ミニマリスト×スタイリスト・鶴田ジュンコです。
わたしは、
- 骨格診断
- パーソナルカラー診断
- ファッションテイスト診断
3つを用いた独自のメソッドで、個人向け診断サービス「パーソナルスタイル診断」をしています。
2018年からオンラインで骨格診断をしており、その数は100名を超えました。
骨格診断は画像でも分かります。
今回の記事はこんな疑問にお答えします。
骨格診断ってよくわからない
骨格タイプはわかったけど、本に書いてある通りにやってもうまくいかない
骨格診断を取り入れるコツがあれば知りたいな
これまでの骨格診断の情報ではよく分からなかったという方へ、骨格診断が簡単に理解できるポイントを2つに要約しました。
すぐに読める内容ですので、ぜひお読みください。
自分にあった【素材】と【重心(の位置)】を押さえる
ミニマリストでスタイリストのわたしが、画像による診断・研究データを元に骨格診断の「肝」をお伝えする回です。
骨格診断がよくわからない!押さえるポイントは【素材】と【重心】

ちなみに、骨格診断の協会は大きく分けて3つあります。
- 骨格診断アナリスト協会・・・イメージコンサルタント養成スクールのICBが主宰する協会
- 骨格スタイル協会・・・骨格スタイル分析認定講座を主宰している協会
- 骨格診断PLUSファッション分析協会・・COLOR&STYLE1116が主宰している協会
①は本や雑誌のメディア活動を大きく展開、②は骨格診断アナリストを多く輩出、③は個人向けコンサルティングが根強い人気というイメージです。
わたしは③で骨格診断を学びましたが、①と②で使用されているアナリスト養成用の教科書を手にしたことがあります。
3つの協会、骨格診断の基本は同じといってよいでしょう。
さて骨格診断とは、人間の骨格を決める①筋肉、②脂肪、③骨の3要素を見て、どんなスタイルが似合うか3つのタイプ分けをするというのが一般的です。
骨格診断3タイプ分け
- 【筋肉のハリ】が際立つ・・・ストレート
- 【脂肪の柔らかさ】が際立つ・・・ウェーブ
- 【骨の凹凸感】が際立つ・・・ナチュラル
骨格診断の押えるポイントは2つあって、【①素材】と【②重心】です。
これを骨格タイプごとに説明します。
骨格ストレートの押さえる「素材」と「重心」

【筋肉のハリ】が際立つストレートは、
- 素材:ハリ・ツヤのある素材
- 重心の位置:身体の中心
がおすすめです。
「素材」
ストレートは筋肉のハリが特徴的なタイプなので、それに調和する【ハリのある素材】が似合います。
ハリのある素材と言われるとよく分からないと思いますが、こうとらえてください。
ピーンと張っていて、しわのない素材を選ぶこと。
例えばこのような素材です。


こんなふうにパーンと張っていて、艶のあるものがおすすめです。
または、このような素材です。

柔らかくても薄すぎず、しわがないフラットな素材です。
ニットなら、こんな感じ。

目の細かいハイゲージのニットです。
薄い素材ならこちら。


上がサテンシルク、下がオーガンジーです。
薄くてもハリがある素材というのは、このような素材をいいます。
表面がつるんと整っていて、うっすらとハリがあり艶もありますね。
「重心」
続いて重心の位置です。
ストレートは筋肉のハリがあるので、バストとヒップにボリュームがあります。
バストとヒップのバランスは同じで、身体のラインはXのようなイメージです。


重心の位置は「身体の中心(みぞおち)」を意識し、バストトップのボリュームとみぞおちのくびれを強調させるようにウエストをつくるとスタイルアップします。
- ストレートは筋肉のハリを押さえてスタイルアップさせるために、ハリのある素材が可
- 重心の位置は身体の中心(みぞおちあたり)
- 重心の位置とはつまり目線の位置。みぞおちをえぐって目線を集める
骨格ウェーブの押さえる「素材」と「重心」

【脂肪の柔らかさ】が際立つウェーブは、
- 素材:柔らか、透明感のある素材
- 重心の位置:上重心
がおすすめです。
ウェーブは脂肪の柔らかさが特徴的なタイプなので、それに調和する【柔らかい素材】が似合います。
「素材」
柔らかい素材であれば概ねOKですが、さらにポイントを追加するとすれば、透明感、軽やかな素材という点です。
透け感のあるレースやシフォン、歩くとひらひら揺れるような軽い素材がベスト。
つまり重そうに見えたらNGですね。
例えばこんな素材です。


