「服を捨てるタイミングってどのタイミングなのかな?」
「服がたくさん合って処分したいんだけど、どれを処分していいか分からない」
「服を厳選するとどんなメリットがあるのかな?」
今回はこんな疑問に答えます。
- 服の捨て時3つのポイントを解説
- 捨て時の服を捨てるメリットを100着以上の服を処分したミニマリストが語る
本記事を執筆しているのは現役ショップスタッフの鶴田です。
100着以上の服を15着まで断捨離したミニマリストでもあります。
ミニマリストである証明として、15着の服を使った着回しの日々をインスタグラムにアップしています。
服を大量に処分した洋服屋が語る断捨離テクニックの解説回です。
服がありすぎて困っている、そんな方は必見です。
服の捨て時3つのポイント【100着以上の服を処分した洋服屋が解説】

服の捨て時は3つあります。
妻のツイッターでも解説していますのがこの3つですね。
- 物の寿命が尽きた服
- 流行の寿命が尽きた服
- 気持ちの寿命が尽きた服
服を手放す基準が分からない。というご相談をよく耳にします。
手放す基準は、『服の寿命』です。
『服の寿命』について
①物の寿命(生地が破れた、よれよれ、くたくた、色落ちなど)
②流行の寿命(流行遅れ)
③気持ちの寿命(飽きた、情熱の欠如、気分があがらない)#ミニマリスト #断捨離— 鶴田ジュンコ@ファッションは生きざま (@J_TSURUTA) March 14, 2020
寿命が尽きた服は物理的に着ることが出来なかったり、着ることが出来ても、オシャレに見られなかったり、着ても気分が良くなりませんからね。
私たち夫婦はこの3つを過ぎた服を処分していますが、この方法だと迷いなく、後悔せずに服を処分することが出来ます。
下で3つの寿命について詳しく解説します。
ポイント①モノとしての寿命が尽きてしまっている服
物の寿命が尽きた時は服の捨て時ですね。
物の寿命というのは
- 生地が破れた
- よれよれ・くたくた
- 色落ち
といった感じですね。
こんな状態になってしまうと、どうしてもチープに見えてしまったり、清潔感も損ねてしまいがち。
処分するのが良いでしょう。
モノの寿命の具体的な目安を挙げると
- Tシャツ→襟元がヨレてしまっている
- シャツ→襟裏の黄ばみが取れない
- セーター→穴あき
- パンツ→膝が出ている
- コート→色褪せ・型崩れ
- ダウン→ボリュームが減っている
- スーツ→生地が擦り切れて薄くなっている・型崩れ
こんな状態になっている服が「モノとしての寿命」が尽きてしまっている目安ですね。
他にも「体型が変わって着られない」なんてのもそうですね。
服は着てなんぼですからね。
着られない時点でモノとしての機能は果たしていません。
この辺を処分・着ないだけで、着こなしのチープ感が払しょくすることが出来ます。
モノとしての寿命が尽きてしまっている服は捨て時です。
ポイント②トレンドを過ぎてしまった服
トレンドが過ぎてしまった服つまり流行の寿命を過ぎてしまった服は処分しましょう。
「何をおしゃれに感じるか?」というのは普遍的な感覚ではなく、変動するものです。
80年代に流行った肩パットがパンパンにつまったスーツを、今見てもオシャレに感じないでしょ?

でも、当時はコレが最高にかっこよかったからトレンドになったわけです。
トレンドとはそういうものです。
トレンドを過ぎてしまった服は、「おしゃれに見えにくい服」です。
おしゃれに見せにくいので、処分を検討しましょう。
「流行が変わるたびに買い替えなきゃいけないから、大変だよ」
去年流行った服を捨てましょう、という話ではなく…。
流行って少しずつ変わるもので、いきなり「明日から○○がトレンドで、今まで流行っていた△△はダサくなりま~す」なんてことはありません。
今のトレンドはビックシルエットですが、いきなり流行ったわけではないでしょ?
海外コレクションで見かけるようになって→セレクトショップで見かけるようになって→ファストファッションで見かけるようになって→友達が着ているのを見かけるようになって、自分も着る
というサイクルを数年かけて一般に浸透するのが、トレンドです。
最新トレンドだけを追うなら、毎シーズンごとに服を買い替えるのもアリですが、さすがにそれはシンドイ。
個人的には、最新トレンドも取り入れつつ過去3年位までの服を組み合わせる位が、オシャレ的にも経済的にリアルかな~、と思っています。
”昔流行って、今ではもう見かけなくなった服”くらいを目安に処分するのがおすすめですね。
ポイント③気持ちが冷めてしまった服
お気に入りだった服だったんだけど、最近は着ても気分が上がらない。
そんな気持ちが冷めてしまった服も処分しましょう。
着た時の高揚感はオシャレの醍醐味です。気乗りしない服を着てもテンションが上がりませんからね。無理してきてもしょうがない。
「気持ちの寿命」が本記事で上げた3つの寿命の内、一番短いことが多い。
耐久性とかトレンドがどれくらい続くか気にする人も多いですが、それよりも「気持ちの寿命」が尽きるのが一番早いのだから、耐久性やトレンドの長さはあんまり気にしないでもいいんじゃないかな?
私は「気持ちの寿命」は尽きる前に、デリケートな生地だろうが何だろうがガシガシ着ちゃいますね。
理由は2つ
- 気持ちの熱いうちに着ると気分が良い
- 「購入金額÷使った回数」で考えると、もったいぶらずガシガシ着ないと元が取れない
というのが理由ですね。
「確かに熱は冷めてしまっているんだけど、最近買ったばかりだし、高かったから処分するのはちょっと…」
最近買ったのであれば、メリカリなどで次のオーナーさんへお譲りするのはどうでしょう?
最近買った高価な服であれば、個人的な熱は冷めていたとしても市場価格はさほど下がってないはず。
パパッと売り払ってしまった方が、次の1着の軍資金になりますよ。
それを元手に新しい服を手に入れたほうが、着た時の気分は上がるはず。
私も処分した100着の服の内、大半は業者に買い取ってもらう形をとったので、10万近くの軍資金になりました。それでハイブランドの革靴を買ったんだっけな?
着ない服なんて持っていてもしょうがないですからね。
気持ちの寿命が切れた服は新しくても、高くても思い切って手放してしまいましょう。
余計な服を処分するメリット【100着以上の服を処分した洋服屋が語る】

服が少ないと超ラクです。
理由は服選びに悩む時間が少なくなったり、お手入れの手間が少なくなる。これに尽きます。
私の場合、朝は二人の子供の登園・登校の準備をしつつ、自分の身支度もしなければいけないので朝は大忙し…のはずですが。
服が少ないと、コーデのバリエーションも少なくなります。
コーディネートのバリエが少なければ、迷う時間も自然と短くなります。
おかげで朝は比較的ゆっくりと朝ごはんを食べたり、家族で談笑したり、ブログやツイッターをいじったりと比較的ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ています。
お手入れに関しても、私は自分の服のお手入れは自分でしています。
アイロンをかけたり、ブラシをかけたり、といった具合ですね。
アイロンかけが必要なタイプのシャツは1着しか持っていないので、アイロンの手間も少なくストレスを感じません。
服を少なくすると、服にかける「選ぶ」・「手入れする」時間を大幅に短くできて有意義に時間を使えますよ。
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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