オアシスのファッションをもっと知りたい!オアシスのファッションってかっこいいよね。自分もマネしたいから、取り入れるコツを教えてくださいな。
いつもはファッション×ミニマリストについて扱っている、当サイト(ツルタズドットコム)ですが、今回はいつもと趣向を変えて、ファッション×音楽的な、こんな疑問に答えます。
最後にファッション×音楽×ミニマリストの話題も取り上げるので、いつもご愛顧いただいている方も楽しめるかと思います。
- オアシスのファッションに詳しくなれる
- なぜオアシスのファッションはカッコいいのか?その理由とは?
- オアシスのファッションをオシャレに取り入れるコツ
本記事を執筆しているのは、現役ショップスタッフの鶴田です。
高校生の時に流行っていたコンピレーションアルバムの中の「Don’t Look Back In Anger」を聞いてから、oasisにどっぷりハマったファン歴20年のオアシスファンでもあります。
オアシスのファン歴20年・キャリア12年のショップスタッフだからこそ語れる「oasisのファッション」の回です。
「オアシスのファッションがもっと知りたい!」そんな方は必見の回です。
英国ロックバンド「オアシス」のファッションをファン歴20年の洋服屋が大解剖

何度かメンバーチェンジを重ねているオアシスですが、
- メインボーカル&弟のリアム・ギャラガー(Liam Gallagher)
- メインソングライター・リードギター・ヴォーカル&兄のノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)
のギャラガー兄弟の着こなしを押さえれば十分です。
音楽面での貢献はもちろんの事、ビジュアル面での貢献もオアシスではダントツにこの二人が高いから、ですね。
もちろん、後期メンバーのゲムやアンディーの加入でノエルのソングライティング面の負担は小さくなったのは事実なのですが、やっぱりオアシス≒ギャラガー兄弟なのは事実なわけで…。
ギャラガー兄弟以外のメンバーの方のファンはすいません(^-^;
以下でリアムとノエルのファッションを深掘りして解説します。
リアム・ギャラガーのファッションの特徴

リアムの服装の特徴は、間違いなくモッズコート。
この動画の9:27のところでも、「男が持つべき1着はパーカー(モッズコートの事)」と断言しているくらいリアムを象徴するアイテムですね。
どれくらい象徴的かって言うと、日本の真夏の屋外ライブでもモッズコートを着ているくらい。
真夏のモッズコートスタイルは、本人いわく「スゲー暑いよ」だそうです(笑)
もう一つ、リアムを象徴するアイテムとして挙げられるのが「サングラス」ですね。
とりわけリアムが敬愛してやまない「ジョンレノン」に影響を受けたラウンド型のサングラス姿が個人的には印象的ですね。

極論すると、
- モッズコート
- ラウンド型のサングラス
これをやるだけで、「リアムギャラガースタイル」の出来上がりと言ってしまっても良いでしょう。

ノエル・ギャラガーのファッションの特徴
かなりテンプレート化しているリアムのファッションと比べると、これといったお決まりスタイルを持たないのが、ノエル・ギャラガー。
しいてあげるなら、丈の短いブルゾンを多用しているのが特徴ですね。

リアムが身長178センチなのに対して、ノエルは英国人としては小柄な170センチ。

小柄な人はロング丈が似合わない、ってわけではありませんが、丈が短いほうが「着られている感」がないのも事実。
その辺の事情もあるのか、単なる好みなのかは分かりませんが、ノエルが丈の短いブルゾンを好んで着用しています。
それで、丈の短いブルゾンを上までキッチリ閉めて着るのがノエルのブルゾンの着こなしの大きな特徴。

前を開けている時は、細めのストールを加える着こなしも散見されます。

幅の細いストールをチョイスする辺り、彼が愛する60~70年代のミュージシャンの影響、とりわけローリングストーンズのキース・リチャーズからの影響を感じさせますね。

弟のリアム同様ノエルもサングラス好き。
リアムと違いスクエア型のサングラスを愛用しているのがリアムとの違いですかね。

リアムと同様に極論しちゃうと、
- スクエア型のサングラスをかける
- 短丈のブルゾンを着る
- ブルゾンの前は全部閉める
- 前を開ける時は細めのストールを合わせる
これだけでかなりノエルっぽい着こなしにすることが出来るでしょう。

なぜオアシスのファッションはカッコいいのか?その理由とは?
ロックスターならではのラフさにスーツの国「イギリス」ならではの品良さが同居しているのがオアシスのファッションのカッコよさの秘訣です。
ラフなカジュアルウェアを適度にキチンと着ることで、洗練された雰囲気を着こなしに取り入れているのです。
オシャレに見せるコツは適度に「ドレッシーさ」を入れることです。
ドレッシーさの塊である「スーツスタイル」が、女性から見た「男性が一番かっこよく見えるファッション」に挙げられることからも、ドレッシー=オシャレの図式は理解できるはず。

かと言ってカジュアルシーンでスーツを着たら、「仕事帰り」にしか見えないワケで…。
なので、カジュアルファッションの中に「ドレッシーさ」を取り入れるのが大切。
スーツ発祥の地であるギャラガー兄弟は、意識的なのか無意識なのかは分かりませんが、着こなしにしっかりと「ドレッシーさ」を取り入れています。
それは「アウターの前をしっかり閉じている」ことに現れています。
シャツが代表的ですが、キチンと服を着る時って前を全部閉じますよね。
だから、アウターの前を閉じる=ドレッシーなのです。
で、アウターの前を閉じると具体的にどんな効果があるのか?
リアムとノエルのケースに分けて解説します。
リアム・ギャラガーの場合

