オシャレしたいんだけど、クールビズってどうすればいいのか分からない
特別、服装に決まりがないから悩む。
周りの人の服装を観察して、周りに合わせた感じにしているんだけど、なんかイマイチ。
僕の職場に合う感じのおしゃれなクールビズを教えてほしい
今回はこんな疑問に答えます。
【職場別】オシャレなクールビズの秘訣3パターン
本記事を執筆しているのは、現役ショップスタッフの鶴田です。
ビジネスウェアに定評のあるブランドに勤務して今年で12年目となります。
クールビズって、カジュアルなんだけどビジネスだからカチッとさも必要というさじ加減が難しいですよね?
ビジネスファッションのプロが解説する「オシャレなクールビズにコツ」。
クールビズに悩める人は必見です。
【職場のドレスコード別】オシャレなクールビズの秘訣3パターン

今回はおしゃれに着こなす秘訣を3パターン解説します。
一口に「クールビズ」と言っても、
- スーツ着用の職場
- ジャケパンオッケーの職場
- ポロシャツでもいい職場
など、求められるフォーマルさは様々です。
一般的なドレスコードを3パターンほど挙げて、各ドレスコードに応じた「クールビズをおしゃれにするコツ」を解説していきます。
ちなみに3パターンともジャケットの着用を前提に解説していますが、真夏は下記のコーディネート論で作った着こなしからジャケットを抜けばOK。
それでもしっかりオシャレに見えるように計算しているので、ご安心を。
パターン①スーツ+ノーネクタイの職場の場合
昔はこのパターンが主流でしたが、カジュアル化した最近のクールビズでは、少数派になりつつあります。
でも、このパターンがおしゃれをする上で一番簡単。
実は、特別な小細工をせずに「ネクタイを外すだけ」で十分オシャレな印象を作ることが出来ます。
最も洗練されたビジネススタイルは、スーツスタイルです。
言い方を変えると、もっとも完成されたビジネススタイルはスーツスタイル、と言っても良いでしょう。

ここに異論のある方はいませんよね?
スーツスタイルは完成された着こなしなので、崩せば崩すほど、洗練さ・フォーマルさを失っていきます。
「ネクタイを外すだけ」ならば、大幅には着こなしの完成度を崩すことがないので、洗練さつまりオシャレさを保つことが出来るのです。
だから、スーツ+ノータイは一番カンタンに出来るおしゃれなクールビズスタイルなのです。
…が。
この「ネクタイを外すだけ」が意外とできないんですよ。
ネクタイを外すと、ネクタイを付けている時と比べて、着こなしがかなり寂しくなります。
この寂しさを紛らわすために、手を出してしまうのが、こんなシャツ。

洋服は
- デザインがシンプルならフォーマル
- デザインが複雑ならカジュアル
な印象を感じさせます。
そこで、このシャツです。

- 襟&襟の裏&袖裏のチェック柄
- ボタンを縫い付ける糸&ボタンホールに色が入っている
といった感じにデザインがてんこ盛り。
ベーシックなドレスシャツと比べると、デザインの過剰さが一目で分かるはず。

シャツの過剰なデザインがカジュアルな印象を強くして、スーツ本来のフォーマルさ・洗練さを崩してしまっているのです。
ネクタイがなくて寂しく見えると思いますが、そこはグッとこらえて、シンプルなシャツを選ぶのが良いでしょう。
「でも、なんか物足りないんだよな」
そんな人はポケットチーフがおすすめ。
チーフは結婚式でも差すフォーマルなアイテムです。
スーツのフォーマルさを崩すことなく、胸元に装飾性を加えてくれて、寂しさを緩和してくれます。
チーフが恥ずかしい方は、ジャケットの胸ポケットにボールペンを指すのもおすすめです。
遠目に見ると、さほど効果を感じませんが人と話す距離になると意外と着こなしのアクセントになってくれますよ。
でも、100円のプラスチックのボールペンだとチープに見えてしまいます。
シルバージュエリーのような金属の艶を感じるボールペンを指すのがおすすめですね。
スーツの高級感を損なうことなく、着こなしにアクセントを加えることが出来ます。

スーツにノーネクタイがドレスコードの職場ではシンプルなシャツにポケットチーフを指したクールビズが良いでしょう。
スーツ本来の洗練された印象を保つことが出来る、一番簡単なクールビズスタイルです。
パターン②ジャケパンコーディネート
ジャケパンコーディネートは”色の数”に気を付けましょう。
コーディネートは着こなしに使う色の数が
- 少ない方がフォーマル
- 多いほうがカジュアル
な印象を感じさせます。
礼服とかタキシードなどフォーマルスタイルでは白と黒の2色しか使ってないでしょ?

