパターンなファッションもいいかもな…」と思ってきませんか?

 

ちなみに私の4歳の娘からしてみると僕は「梅味の飴」というのトレードマーク(笑)

我が家には義母が遊びに来るたびに持ってくる飴が大量にストックされているのですが、私が「梅味の飴」ばかり食べていたのが印象に残っているんでしょうね。自宅に梅味の飴があると「これはお父ちゃんの!!」と言って取っておいてくれます。

梅味の飴ばかり食べる。これもまた「片寄り」。片寄りによって、うちの娘は「お父ちゃん=梅味の飴」というトレードマークが出来上がったのでしょう。

 

若干こじつけ感・親バカ感のある例えになっているような、なっていないような我が家のエピソードでした(^-^;

 

バリエに固執ぜずに、まずはしっかりと渾身の1コーディネートを作り上げる。それを着倒す。これが「個性を感じる・自分らしいオシャレ」を獲得する最短ルートと言えるでしょう。

 

今回はここまで。

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