ミニマリストの洋服屋の鶴田です。
こんな悩みや疑問はありませんか?
- 服が少なくても、オシャレをしたい
- ミニマリストなんだけど、コーデってどうしたらいいのかな?
- 難しいのはイヤだから簡単にオシャレになれる方法があるのなら知りたい
今回はそんなあなたに向けた記事です。
本記事では
- 少ない服でもオシャレが出来るコーデのコツ
- ミニマリスト向けコーディネート術
- 手っ取り早くオシャレになるコツ
を解説します。
この記事を書いている私は1年間を14着の服でやり繰りするミニマリストで、キャリア12年の現役ショップスタッフです。ミニマリストかつファッションのプロだからこそ語ることが出来る「少ない服でのオシャレ術」講座です。
少ない服でもオシャレが出来るコーディネートの方法
少ない服でオシャレをするなら仕事服をカジュアル兼用しましょう。
理由は2つ。
- 簡単にオシャレな印象を作りやすいから
- 仕事とカジュアルで兼用出来るから服が少なくて済む
②に関しては読んで字の如くですが、①はちょっと解説が必要だと思うので少し深堀します。
仕事着≒スーツです。スーツは男性が最もオシャレに見える服。女性に「男性の好きな服装は?」と聞けば大抵「スーツ」と返ってきます。
それにキメのデートやパーティ等、「ここ一番」の時ってスーツやそれに近しい恰好をするでしょ?
これはスーツが一番かっこいいという事を、心理的に理解しているからこそ。そんなスーツ…正確に言うとスーツスタイル・スーツコーディネートは男性を最も素敵に見せるコーディネートなんです。

スーツスタイルに使われているのは
- コート
- スーツ(共生地のジャケット&スラックス)
- ドレスシャツ
- ネクタイ
- ニット(ウォームビズ)
- 革靴
の計6アイテム。
スーツスタイルは「男性が最も素敵に見える服装」だから、この6アイテムを一部でも良いから着こなしに取り入れることが出来れば、いつもよりも数段オシャレな印象を作ることが出来ます。
例えば、ショートパンツにドレスシャツ(=ワイシャツ)。ふつうは半袖Tシャツを合わせがちですが、どうしても部屋着っぽくなってしまがち。ドレスシャツを合わせると大人っぽい印象に仕上がります。
部屋着・スポーツウェアの代表格であるスウェットパンツも、ウォームビズで着るようなキメの細かいハイゲージニットと、スーツに合わせるようなローファー(=革靴)を合わせると部屋着っぽさ・スポーツウェアっぽさを払拭できます。
というような解説をすると、「スーツをカジュアルに使うなんて変だよ」なんて意見がありそうですね。
実は最近では、カジュアルでも使いやすいようにシルエットを少しだけカジュアルにして、「オンもオフも兼用しやすいように作られたスーツ」というのが市場には多く出回っています。
GUで販売されている8000円のセットアップもそれですね。

伝統的なガチガチなドレッシーなスーツをカジュアル使いするのはちょっと難易度が高いですが、初めからオンオフ兼用を前提に作られたスーツはオンとオフで着回ししやすいし、違和感もありませんよ。
少ない服でオシャレをするなら、仕事着≒スーツスタイルに使われるアイテムをオンとオフで兼用しましょう。
私が愛用するオンオフ兼用ウェアはこちらの記事で解説しています。
ミニマリストのコーディネート術はカジュアルウェアとオンオフ兼用ウェアを5:5にする
スーツスタイルに使われるアイテムをオンオフ兼用しましょう、というのはアイテム単位の話。
オシャレは「服単体」と「コーディネート」の2軸で構成されています。ここからはコーディネートの話。
スーツスタイルに使われるアイテムをカジュアルシーンで使う際は、コーディネートで使うアイテムの割合を半分カジュアル&半分仕事着にすると良いでしょう。
カジュアルアイテムが多いとオシャレじゃないとは言いませんが、「男性が一番素敵に見える服装」であるスーツスタイルの力を引用出来ない。オシャレに見せる上での難易度がちょっと上がってしまいます。
逆に仕事着の割合が高いと「仕事帰り」に見えてしまいます。
コーディネートの際はカジュアルウェアが半分、オンオフ兼用の仕事着が半分くらいの割合でコーディネートすると、簡単にオシャレに見せることが出来つつ、仕事帰りにも見えません。
例えば、こちらのコーディネート。
使っているアイテムは
- ブルゾン
- ハイゲージニット
- スキニーデニム
- 革靴
の4アイテム。これをカジュアルウェアとオンオフ兼用ウェアに分けてみると…。
カジュアルウェアが
- ブルゾン
- スキニー
の2点。
オンオフ兼用ウェアが
- ニット→ウォームビズの時に使うから、オンオフ兼用ウェア
- 革靴→マネするなら黒い革靴でもオッケー
の2点。
ネッ?ちゃんと5:5の割合になっているでしょ?