大人の男性の場合、着こなしに使う色の数は(白・黒・グレーの無彩色を除いて)3色以内にまとめると、大人な印象を演出できます。
そんな前提を踏まえつつジャケパンスタイルです。
スーツと違ってジャケットとパンツは別の生地になるので、どうしても色の数が増えてしまいます。
加えて、カジュアルなドレスコードゆえにシャツも色物を選びがち。
何かと色の数が増えやすいのがジャケパンコーディネートです。
そこでおすすめなのが「ワントーンコーディネート」です。
ワントーンコーディネートとは、同じ系統の色をアイテムごとに明るさを変えて組み合わせる着こなし。
明るさが違っても同じ色なので、色の数が増えず、上下ちがう生地でもスーツのような大人っぽい印象を保つことが出来るのです。
画像では、
- 暗い紺のジャケット
- 明るい紺のデニムスラックス
で、紺のワントーンコーディネートにしています。

ちなみになんで、明るさを変えているかというと、全く同じ色だと遠目に見ると「スーツ」に見えてしまうから。
ジャケパンコーデオッケーなカジュアルな職場では、スーツだとかしこまりすぎ。
しっかり「上下ちがう生地ですよ」というのが分かるように、上下で明るさを変えているのです。
ちなみに合わせるパンツは、センタープレスパンツつまりスラックスタイプがおすすめです。
上で
スーツスタイルは完成された着こなしなので、崩せば崩すほど、洗練さ・フォーマルさを失っていきます。
と解説しましたが、ジャケパンスタイルにおいてもスーツスタイルからなるべく着こなしを崩さないのがおしゃれのポイントです。
スーツのパンツは、スラックスですよね?
ジャケパンスタイルになると、急にパンツをジーンズのような5ポケット型やチノパンを履きたがる方が多いですが…。


これではスーツスタイルを崩すことになってしまいます。
素材はデニムでもチノ素材でも構いませんが、スラックスタイプを選びましょう。
スーツスタイルのような洗練されたオシャレな印象を保つことが出来ます。
詳しくはこちらの記事でも解説しているので興味ある方は読んでみてください。

パターン③ポロシャツOKの場合
色の数やパンツの選び方はパターン②と一緒です。
加えて、”台襟付きのポロシャツ”選びましょう。
台襟とは、襟と見ごろの間にある「襟の台」となるパーツです。

台襟は本来
- ドレスシャツにあるもの
- ポロシャツにないもの
です。
台襟のあるポロシャツを選ぶことで、ドレスシャツつまりスーツのインナーに近づくので、スーツスタイルを崩すことなくポロシャツを着こなしに取り入れる事が出来ます。
昔は台襟付きのポロシャツは、1万円払わなければ手に入りませんでしたが今ではユニクロで2000円で手に入ります。

試しにユニクロで台襟付きのポロシャツと台襟のないポロシャツを着比べてみてください。
台襟の方がドレスシャツのようなドレッシーな印象を感じることでしょう。
そんな人は第一ボタンまできちんと留めてみましょう。
スーツは本来シャツの第一ボタンまで閉めてネクタイを合わせるもの。
台襟のないポロシャツでも、第一ボタンを締めることで着こなしをスーツスタイルに近づけることが出来る=スーツスタイルを崩さない着こなしが出来ます。
今回はクールビズのオシャレのコツを3パターン解説しましたが、どれも共通するのは「スーツスタイルの完成形」をなるべく崩さないこと。
これこそがクールビズをおしゃれに着こなすコツなのです。
今回はここまで。
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