ミニマリストの現役ショップスタッフの鶴田です。
今回は
- ミニマリストってスーツを何着くらいでやり繰りしているのかな
- 仕事は毎日スーツなんだけど、スーツって高いし、メンテナンスも面倒だからあんまり持ちたくない。必要最低限の着数が知りたい
- 着数だけじゃなくて、どんなスーツを何着そろえればいいのか知りたい
そんな方にオススメの記事です。
本記事では
- 時々しかスーツを着ない人の最低着数
- 毎日スーツを着るサラリーマンが持つべき最低着数
- ミニマリストが持つべきスーツの色や柄
を解説します。
年間を15着の服のみでやり繰りするミニマリストの現役ショップスタッフが解説する「ミニマリストが持つべきスーツの着数」の回です。
時々しかスーツを着ないミニマリストは1着で十分
ミニマリストの私は1着しかスーツを持っていません。私のような「スーツは時々着るだけ」みたいな人は1着で十分ですね。
私の勤めるショップはスーツもカジュアルも扱う複合ショップ。なのでスーツは必須なのですが、着るのは週2回程度。
これ位の頻度だったら、同じスーツを全く同じコーデで着ても「いつも同じスーツを着ている」とも思われない。選び方さえ間違わなければ、プライベートのイベントごとも含め、1着で大抵のTPOは切り抜けることが出来ます。だから時々スーツを着る人は1着持てば十分なんです。
おすすめは黒無地のスーツですね。これ1着だけあれば、冠婚葬祭と「仕事で今日だけはスーツ」というオケージョンも1着で乗り切ることが出来ます。
これは職場でのスーツスタイリング。柄物のネクタイとモノトーンのコンビシューズを合わせることで黒無地特有の礼服感を払拭しています。
他にも柄物・色物のシャツやネクタイを合わせる等、礼服とは異なるコーディネートをすることで黒無地スーツでも礼服感を払拭し、ビジネスシーンでも使うことが出来ます。

冠婚葬祭などで礼服として使う時は、白シャツに黒ネクタイやシルバーグレー系のネクタイを合わせれば、当然オッケー。
「黒無地のスーツを仕事で着るのは変だ」
そもそも人間の色を見分ける力って結構いい加減なんです。
黒スーツを接客すれば「これってチャコール?」
濃紺のスーツを接客しても「これって黒?」
チャコールグレーのスーツを接客しても「これって少し青みがかってるよね?」
という質問を頂くことはしょっちゅう。色って案外見分けがつかないものです。
プロである私ですから、電車で隣の席に座っている男性のスーツの色が「濃紺なのか?黒なのか?」なんて、良~く見ないと判別できないものです。
いかにも「礼服」的なコーディネートをしないかぎりは、意外と黒無地のスーツを着ていても「なんで礼服着ているの?」なんて思われることはありません。
とはいえ心配になる気持ちも理解できるので、少し明るめの墨黒の無地スーツを揃えることをおすすめします。