上で解説した通り、リアムはモッズコートの前をしっかり上まで留めています。
モッズコートの場合、フロントを全部閉めるとフードのボリュームが際立ちます。
するとフードのボリュームとの対比効果で顔が小さく見えます。つまりスタイルが良く見える。
家にある適当なパーカーで試してみてください。
前を開けた状態よりも、前を閉めて状態の方がパーカーのボリュームが強調され、顔が小さく見えていることに気づくはず。
フード付きのアウターの場合、前を閉じると着こなしに「ドレッシーさ」が足されるだけではなく、小顔効果も得ることが出来るのです。
ノエル・ギャラガーの場合

ノエルもアウターの前を全部閉じていますね。
とりわけGジャンや上の画像なブルゾンなど襟付きのブルゾンの場合に「前を全部閉じる」着こなしを多用しています。

こういう襟付きのブルゾンの前を上までしっかり閉じると、まるでドレスシャツのような襟に見えませんか?

ドレスシャツつまりスーツスタイルに用いるシャツ=ドレッシーです。
モッズコートと比べて小顔効果はないものの、襟付きのブルゾンの前をしっかり閉じることで着こなしに強いドレス要素を取り入れて、洗練さを演出しているのが、ノエルのファッションのカッコよさの秘訣と言えるでしょう。
オアシスのファッションをオシャレに取り入れるコツ

オアシスのファッションをオシャレに取り入れるのならば、モッズコートと短丈ブルゾンに細身のパンツを合わせましょう。
なぜモッズコート・短丈ブルゾンなのか?
なぜ細身のパンツなのか?
以下で詳しく解説します。
なぜモッズコートと短丈のブルゾンなのか?
モッズコートと短丈ブルゾンは上で解説したようにリアム・ノエルを象徴するアイテムです。
それと同時に、ミニマリストである私がミニマリスト目線でもオススメ出来るアイテムというのが理由。
ミニマリストって少ない服で生活をするから、いろいろなTPOで使えたり、季節に左右されにくい「長く・たくさん着られる服」を愛用します。
モッズコートも短丈ブルゾンも、季節に左右されにくく長く使えるアイテムです。
ファン的には、愛するバンドの象徴的なアイテムを長く着られるっていうのも魅力ですからね。
例えば、モッズコート。
モッズコートは取り外し可能なライナーがついていることがほとんど。

ライナーを付ければ冬。外せば春・秋と夏以外の3シーズン着用する事が出来ます。
加えて、緩めの職場なら、スーツの上にコートとして着ることも可能。つまりオンオフ兼用で着用する事が出来ます。

オンオフ兼用でしかも3シーズン着られて、しかも自分の愛するバンドの象徴的なアイテム。
これほどコスパの良いアイテムは他にはないでしょう。
短丈のブルゾンも仕事でこそ、着られませんが3シーズン着用する事が出来ます。
春・秋はアウターとして使うのはもちろんの事、冬にはコートのインナーとして着ることが出来ます。

ブルゾンをインナーに使うなんて変だよ、なんて思うかもですが、実はオシャレの国イタリアやフランスでは結構な当たり前のテクニック。
それにビジネスシーンではジャケットの上にコートを着ますよね?
ジャケットの上にコートはアリなのに、ブルゾンの上にコートは変なんてのもおかしな話なわけで。
短丈のブルゾンも3シーズン着用出来る、oasisファンにとってはコスパ優秀なファンアイテムと言えるでしょう。
なぜ細身のパンツなのか?
答えは簡単。
モッズコートに合わせても、短丈ブルゾンに合わせてもオシャレなシルエットバランスに整うからです。
服にはオシャレに見える全身のシルエットバランスというのもが3つありまして、
- Yライン→トップスが長いor大きい&パンツが細い
- Iライン→トップスが短いor小さい&パンツが細い
- Aライン→トップスが短いor小さい&パンツが太い
この3つですね。
丈が長いトップスであるモッズコートにも、短丈のブルゾンにも合うアイテムとなると…。
そう。細身のパンツのなのです。
モッズコートに細身のパンツを合わせれば、Yシルエットに。

短丈ブルゾンに細身のパンツを合わせれば、Iラインになります。

そんな人にはテーパードパンツがおすすめ。
太ももには太りがあって裾に行くにしたがって細くなるシルエットなので、足が太い方にも履ける細身のパンツです。

リアムとノエルの象徴的なアイテムなアイテムであるモッズコートと短丈ブルゾンには細身のパンツを合わせましょう。
- リアムを気取るならモッズコート
- ノエルを気取るなら短丈ブルゾン
- アウターの前を全部閉じるのがオアシスのカッコよさのポイント
- モッズコートも短丈ブルゾンも長く・たくさん着られてコスパが良い
- 細身のパンツを合わせるのがオシャレのコツ
今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。

装いは生きざまが表れます。
つまりファッションは人生そのものです。装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
おひとりお一人、それぞれに美しさがあります。
美しさとは、人と比べずご自身を良く知ること。そしてありのままの自分を受け入れて大切にすることだと考えます。
お客様の声150件を超えるファッションコンサルタント鶴田が、お客さまの魅力や個性を分析し、お好みやライフスタイルに合わせつつ、その方だけの美しさを表現する装いのサポートがさせていただきます。
型にとらわれず、ありのままの美しさを大切にしたい―
これをモットーに、誠心誠意お伝えさせていただきます。