2020-08-26
パーソナルスタイリスト・鶴田ジュンコです。
さいたま大宮にあるパーソナルスタイルサロン~Song bird(ソングバード)~では、カウンセリングを受けられた方のアフターフォローの場として、ファッションお茶会を開催しています。
その時の様子をご覧ください。
2020年7月にサロンをオープンしてから、おかげさまで3回めのファッションお茶会となりました。
今回は20代後半のお若いお二人を招いてのお茶会。
お二人のお客さまと、
「似合う」を軸にした、「好みのファッション」の作り方
というテーマで進めました。
さて今回の記事では、骨格診断ビフォーアフターのご紹介をさせていただきます。
また、ストレートタイプの方のお悩みに、「ベーシックなシンプルなファッションではつまらない!」ということがあると思います。
骨格ストレートの方が脱シンプル、没個性にならないための自分だけのファッションをする、そんなお話もご紹介します。
自己診断ウェーブから、ナチュラルタイプと確信
モヤモヤしていた自分のファッションの【軸】が定まる
総じて、ファッションの「似合う」と「自分軸」が明確になったお茶会でした。
そんなSさまですが、
「でもウェーブっぽいものが似合うと思い込んでいるだけで、もしかしたらほかに似合うテイストがあるのではないかと。ほかに似合うものがあれば、ぜひ客観的に見てほしい。」
「実はドクターマーチンといったかっこいい、ボーイッシュなものに憧れがある。」
こんなご相談を受けたのが約半年前のこと。
ウェーブとナチュラルの要素、どちらも持っているタイプで、確かにオンラインの診断にとても苦労した方でした。
私のオンラインの診断は、頂いたお写真に穴があくのではないか?というほどストイックに拝見して、答えを絞り出すスタイル。
よって、実際にお会いしてその診断の方向性に問題がないか確認ができるお茶会は、私にとっても非常にありがたい場となっています。
自己診断ウェーブのSさまへ、私の診断はナチュラルという方向性をご提案しました。が、実際に当日お会いするととても華奢な骨格だったので、あれ?私ウェーブって診断したかな?と記憶があいまいになるほど、ウェーブっぽい雰囲気がある方でした。
さて、カルテをお渡しして4か月後、お茶会でSさまの骨格を拝見することが叶いました!
骨格診断ビフォーアフターご紹介
オンライン診断後、本日のお茶会にご参加頂いたSさま。
とっても華奢な骨格で、一見ウェーブタイプなのですが、、 Sさまをもっともっと魅力的にするためには、どうすればいいかな、、と考え抜いて、ナチュラルな方向性をご提案したのが、数ヶ月前のこと。
本日、実際にお会いして、 やっぱりナチュラルが素敵ですね〜とSさまご本人も納得でした
ご本人のお顔立ちは清楚で、雰囲気や話し方もとってもフェミニンな方なんですけど、でもやっぱりもっと個性を出したおしゃれをご提案したい!もっと魅力を引き出して素敵にしたい!という思いが、本日実際にお会いして確信が持てました。 嬉しいです!