礼服は漆黒の暗い黒であることがほとんどなので、明るい黒を選ぶことでスーツ単体の礼服感を弱めることが出来ます。明るくても黒であることに変わりありませんから礼服としても着用する事は出来ますのでご安心を。
スーツは時々しか着ない人は少し明るめの黒無地スーツを1着だけ持ちましょう。これだけで、冠婚葬祭・ビジネスなど幅広いTPOに対応することが出来ます。
毎日スーツを着るミニマリストはスーツを2着揃えよう
毎日スーツを着る人もミニマリストを目指すなら、2着あれば十分。
2着を交互に着れば、「いつも同じスーツを着ている」とも思われないし、上下を組み替えればオフィスカジュアルにも対応出来るというのが理由ですね。
最近って夏場はクールビズでスーツを着なくなることがほとんどなのですが、いざという時はジャケットは必須。とはいえ、スーツを着てしまうと「ちょっとやりすぎ感」が出てしまうのが、昨今のクールビズ事情。
スーツが2着あれば、クールビズ用のジャケットもスラックスも不要です。
例えば、グレーのスーツと黒のスーツの2着を持っていれば、スーツが必要なビジネスシーンはもちろんの事。スーツ未満のカッチリさが求められるオフィスカジュアルにも対応できます。
まずはスーツとして着用。この2着を交互に着れば、「いつも同じスーツ」と思われることはないでしょう。
上下を組み替えて着用すれば、あっという間にオフィスカジュアル対応のジャケパンスタイルに早変わり。
「2着で済むのは助かるけど、3着持っていたほうが長持ちするって聞いたよ…」
スーツは生地が湿った時の状態でこすれると、毛玉や擦り切れの原因となりやすいのです。この「湿り」の原因になるのが着用時の汗。
この汗が自然に乾くのに要する時間は、着用時間の約3倍。12時間、着用すれば、汗が乾くのに必要な時間は36時間。約2日ですね。
この間、そのスーツは着られないので他に2着のスーツが必要なわけです。これが「スーツは3着あると長持ちする」の理由です。
でもこれってあくまで「ウールのスーツを長持ち」させるなら、の話。
最近は見た目はウールのスーツにそっくりな化学繊維で出来たスーツなんてものもあります。化学繊維のスーツはウールのスーツよりもはるかに丈夫。2着もあれば十分なのです。guのスーツなんて良質な化繊のスーツの代表格ですね。

ウールのスーツにしても、長持ちさせたところで、気持ち的にそのスーツに飽きてしまっていることがほとんど。飽きた服を惰性で着るのは気分も上がらない。服の魅力は色々ありますが、着た時に気分が上がるというのも大きな魅力。
気分が上がらない服を着るのは、大きな機会損失です。飽きる前に、着たら気分が上がるうちに着倒すなら2着くらいで十分なのです。
この辺の話題は服の捨て時について解説した、こちらの記事で詳しく執筆しています。

耐久性(化繊を使ったスーツの場合)の面でも、スーツへの気持ちの熱的な面でも、毎日スーツを着るサラリーマンのミニマリストのスーツは2着で十分なのです。
ミニマリストが揃えるべきスーツの色と柄を解説
ミニマリストは柄物&無地の2着。もしくは色の違いが大きい無地を2着そろえるのがオススメ。
理由は2つ。
- 2着の見た目の違いが大きいから「いつも同じスーツを着ている」感を感じさせない
- 上下を組み替えるとジャケパンスタイルになってオフィスカジュアルでも使える
この2つですね。
理由①は読んで字のごとくですが、②については詳しく解説する必要がありそうですね。
ジャケパンスタイルって上下の生地の色なり、柄なりの違いが大きくないと遠目に見た時に「スーツっぽく」見えてしまいます。下の着こなしは紺のジャケットに黒のスラックスを合わせてスタイルですが、パッと見るとスーツに見えるでしょ?カッコいいけど、ジャケパンスタイルかっていうと、ちょっとスーツライクになってしまうものです。

適度にカジュアルさが必要なオフィスカジュアルでは、スーツっぽく見えてしまうと堅すぎてしまう。ちゃんと「ジャケパンスタイルですよ~」というのをわかりやすく表現するためには上下の生地の違いがはっきり分かる方が良いのです。
明るいグレースーツと黒のスーツの2着を持っておけば、上下の生地の色の明るさの違いがはっきりしているので、スーツライクにならず「ジャケパン」感を演出することが出来ます。
他にも無地のスーツとチェックのスーツの2着や、無地とストライプのスーツの2着の組み合わせも上下を組み替えるとスーツライクに見えない、ジャケパンスタイルを作ることが出来ます。

色や柄が大きく異なる2着を持つとオフィスカジュアルにも対応しやすいのです。
まとめ
- 時々しかスーツを着ない人は黒無地スーツだけで十分
- 毎日仕事で着る人は2着
- 2着そろえる場合は柄物×無地、もしくは色の違いが大きい無地を2着そろえるのが汎用性が高い
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。

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