現役ショップスタッフの鶴田です。
今回は下記のツイートを深ぼった内容です。
お金かけるならパンツですね。
パンツは体の半分以上を占めるアイテム。加えて羽織物みたいに外出先で脱ぐこともない。
つまりパンツは目立って、かつ身につけている時間が長いアイテムだから、ここに予算を集中すると効率的。
予算2万なら1.8万くらいパンツにかけてトップスはユニクロにします🙄
— ツルタ@ミニマリストの洋服屋 (@hijtsuruhaji) July 15, 2020
本記事では、こんなお悩みにお答えします。
服って何にお金をかけたらいいか分からない。
賢くお金を使ってオシャレになりたいんだよね。
そもそも、そんなにお金をかけられないんだけど、いい方法ないかな。
今回の内容はこちらです。
- 効率よくオシャレになるためのお金のかけ方
- お金をかけなくてもオシャレになれる理由
本記事を執筆しているのは現役ショップスタッフの鶴田です。キャリアは実に12年超でございます。
2児の父である私。お小遣い制ではありませんが、洋服にかけられる予算は多くはありません。
ファッションのプロが、賢くオシャレをするために編み出した”服にかけるお金の使い方”解説でございます。
服にかけられるお金が少ない、少しでも賢くお金を使いたい、そんな方は必見です。
【服にかけるお金】賢くオシャレをするなら○○○にお金をかけよう

服を買う時はパンツにお金をかけましょう。
お金をかけると言っても、予算1万円でトップスとパンツを買いたい人に「2万のパンツを買いなさい」と言っているのではなくて…。
8~9000円をパンツに使って、トップスはユニクロで十分、という話。予算の配分の仕方ですね。
全身ユニクロでも今の時代、オシャレをする上でなんら問題はありませんが、老若男女をターゲットにしたユニクロのパンツは、万人受けするように今一つシルエットを攻め切れていないのも事実。
予算の配分を変えるだけで、ユニクロよりもワンランク上のモノが手に入るなら、それに越したことはありません。
トップスにお金をかけるよりも、パンツにお金をかけたほうが効率よくオシャレになれるのです。
姿見で全身をチェックしてみてください。
パンツって、カラダの半分以上を占めているのが分かるはず。
単純な話ですが面積が大きい=オシャレに与える影響も大きいのです。
実際ファッションの世界では「パンツのシルエットが変われば、トレンドが変わる」というくらいパンツがファッションに与える影響は大きいのです。
スキニーパンツがトレンドになった2000年代初頭。全身のシルエットもタイトシルエットに変わっていきました。

2010年代になると、徐々にワイドパンツの人気が復権し、トレンドに。全身のシルエットもタイトシルエットからルーズフィット・リラックスシルエットに移行していきました。

もっとも面積が大きいアイテムであるがゆえにトレンドを左右するくらいオシャレに影響を与えるのがパンツなのです。
でもアウター着たら、アウターの方が面積大きくない?
確かにコートなど、着丈の長いアウターを着るとパンツよりもアウターの方が面積が大きくなります。

とはいえ、コートってレストランなり屋内施設に入ると脱いでしまうことも多いアイテム。
それに対してパンツは家に帰って部屋着に着替える・お風呂に入るまで絶対に脱がないアイテムです。
全身に占める面積の大きさ・着用時間を総合的に考えると、やはりパンツがおしゃれに与える影響が最も大きいと言えるでしょう。
パンツにお金をかけることで効率良くオシャレをすることが出来るようになります。
お金をかけられないなら時間をかけよう。パンツの選び方解説

パンツにこそお金をかけるべきですが、そうは言ってもさほどお金をかけられない人もいるはず。
そんな人はお金の代わりに”時間”をかけましょう。
パンツの試着ってめんどくさいでしょ?
いくつかのサイズを履き比べて、自分に合ったサイズを選んで、色を決めて、今度は裾の長さを決めて…。
といった感じに、やることが多い。
だから、”テキトー”とまでは言いませんが、「コレでいっか」と選んでしまいがちな人が多いのがパンツ。
しっかり時間をかけて選ぶだけで、周りと差をつけることが出来ます。
時間のかけ方の例をいくつかツイートしてみました。
お金がかけられないなら、時間をかけるのが良いですね。
・いつものサイズの前後も試着
・色違い・素材違いも試着
・裾上げにこだわるパンツの試着って面倒だから、早めに切り上げてしまう人も多い。時間をかけて選ぶだけでも良い物が手に入りますよ🙄
— ツルタ@ミニマリストの洋服屋 (@hijtsuruhaji) July 16, 2020
マイサイズの前後のサイズも試着してみる
パンツに限らず、服って「いつもMだから、M」っていう選び方をしてしまいがち。
いろいろ比べて、「やっぱりM」なら構いませんが、服によって「意外とSの方が良いな」「このアイテムを大きく着たほうがカッコいいな」というものもあるものです。
私は普段のパンツのサイズはSサイズなのですが、ここで履いているユニクロのスキニーはXSサイズ。