※上記カウンセリングお申し込み時
※カウンセリング申し込みから半年後
診断後はお好みとすり合わせて、ナチュラルの方向性を目指そうとされていたSさま。
お茶会の当日、サロンのお洋服でよりナチュラルに寄せた着こなし&Sさまにお似合いになりそうなパーソナルなスタイルをご提案すると、本来のフェミニンな雰囲気がより一層際立ち、ボーイッシュな装いをしたときほど、さらにフェミニンを感じました。
ボーイッシュな装いをしたときほど、さらにフェミニンを感じるというのは、なんとも不思議ですよね。
ちなみに清楚という意味は、単なるフェミニン・可愛らしさではなく、つつましやかで貞淑で品のあるということ。
私が思う清楚には、このような慎ましい高級感があります。
清楚な方はボーイッシュさを出しても、とても素敵になるんです。例えるなら石田ゆり子さんのような、ソフトでしっとりとした落ち着きと、必ずしも悪目立ちしない控えめな品の良さ。
Sさまにはそんな印象を受けます。
ファッションは品が大切です。安っぽい、下品、悪目立ち、没個性、ありきたり、モテファッションとかではダメなんです。
品のある個性、その方だけの魅力的なファッションが大切なんです。そのためのパーソナルスタイルです。
こんな風に一度のカウンセリングだけでなく、もっともっと極めるためにも、ぜひサロンのファッションお茶会にお越しいただき、根気よく一緒にスタイルを作っていきたいと思っています。
Kさまは、感性豊かでご自身をたいせつに向き合っている方です。
いろいろな方のおしゃれや素敵さが目に留まり、ほかの人の良さを感じることができるからこそ、自分に対しての迷いが強いご様子でした。
当日は、雑誌ジゼルのスタイリングを自分に似合うように寄せてみたい!というご要望があり、ファッションお茶会の当日を、それはとても楽しみにしてくださっていました。
雑誌ジゼルのスタイリングはアンニュイな抜け感がトレンドなので、クリアな清色がお似合いでかつ、ストレートのハリによる華やかさがお似合いのKさまには、少しだけ控えめで華やかさが弱まります。
そこをどうすり合わせるかが、課題でした。
当日は、サロンのお洋服で、ストレートの方にもはまる、サテンのマーメードスカートを軸に、ロングシャツのトップスや、リラックス感と色気のある襟抜きトップスをコーディネート。
アンニュイな雰囲気も、Kさまの品のある優し気な雰囲気にマッチして素敵でした。
以下は、その日のご感想です。
鶴田さま
今日は本当にありがとうございました!
ようやくお会いできて嬉しかったですし、とても勉強になりました✨普段は(雑誌)ジゼル風、レストランなどでのお食事は柄ワンピース、と使い分ける決心もつきました😊
写真もありがとうございます✨
試着室で撮る時も不安でした💦
写真の姿が真実だったらどうしよう…と思っていましたが、鏡に写る姿の方が実際のイメージに近いなら安心です🥺✨またいろいろ相談させていただきたく、今後ともどうぞよろしくお願いいたします💓
普段は(雑誌)ジゼル風、レストランなどでのお食事は柄ワンピース、と使い分ける決心
華やかなお出かけの場ではお似合いになる柄物のワンピースを着る、という決断に至ったというその理由は、やはりストレートタイプには印象がはっきりと映るお洋服のほうが、魅力が増すということなんですね。
この両者を比べると、くっきりはっきりさせる方向性のほうが、ストレートタイプのKさまの魅力は強く前に出るのです。
ですからそれが分かっているKさまは、診断後ずっとご自身の【軸】を模索して、似合うと好きのすり合わせ、折り合いの付け方に向き合っていたのだと思います。
そして下記は、ファッションお茶会後2日後のご連絡です。
おはようございます✨
お茶会でおしゃれしたい欲が刺激され、鶴田さんのブログも読み返していろいろ考えました😊
私のファッションの方向性について相談に乗っていただけないでしょうか?「好き」を軸にして深堀してみたいんです💐
いつでも身につけていたいのは【ゴールドのアクセサリー】で、理屈抜きで好きなものは【●●●●●・・・】【●●●】【●●●●●】でした✨
どれもインテリアの好みですが😌これらを総合して考えると、・・・・・・・。(※中略)
また、潜在意識の中にあるファッションの好み…と探ってみたところ、小学生の頃から【●●●●●】のような服が好きだったな、と思い出しました✨
●●●●●、●●●●とか着ていました☺️💦
今でも惹かれるこれらは、おしゃれと言えるのかわからないのと、自分に自信がなくて目立つ服を着れなかったので、遠ざけてきた好みです。
鶴田さんのような、モードな雰囲気をおしゃれだと感じます✨
お茶会で試着させていただいたGISELeっぽいファッションもおしゃれだと感じます✨
でも、どれも私が着ると野暮ったく見えるような気がしてしまうんです。だったら、思い切って、今まで遠ざけてきた好みを取り入れるのもアリかな、と思い至ったのです……
ファッションを選ぶ上で、生き方の好みなども大事だということを学びました。どんな世界で、どんな自分で生きていきたいか考えた時に、【品のある煌びやかな世界で、特別感のある自分で生きたい】という答えが見つかりました✨
簡単に言えば、華やかが好き、普通じゃ嫌、という感じです!
