秋の服って何から買えば良いの?
オシャレになりたいから服を買い揃えていいる。
夏物は大体揃ったけど、秋の服は何を買えば良いのかな?
そんなにお金が使えるわけじゃないから、長く使えるモノを揃えたいな
今回はこんな疑問に答えます。
秋の服の正しい「買う順番」を解説
本記事を執筆しているのは現役ショップスタッフの鶴田です。
ショップスタッフはあらかじめ半年先まで商品の入荷のタイミングを把握しているものです。
それを踏まえて解説する、正しい服の買う順番【秋編】です。
夏物は大体そろえた・季節の変わり目に何を買うのかいつも困っている人は必見です。
【秋の服】どんな順番で何を買うのが正しいのか?

本日、こんなツイートをしました。
【オシャレな買い物計画】
7月→半袖Tシャツ
8月→その上に着る長袖シャツ
9月→その上に着るジャケット
10月→ジャケットの中に着るニット
11月→ジャケットの上に着るコート重ね着の内側になる物から順番に買え揃えて行ったほうが、買った物を長く着ることが出来て賢い買い物になります🙄
— ツルタ@お金をかけないオシャレ (@hijtsuruhaji) August 22, 2020
このツイートを元に、暦の上で秋に当たる8~10月まで抜粋してちょっと内容を書き足したのがこちら。
- 8月→7月に買った半袖の上に着る長袖シャツ+パンツ
- 9月→長袖シャツの上に着る薄手のアウター
- 10月→薄手のアウターの中に着るニット
これが最も賢い秋の服の買う順番です。
寒くなると、どんどん重ね着をするでしょ?
上のカレンダーに沿って服を揃えていくと、先月に買った服の上に今月買った服を重ねて、コーディネートが季節に合わせて変化していくようになっているんです。
こうすることで、秋に買った服を真冬の前まで使うことが出来ます。
秋服を「秋」だけで終わらせないので、
購入金額÷使った回数=1回着るあたりの金額
で考えると、非常に理にかなった買い物になるのです。
ちなみに、コレ
- 8月の真夏に夏の終わりの準備
- 9月の夏の終わりに秋の準備
- 10月の秋に冬の始まりの準備
をしているのが分かりますか?
アパレルって実際の季節よりもちょっと先に季節の洋服が入ってくるんですよ。
で、そのタイミングでブランドの顧客を読んでイベントをするわけですが…。
目の肥えた顧客が先に良品を買っていくので、フリーのお客様が来店される頃(秋に秋服を買いに来る的なタイミング)には良品が売れ切れてしまっていることが多いんですね。
それを防いでくれるのが、上記のカレンダー。
実際に季節よりも少し先に動き出すことで、完売する前の良品に巡り合えることが出来るわけです。
ここからは上記カレンダーの内容を月間ごとに詳しく解説していきます。
8月に揃えるべき秋服
7月に半袖Tシャツを買った人を多いはず。
その上に着る長袖のシャツと通年履けるパンツを8月に揃えましょう。
まずは気温が下がるのを見越して薄手の長袖から揃えましょうね、という事です。
加えて、なぜこのタイミングで通年履けるパンツなのかというと…。
基本的に服って寒い時期の服の方が高い。
Tシャツよりもニットの方が高いし、ジャケットよりもコートの方が高いって感じに。
季節が進むにつれて1点あたりの単価が上がってくるので、そこまで単価の高くないシャツを買うタイミングでパンツも買っておきましょう、という事ですね。
11月のコートを買うタイミングでパンツも買わなきゃ…だとシンドイでしょ?
なので、8月のこのタイミングで通年履けるパンツと長袖のシャツを揃えましょう。
「8月に長袖なんて…暑くて買ってられないよ。」
そんな人はオンオフ兼用が出来るシャツを揃えると良いでしょう。
カジュアルにしか着られない長袖シャツだと、着られるのは9月の中旬以降かな。
それも朝や夕方以降など、日中よりもチョット冷える時間帯に限定されることが多い。
買っても1か月先じゃないと着られない、なんて嫌じゃないですか?
1か月先なんてイメージが湧かなくて、イマイチ買う決心がつかなそうじゃないですか?
そこで、オンオフ兼用のシャツです。
カジュアル用の長袖シャツを夏に着るのって多くの人が嫌がるはず。
私は夏も長袖を袖まくりして着るのは好きですけどね。
でも仕事用のシャツだと、どうでしょう?
割と仕事用のシャツって夏も長袖を袖まくりしてきている人って多いですよね?
逆に「半袖ワイシャツなんて絶対に着ない!」なんて人も珍しくないものです。
オンオフ兼用が出来る長袖シャツなら
- 8月→袖まくりしてクールビズ
- 9月→朝や夕方の冷え込みの時にカジュアルで着る
- 10月→カジュアル&仕事でジャケットのインナー
といった具合に買ってすぐに使うことが出来ます。