スキニーですから、極限まで細いほうが着こなしにシャープな印象を出してくれます。
Sサイズでも悪くはないのですが、今一つ。
試しにXSサイズを履いてみたところ、こちらの方がよりシャープな印象に。
ストレッチ素材なのでウエストも最初は「エイッ」と頑張って履く感じですが、次第に馴染んできたので問題ありません。
こんな感じにマイサイズの前後も履き比べてみると、一番オシャレに見える”ベストサイズ”を見つけることが出来るでしょう。
2~3サイズを何回も履き替えて比べるのは、ちと大変ですが、おしゃれに最も影響を与えるアイテムであるパンツです。
手間をかける価値は十分にあるでしょう。
もう一つ、ポイント。
裾上げにこだわる
最近だと
裾上げめんどい。ロールアップするから裾上げしないでいいや
という人も多いんじゃないかな?
裾上げをしないでロールアップしてしまうと、裾が長すぎて、何回も裾を捲くる必要があるのでロールアップした部分が極太になってしまいます。

裾は目線が集中する意外と目立つ部分なので、ココが太いと、どこか野暮ったい印象を感じさせてしまいます。
ロールアップするにしても
1~2回ロールアップしてちょうどいい長さになる
ように裾上げすると、裾の厚みもすっきりした見た目になります。

それでも「裾上げめんどい」という人におすすめなのが、「カットオフ」です。いわゆる切りっぱなしですね。

つまり、裾をハサミで切るだけ。ミシンも針も不要。自分で出来ちゃいます。
これなら
- お店で裾上げの仕上がりを待つのが面倒なあなたも
- 気に入ったパンツは、すぐに早く履きたいあなたも
- 手先が不器用なあなたも
待つ手間も、裁縫スキルも必要ありません。(ちなみに上記3つの”あなた”は全て私)
このカットオフスタイル。主にデニムでトレンドの裾上げ方法ですが、実は裾を極限までスッキリ見せることが出来る、というメリットがあります。
通常の裾上げは内側に縫い代を織り込むので、裾で生地が重なり合って、わずかながら裾に厚みが出てしまいます。
カットオフスタイルは縫い代が不要なので、裾が最もすっきり見える=パンツのシルエットをすっきり見せることが出来るのです。

加えてベーシックなデニムでも裾がホロホロッとほつれた見た目になると、「普通のデニムとはちょっと違うんだぜ」という風に演出も出来ますね。

基本的にお店に並んでいるパンツは「未完成品」です。
裾上げして完成品となります。なので、裾上げもこだわってオシャレな完成品にしましょうねってお話です。
今回はパンツは一番オシャレに影響を与えるからお金をかけましょう。お金をかけれないなら時間をかけましょう、という内容でした。
最後に一つ。
少しでもパンツにかけられるお金を増やすなら、「オンオフ兼用のパンツを選ぶ」と良いでしょう。
1本で二役こなすパンツがあれば、服の数を減らせる=一着の予算が増やすことが出来ます。

今回はここまで。最後まで読んでいただきありがとうございます。
「参考になった」「タメになった」「他の人にも教えてあげたい」なんて方はぜひこちらの記事を下記の各SNSボタンより拡散をお願いいたします。

装いは生きざまが表れる。つまりファッションは人生です。
装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
ファッションコンサルティングで、あなたのライフスタイルをサポートします。
お客様の声120件を超えるファッションコンサルタント鶴田が、あなたの魅力を引き立て・個性を活かし・オーラを醸し出すための「パーソナルなスタイル」をご提案いたします。
サービスはオンラインカウンセリングとサロンカウンセリング、2つのご用意があります。