これが軸になればと思っています。
いろいろご自身の心の声に従って、たくさん深堀って、Kさまなりに考えてからのご相談なのだなと、とても嬉しく思いました。
頑張っている方って、本当に素敵です。
私もそれに応えたいと、心から思います。
僭越ながら、少し私なりにご相談に応じたところ、、丁寧なメールが届きました。
鶴田さま
お返事をいただきありがとうございました。
しっかり自分の中に落とし込んでから返信しようと思ったら
LINEの受付時間を過ぎてしまい、メールにて失礼します。好みのインテリアの中にいそうなイメージで、
ワンピースを選ぼう、という軸を決められました。
素材や色で自分を綺麗に見せられるようバランスを整えます♪
カタチやアクセサリーで流行を取り入れたスタイル・・・素敵ですね!
1つ1つ向き合って考えて作り上げられたらと思います。写真も「写真うつり悪いから・・・」と諦めるのではなく、
綺麗に見せる工夫をすればいいのだと気付かせていただきました。チェックポイントがいくつも決まった感じがするので 、
「この雑誌」「この芸能人」という軸がなくても、
今度こそ自分で服を選べそうです♪私は好みや方向性があっち行ったりこっち行ったり、
といつもフラフラしていてご迷惑をおかけしているのに、
毎回優しく真剣に考えてくださって本当に感謝しています。今日もありがとうございました。
おしゃれ、楽しみます!
Kさまの自信が感じられる、強い決心と喜びのご丁寧なメールでした。
読んでいて、ものすごく共感できる部分があったので、そこを説明させてください。
好みのインテリアの中にいそうなイメージで、
ワンピースを選ぼう、という軸を決められました。
このお考え、我々夫婦もそうなんです。
以前、二人で家のイメージ、インテリアの雰囲気を話していた時に、夫が言った言葉に、
「こういう家の中で、こんな服を着たいんだよな」
「この服をあえて、こういう雰囲気のインテリアで着る、溶け込んでいる姿が理想、、」
人生、衣食住といいますものね。ライフスタイルの軸でもある住まいの雰囲気を思いながら、服を決めるって、とても良いと思いませんか?
私は建築やインテリアの本を読んで、ファッションのインスピレーションを得ることもたくさんあります。
あるインテリアデザイナーの方に、「本当はファッションデザイナーを目指したかった、、」という方もいるくらい、共通していることはあると思います。
それから、
素材や色で自分を綺麗に見せられるようバランスを整えます♪
カタチやアクセサリーで流行を取り入れたスタイル・・・素敵ですね!
このお言葉を説明すると、
流行や好みってその時々で変わるので、それはそれとして上手く付き合う必要があります。
そのときに、雑誌や誰かと同じようにそっくり取り入れるのではなく、あくまで自分の得意な要素を押さえて、許容範囲内の形やその時々でアクセサリーを変えていくというのが、移り行くファッションライフの送り方のコツだと思います。
つまり、流行の通りにそのまま乗っていくのではなく、【自分の軸】に流行をあてはめていくという感じですね。
ファッションは、深く自分と向き合うタイミングがあるのだと実感します。
おしゃれには突き詰める根気も必要です。迷いのある方は私と一緒にファッションを勉強&突き詰めて考えませんか?
https://tsurutas.com/songbird/
ファッションもご自身の人生の一部であり、これからも長く付き合っていくものですから、誠心誠意、ご自身と向き合っていくことをおすすめいたします。
最後に以前もご紹介したことのある、敬愛するヨウジヤマモト氏の言葉をご紹介します。
「一日に何回も、ファストファッションで買い物するなんて、少しは疑問持てよ。一着の服を選ぶってことは1つの生活を選ぶってことだぞ」 by 山本耀司
https://www.wwdjapan.com/articles/680512より
今回はここまで。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。
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