現役ショップスタッフの鶴田です。
「あんまりお金をかけられないんだけど、いい服は着たい。どうやって服を揃えればいいかな?」
「服って何にお金をかけて良いか分からない。逆にあんまりお金をかけなくても良いものもわからない」
「ちょっとでもお得になる服の選び方があるなら、知りたい」
今回はこんな方にオススメの記事です。
本記事では
- 「お金をかけなくても、上質な服が揃えられる賢い服の揃え方」
- 「お金をかけるべき・かけないべき服」
- 「服のコスパを上げる方法」
を解説しています。
年収300万で2児の父。服に使えるお金が限られているキャリア10年超の現役ショップスタッフの私だから語れる「お金をかけずに上質な服を揃える方法」の解説です。
5分ほどで読める内容なので気になる方は読み進めてくださいね。
お金をかけずに良い服を揃えるための大前提
お金をかけずに良い服を揃えるために必要なのは「コスパ」と「購入金額÷使った回数」を意識することにあります。
「コスパ」と「購入金額÷使った回数」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ここでも解説しておくと
- コスパ→金額に対して品質が良いもの
- 購入金額÷使った回数→1回使う辺りの金額を割り出したときに安く感じる
というのがこの2つの概要ですね。
コスパは、払った金額に対して質の高い物が手に入っているわけですからお金はかかっていません。
「購入金額÷使った回数」に関しても、1回使う辺りの金額が安ければ、例え大きな買い物だったとしても長期的に見えればお金はかかっていないわけですね。
ブランド物なら1万円はかかるであろう高級素材も目利きを養えば、2000円で手に入れることが出来ます。これがコスパ。
10万円する靴でも年に100回履くことが出来るデザインを選べば、1回あたり1000円。ちなみに10万の革靴となれば、プラダとかハイブランドの靴のレベルですね。これが1回あたり1000円と考えれば、私は安いと感じますね。
「コスパ」の例も「購入金額÷使った回数」の例もどちらのお金に対して質が良いものが手に入っている。つまりお金がかかっていないことが理解できることでしょう。
それも踏まえつつ、お金をかけずに良い服を手に入れる方法のポイントは5つ。下にまとめましたので読み進めてみてくださいね。
お金をかけるなら常に身に着ける物・常に見える物
タイトルの通りですね。
常に身に着ける物・常に見える物にお金をかけましょう。
常に身に着けるから使用頻度は高い。「購入金額÷使った回数」をした時に1回使う辺りの金額は安くなりますね。しかも常に見えているからオシャレに対する貢献度は非常に高いから、費用対効果が大きいのが理由ですね。
例えば、割とお金をかける傾向が強いのが「財布」。常に持ち歩くから「購入金額÷使った回数」で考えれば、高級品でも1回使う辺りは割安ですが…。お財布ってお会計の時しか使いませんよね。しかもスマホ決済が普及しつつある現代。お財布を出す回数そのものが減りつつあります。
つまりお財布が人に見られる機会は非常に少ない。オシャレに対する貢献時間はとても短いのがお財布なんですね。
お金をかけるべきなのは「常に身に着けて」「常に見える」物です。常に持ち歩くけど、見える時間が短いお財布は、お金をかけるべきではないアイテムです。あくまでお金をかけずに良い服を揃えるという観点から言うとね。
常に身に着けて・常に見える物。
代表格を上げると、例えば眼鏡。

他にはファッションアイテムではありませんが、髪型やヒゲですね。腕のいい美容師さんに切ってもらうとか、性能の良いヒゲシェーバーを買うとか、そういうお金のかけ方ですね。

つまり顔回りにお金をかけるのが賢い、ということですね。
顔って全身で一番目立つアイテムですからね。常に見えるし、髭や髪型はもちろんの事。眼鏡は毎日身につけますからね。「購入金額÷使った回数」的にも、オシャレへの貢献時間を考えてもコスパが良いのです。
ちなみに私は髭バリカンとヒゲシェーバーの2台を駆使してヒゲのお手入れに余念がありません(笑)
眼鏡も素敵だけど、視力の良い私としては伊達メガネは恥ずかしい(^-^;頭痛持ちでもあるから、眼鏡をかけると頭がズキズキしてくるから断念しております。
シンプルな服はお金をかけなくても上質なものが手に入る
お金をかけなくても良いのが「シンプルな服」ですね。
いまの時代、シンプルな服なら高級ブランドと遜色のない素材が格安で手に入るので、お金をかける必要はありません。
万人受けを狙うがゆえにシンプルなデザインではありますが、ユニクロなら高級素材を使った服が格安で手に入りますよ。
例えばメリノウール。メリノウールを使ったスーツならブランド物なら6万円くらい。ニットなら1万円以上はくだらないのがメリノウールを使ったアイテムの相場ですね。
それがユニクロならメリノウールのニットが3000円。セールなら2000円くらいかな。一応、冬物としての取り扱いですが、薄手なので、この時期買っても損はありませんね。

ユニクロのメリノウールニットについてはこちらで詳しく執筆しているので、興味ある方は読んでみてください。

他にも高級ブランドなら1万越えは確実の高級素材を使ったトップスもユニクロなら2000円前後で手に入ってしまいます。
商品名に
- スーピマコットン
- エクストラファインコットン(EFCと略されていることもあります)
と付いていたら、高級素材の目印。高級感を感じる艶感に優れた素材なので、生地感に注目してみてください。「ホントにこの値段なの?」と驚きの高級感を感じることでしょう。
もちろん、余裕があるならシンプルな服でもお金をかけても良いし、高級ブランドと遜色のない素材と言っても格安良品と高級品では細部に違いがあるのも事実。
でもお金をかける順番で言うと、シンプルな服にお金をかけるのはあとでいいかな、と私は思います。
兼用出来る服だけを買う
少しでもいい服を着たい・でもかけられるお金は限られている。
そんな人は兼用出来る服だけ買うようにするのが良いでしょう。
オンオフ兼用とか街着とスポーツウェア兼用とか、2つ以上のTPOで兼用出来る服ですね。
兼用だから使用する頻度が高くて「購入金額÷使った回数」した時に安くなるから、奮発しても元を取れます。
1足10万の革靴でも、カジュアルでも仕事でも使えるデザインで選べば年間100回くらいは使えるわけで、そうすれば「購入金額÷使用回数」で考えれば1回あたりは1000円。上でも言いましたが1足10万の革靴ってプラダとか世界のハイブランドレベルの靴ですよ。

