ミニマリストって夏はどんなの服を着ているのかな?
暑くなってきたから、夏服が欲しいけど、たくさん買うとなるとお金もかかるし…。なるべく少なく済ませたい。
どうせだったら夏以外も着られる服がミニマリスト的には知りたいです。
今回はこんな疑問に答えます。
- ミニマリストが揃えるべき「夏服」解説
- ミニマリストに持ってこい。夏以外も着られる夏服の解説
本記事を執筆しているのは現役ショップスタッフの鶴田です。
年間15着で生活するミニマリストでもあります。
ミニマリストである証明として、少ない服での着回しの日々をインスタグラムにアップしています。興味ある方はフォローしてみてください。
ショップスタッフ歴12年・ミニマリスト歴7年のファッションとミニマリズムのプロが解説する「ミニマリストの夏服」解説です。
夏場の服装に悩むミニマリスト・少ない服で夏場のおしゃれを楽しみたい方は必見です。
ミニマリストには夏服は要らないワケ【現役ショップスタッフが解説】

ミニマリストには夏しか着られない”夏服”は必要ありません。
特定の季節しか着られない服を多く持つと、季節ごとに服をたくさん揃える必要が出てきて、結果として服の数が膨大になってしまいます。
別に数を持つこと自体は悪いことではありませんが、「限られた予算の中で少しでも上質な服を手に入れる」「洋服代を節約する」という点においては、ちょっと損ですよね。
例えば年間20着に10万円ほどかける人。つまり1着あたりの予算は5000円。
年間10着で済ますことが出来れば、必要な予算は5万円。5万円の節約になりますね。
1着当たりの予算を1万円に増やしても、10着だったら年間10万円。
つまり予算は増やすことなく、今までよりも上質な服を揃えることが出来るようになります
質なのか、量なのか?
この辺は価値観の問題ですが、私は量より質を選びます。
ファッションの世界でも、量より質を重視するデザイナーは多いものです。
例えば、エリザベス女王付きのデザイナーであるハーディ・エイミス氏

彼は著書で、
「二足求めたつもりで」
text by ハーディ・エイミスのイギリスの紳士服
という言葉を使って、革靴は許される範囲で最高の物を揃えるようにと、指南しています。
また、世界的なブランド・コムデギャルソンのデザイナー川久保玲氏も量より質の言葉を残しています。

「3着の洋服を買う代わりに、どうしてそのお金で1着買ってそれを楽しもうとしないのでしょう」
text by i-D JAPAN 1992年4月号
ハーディ・エイミス氏も川久保玲氏という世界的デザイナー、ファッションのプロ中のプロ。
プロ中のプロが量よりも質を重視することを推奨しています。
彼らが手がけているブランドは高額な服を扱っているので、ポジショントークとみることも出来なくはないですが、個人的には非常に理にかなった指南だと思います。
で、効率よく量を減らして、質を上げるための方法の一つが「夏しか着られない”夏服”」を持たない、という事。
「さすがに真夏に夏服を着ないのはキツイよ。」
最近の夏って死ぬほど暑いもんね。さすがに夏服ゼロはシンドイ。
ミニマリストに不要なのは、あくまで”夏しか着られない”夏服であって、”夏以外も着られる夏服”は推奨です。
例えば、半袖の無地Tシャツ。

半袖だから、もちろん夏服です。夏服ですが、実は夏以外も使えるのが半袖の無地Tシャツ。
真夏は一枚着として使える。

それ以外の季節はシャツやニット・アウターなどのアイテムのインナー、つまり肌着として使うことが出来ます。



最終的には見えなくなっちゃいますが、真冬のセーターのインナー使い。

画像を見れば、「夏服だけど、夏以外も使える」の意味が理解できることでしょう。
真夏に1枚着・それ以外の季節はインナーとして使える「夏以外も使える夏服」をミニマリストは揃えましょう。

服の数を減らして、節約したり、質を上げることが出来るようになります。
ちなみにショートパンツは夏しか着られない夏服の代表格。

ミニマリスト的には断捨離の候補に挙がってしまうアイテム。
ですが、暑がりな人にとってショートパンツは必需品なハズ。
下の記事ではミニマリスト的ショートパンツの選び方を解説しています。

「ショートパンツがないと夏は乗り切れない」なんてミニマリストの方は必見です。
【ミニマリストの夏服】真夏にも長袖シャツを着よう

ミニマリストの人は真夏にも長袖シャツを袖まくりして着てみましょう。
長袖シャツのシャツを袖まくりして着ると、
- 大人っぽい印象
- 上半身をすっきり・たくましく見せる
ことがを出来ます。
それに加えて、
- 夏は袖まくり
- 長袖として春・秋・冬
と通年で着用が出来るミニマリストにはうってつけアイテムが長袖シャツです。
袖を捲くると袖幅が細くなります。袖まくりをすると、袖が腕にピタっとフィットするでしょ?
細くなった袖先との対比で肘周りの腕が筋肉でパンと張った印象を感じさせます。
ボディービルダーがピチッとしたTシャツを着て筋肉を強調する、あの要領と言えば理解できるでしょうか?

実際、袖先にゆとりのあるTシャツスタイルよりも、袖先の狭い長袖シャツの袖まくりスタイルの方が、華奢な私でも線の細さが目立たないはず。


加えて、袖を捲くると”上半身で最も細いパーツ”である手首が露出します。
カラダの末端である手首は人の視線が集中しやすい場所です。
細いパーツである手首が露出することで着こなしに、シャープな印象を加えることも出来るのです。
さらに長袖のシャツはフォーマルウェアがルーツ。
スーツのインナーは基本的に長袖ですもんね。
袖まくりしているとはいえ、長袖のシャツは半袖よりフォーマルな印象、転じて大人っぽ印象を感じさせてくれます。
ほら、夏場のファッションって
- Tシャツ
- ショートパンツ
- サンダル
という「ぼくの夏休み」「とっとぁん坊や」的なファッションになってしまいがちでしょ?

周りが子供っぽいファッションになりがちな夏に長袖のシャツで着こなしに大人っぽさを加えると、大きく差別化することが出来るでしょう。
おなじショートパンツスタイルでもトップスを長袖シャツにするだけで、だいぶ大人っぽ印象になることが理解できるはず。
「袖まくりするとはいえ、真夏に長袖は暑いでしょ。」
そんな人にはビッグシルエットのシャツがおすすめですね。
シルエットにゆとりを出すことで風通しがよく快適です。

フロントボタンを二つくらい開けてあげると、さらに通気性が高まり長袖でも不快感を感じさせません。
見た目的にもビッグシルエットのシャツは風に揺れて、心地よさそうな見た目なので、「暑苦しそう」な印象を他人に与えることも少ないでしょう。
ビッグシルエットと言っても、ブッカブカのサイズを選ばなくてもOK。
いつもより1~2サイズ程度、大きいくらいでかなり風通しが良くなります。
実際、上の画像で私が着用しているのも普段よりも1サイズ分くらいだけ、大きく作られたちょいユルなサイズ感です。
ミニマリストはビッグシルエットのシャツを
- 夏は袖まくり
- 春・秋・冬は長袖シャツ
として通年で使いましょう。
1着を1年を通じて使うことが季節ごとにトップスを揃える必要がありません。
服の数を厳選できるので、「高級品を買ってオシャレの奥深さを楽しむ」もよし、「洋服代を節約して気軽にオシャレを楽しむ」をするもよし。
お好きな方法でファッションをお楽しみくださいませ(^^)/
今回はここまで。最後まで読んでくださりありがとうございます。
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