9・10月に揃える秋服
「薄手」というのは、だいたいテーラードジャケットやレザーやデニムのブルゾン位をイメージすると良いでしょう。


特におすすめなのがオンオフ兼用が出来るテーラードジャケットですね。
9月ってクールビズ期間だけど、気温的にそろそろジャケットを羽織ったほうが良い空気感がオフィスに出てくる時期。
この時期にオンオフ兼用が出来るジャケットを揃えておくと、
- ビジネス→オフィスカジュアルのオフィスマナーとして
- カジュアル→軽めの防寒着として
と使えるので、ココから真冬の手前まで重宝することでしょう。
ちなみに、8月に揃えるべき「通年素材のパンツ」と9月の揃えるべきテーラードジャケット。
コレを共生地のセットアップで選んでおけば、10月のクールビズ明けのスーツとしても使えるので、さらに着回しが効いて便利ですよ。

つまり8月の洋服屋に行って、通年使えそうな生地感のオンオフ兼用セットアップを見つけておいて
- 8月にスラックスだけ買う
- 9月にジャケットを買い足し
するわけです。
こうして選ぶと、
- カジュアル用のパンツ
- オフィスカジュアル用のパンツ
- カジュアル用のジャケット
- オフィスカジュアル用のジャケット
- 仕事用のスーツ
- カジュアル用のセットアップ
が全部まとめて手に入るわけです。
コレ、かなり賢く買い物してる感じじゃないですか?
私、今メチャメチャ有益なこと書いてません?
でも自分で「これメチャメチャ良いこと書いてる」って思っている時に限って、ブログのPVがイマイチな現象が起きるのってどうして?(苦笑)
と、いう訳で9月は薄手のアウター、とりわけオンオフ兼用が出来るテーラードジャケットを揃えるのが良いでしょう。
10月に揃えるべき秋服
秋に買い足すべき秋服は、9月に買ったアウターの中に着る”ニット”です。
ここまでくると、そろそろ”冬服”になってくるのですが暦の上では秋ですから…ね。
本記事で解説しちゃいましょう。
9月に買ったアウターは薄手ゆえに防寒力は低め。
防寒力が低いので、秋のアウターって着られる時期が短いんですよ。
そこでニットです。
薄手の防寒力を補って、真冬の手前まで秋アウターを延命することが出来ます。
「ダウンやウールのコートまでいかないけど、ちょっと厚手のアウター」を買い足す必要がなくなるわけです。
ここでもオンオフ兼用のニットを選んでおくと良いですね。
とはいえ、最近はビジネスファッションがカジュアル化しているので「こんなニットを選ばないと職場では着られないよ」なんてのは、特になくて…。
しいてあげるならば、「ジャストサイズ」であること。
近年はビッグシルエットがトレンドなので、ニットもゆったりシルエットの物が多いものです。

が、オフィスカジュアルのニットはジャケットのインナーに着るもの。
ビジネスシーンで着るジャケットは、ビッグシルエットのトレンドの近年でも基本は「ジャストシルエット」で選ぶものです。

となると、ビッグシルエットのニットをジャストサイズのジャケットの中に着ると、ゴワゴワしてかさばってしまうものです。
ジャストサイズのニットを選ぶことでカジュアルはもちろんの事、ウォームビズのインナーとして着回すことが出来るので、コスパのいい一着となるでしょう。


以上。
絶対失敗しない秋服の買い方講座でした。
今回はここまで。
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