それが1回あたり1000円。しかも高級ブランドって自信とか高揚感を与えてくれる。それも踏まえると1回1000円は安いと私は思います。
「そもそも10万円なんて洋服代に捻出できないよ」
そんな人もいるかと思いますが…。兼用出来る服”だけ”を揃えれば、用途ごとに服を揃える必要がなくなるので、服の数をかなり減らすことが出来ます。
つまり服が減った分、1着に予算を集中することが出来ます。
1足10万円は無理だったとしても服を減らせば、今までだったら「絶対ムリ」と思うくらいの金額を割と簡単に捻出出来てしまうものですよ。
生活必需品のみを買う
服を減らす=1着辺りに奮発出来る環境作りという点では「生活必需品」だけを買う、というのがオススメ。
例えば
- 仕事で必要だからスーツを買う
- 趣味のスポーツで必要だからジャージを買う
- 子供とアスレチックで遊ぶのに必要だから丈夫なパンツ(デニムとか)を買う
といった具合ですね。
ユニクロとかGUとかファストファッションって安いでしょ?だから「これかっけー」とか「トレンドだし、安いから」なんてポンポン買ってしまいがち。
5000円の服を4着買うポンポン買いを辞めれば、4着の服を減らすことが出来るし、1着2万の服を買えるお金の余裕が生まれるわけですよ。
そのポンポン買いたくなる衝動を抑えるというか、ポンポン買いをストップさせるための考え方が「生活必需品だけを買う」なんです。
「これかっけーな~」と思ったら自分に問いかけるわけです。「この服って生活するために必要?」って。
そうすると高い確率で、「アッ…これ要らない」とブレーキをかけることが出来ます。大抵の服の買い物って生活必需品ではなくて、「トレンド」と「手持ちのバリエを増やす」とか装飾品として買うことがほとんどですからね。
一番、最近に買った服の事を思い出してみてください。生活必需品というよりは、装飾品として買っている方がほとんどだと思います。
買おうとしているモノが生活必需品かどうか、これを意識するだけで服をかなり減らせる=1着辺りに奮発出来る環境を作れますよ。
ミニマリストはコスパ最高
お金をかけずに質の良いものを着たいなら、ミニマリストになることをおすすめします。
ミニマリストってコスパが良いんですよ。
ミニマリストは手持ちの服が少ない。となれば当然1着当たりの使用頻度はかなりの物。「購入金額÷使った回数」をした時の1回あたりの金額はかなり割安になります。しかも物が少ないから1着辺りに奮発することが出来る。
私なんて最もな例ですね。ショップスタッフの給料って安いんですよ。年収は300万円台。加えて子供が二人いる家庭ですから、そこまで洋服にお金をかけられるわけでもない。
にもかかわらず、私は3万のシャツや6万の革靴・8万の腕時計を持っています。しかも社員割引が適用されない社外品で所有しているのは、ミニマリストだから。
私の手持ちの服ってこれ位ですからね。
ミニマリストのクローゼットー鶴田編
・スーツ×1着
・ブルゾン×1着
・コート×1着
・シャツ×1着
・ニット×2着
・ジャージ×1着
・デニム×1着
・Tシャツ×4着
私服オッケーの職場。休日は子供と過ごすのがメインみたいな私のような生活スタイルならこれで十分。洋服を大量に買っていた頃の自分に教えたい😌— 現役ショップスタッフ鶴田@一ヶ月でツイッターフォロワー2000人増加 (@hijtsuruhaji) February 19, 2020
ミニマリストのクローゼットー小物編
・ネクタイ×1点
・サングラス×1点
・革靴×3点(1つ断捨離予定)
・スニーカー×2点(1つ断捨離予定)
・ストール×1点
・ソックス×4点
靴が若干多め。靴は奮発したい派だから、もう少し減らして1点当たりを豪華にしたいな。革靴に凝っていた頃の自分に伝えたい😌— 現役ショップスタッフ鶴田@一ヶ月でツイッターフォロワー2000人増加 (@hijtsuruhaji) February 19, 2020
洋服屋としてはメチャメチャ少ないのはもちろん、一般的な成人男性と比べても相当少ないんじゃないでしょうか?これ位まで服を減らせとは言いませんが、今よりも服を減らせば、お金をかけなくても・今と同じくらいの服飾費でも、今よりも上質な服を揃えることが出来るでしょう。
ミニマリストの服選びに関しては、こちらでも執筆していますので興味ある方は目を通してみてくださいね。

今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。
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装いは生きざまが表れます。
つまりファッションは人生そのものです。装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
おひとりお一人、それぞれに美しさがあります。
美しさとは、人と比べずご自身を良く知ること。そしてありのままの自分を受け入れて大切にすることだと考えます。
お客様の声150件を超えるファッションコンサルタント鶴田が、お客さまの魅力や個性を分析し、お好みやライフスタイルに合わせつつ、その方だけの美しさを表現する装いのサポートがさせていただきます。
型にとらわれず、ありのままの美しさを大切にしたい―
これをモットーに、誠心誠意お伝えさせていただきます。