ちなみに季節によってはトータルで着ている服の数が3着とか5着の時。つまり5:5に割り切れない奇数の時は、TPO次第ですがオンオフ兼用ウェアを多めにした方がベターですね。
スーツスタイル=オンオフ兼用ウェアを多めに使ったほうが、欧米人と比べて胴長短足&童顔である日本人特有の子供っぽさを払拭することが出来ます。
とはいえ、TPO次第。ラフなTPOの時はカジュアルウェアを1点だけ多めに、おめかしの時はオンオフ兼用ウェアを1点多くする、といった感じに調整するのが良いですね。
「なんだか難しそう」
そんな方は下の項目で簡単な方法を解説しますので、少々お待ちを。
とはいえ、下の方法もTPOによっては万能ではないので、「下で解説する方法が使えないとき用」の補足程度でもいいので、本項目の内容も頭に入れておいていただくと良いと思います。
まずは手元にオンオフ兼用出来るアイテムを増やす。それをオフシーンで使う時はカジュアル:オンオフ兼用ウェアの比率を5:5にすると良いでしょう。
手っ取り早くオシャレになるにはセットアップ
さて、お待ちかねの手っ取り早くオシャレになる方法ですね。これは「セットアップ」に限ります。
セットアップは「男性が最も素敵に見えるスーツそのもの」です。これを着ておけばありません。コーディネートもインナーや靴をTPOに合わせて組み替えればいいだけで簡単。
これ以上に「手っ取り早くオシャレになれる方法」はキャリア12年の現役ショップスタッフの私でも思い浮かびません。
実際、私のインスタもセットアップスタイルのコーデが一番「いいね」が多いんですよ。
セットアップのコーデはとっても簡単。
カジュアルシーンだったら、インナーをカットソー、靴をスニーカーつまりセットアップ以外をカジュアルウェアで固めるだけ。
キメのデートなどカッチリ目のカジュアルで着るなら、上のコーデの足もとだけ革靴にして少しドレッシーに。
別パターンとして、足元はスニーカーのまま、インナーをポロシャツにして少しドレッシーにするというのも一つですね。襟がついている分、カットソーよりもポロシャツの方がドレッシーなのです。
ビジネスシーンになれば、インナーもシャツにしてさらにドレッシーに。つまりインナーも足元もドレッシーにすればいいわけです。
ここまでのセットアップのコーデ法まとめると、
- カジュアルシーン→インナーも靴もカジュアル
- キチンとカジュアル→インナーか靴のどっちかをカジュアル。どちらかをドレッシー
- ビジネス→インナーと靴の両方をドレッシー
にコーデするだけ。
これならかなり簡単なはず。
手っ取り早くオシャレをするなら、セットアップが最良の方法ですよ。
まとめ
- オンオフ兼用の服を揃えよう
- オンオフ兼用の服をオフシーンで使う時はカジュアルウェアとオンオフ兼用ウェアの比率を5:5にする
- 手っ取り早くオシャレになるならセットアップ
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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