シフォンの透ける素材は、ヒラヒラと揺れて軽やかです。

透明感のある素材もお似合いです。
また、厚みのある素材だとこんな感じ。

フランネルの起毛素材です。
ふんわりとやわらかでマットな表面が、ウェーブの質感と合います。

シャネルツイードも、空気感が伴い柔らかでおすすめです。
「重心」
続いて重心の位置です。
ウェーブは筋肉がさほどないために、身体のラインは下半身が下がり気味です。
よく言われるのが洋ナシ体型の下重心。
下半身が重そうに見えてしまうと、足が短く見えたりスタイルダウンするので、重心を上に持ってくるとバランスが取れます。


上半身の華奢さを活かすためにも、ハイウエストがおすすめです。
- ウェーブは柔らかい、透ける、軽やかな素材が可。重そうなのは避ける
- 重心の位置は上重心
- 上にボリュームを施し目線を上げる
骨格ナチュラルの押さえる「素材」と「重心」

【骨の凹凸感】が際立つナチュラルは、
- 素材:凹凸感とツヤのある素材
- 重心の位置:下重心
がおすすめです。
「素材」
ナチュラルは骨の凹凸感が特徴的なタイプなので、それに調和する【凹凸のある素材】が似合います。
凹凸感というとシワシワな素材をイメージする方も多く、骨格診断のナチュラルタイプで誤解されがちなところなのですが、艶のないボソボソとした素材は安っぽくなるのでご注意ください。
骨格ナチュラルの選ぶべき素材は、艶があって凹凸(シワ)があることがポイントです。
例えばパリッとしたシャツやハイゲージのニットといった艶のある服を腕まくりすることで、シワは作れます。
例えばこんなイメージ。

ハリのあるトレンチコートを腕まくりして、しわを作ります。
または強撚糸(きょうねんし)で織られた素材を選ぶといいですね。
梨地素材やジョーゼットのように、強撚糸による独特のシボ(凹凸感)ができます。

上記は梨地の一種である、ジョーゼットプリーツです。
ちなみに下記のドレスは、ジョーゼット素材でできています。

このように細かいシボのあるジョーゼットは、高級ドレスの素材としても使われます。
ツヤのある素材=ストレートの素材
というイメージがありますが、ナチュラルタイプにもツヤは必要ですからぜひ押さえてください。
またナチュラルタイプはとにかく落ち感のある素材がお似合いです。
落ち感のある素材とは、こんなイメージ。

下にストンと落ちるシルエットが作られるような、落ち感のある素材。

これも落ち感のある素材。
ナチュラルは、艶と落ち感がおすすめです。
「重心」
続いて重心の位置です。
ナチュラルの骨格は、スタイリッシュ(つまり洋服がかっこよく着こなせるスタイル)なので、ローウエストのようなモードな着こなしが楽しめます。
腰骨がしっかりしているのでマキシスカートもかっこいいし、肩のラインがスタイリッシュなのでロングジャケットもカッコよく決まります。
つまり、下にドーンと落とすシルエットが様になります。
よって、重心の位置は下重心も着こなせるタイプです。


ウエストの位置があいまいなトップスもなんなく着こなしてしまうので、ウエストの位置を明確にしないほうがスタイリッシュです。
- ナチュラルタイプは凹凸と艶があり、(下重心にするためにも)重そうな素材が可
- 重心の位置は下重心
- ロング丈や重みのある靴などで下に目線を落とす
- ストレート(筋肉)・・・【ハリ・ツヤある】素材
- ウェーブ(脂肪)・・・・【柔らかく透明感のある】素材
- ナチュラル(骨)・・・【凹凸感・ツヤのある】素材
- ストレート(メリハリ体型)・・・身体の中心あたりが可
- ウェーブ(洋ナシ体型)・・・・上重心が可
- ナチュラル(スタイリッシュ)・・・下重心、重心はあいまいが可
重心の位置は目線のこと。似たような表現にウエストの位置とも言える。
今回はここまで。
最後までお読みいただきありがとうございます。

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