服の選び方(メンズ)

スーツとセットアップの違いを解説【スーツでもカジュアルに使える】

スーツとセットアップって何が違うの?

セットアップってカジュアルでも使えるんだよね?どうやって着回せばいいの?

手持ちのビジネススーツをセットアップみたいにカジュアルで使うと変かな?

今回はこんな疑問に答えます。

今回のテーマ
  • スーツとセットアップの違い解説
  • セットアップの着回し方のコツは一つだけ
  • 仕事用のスーツをカジュアルでも使う方法

本記事を執筆しているのは現役ショップスタッフの鶴田です。

スーツに定評のあるブランドに勤務して12年。

スーツのプロが解説する「スーツとセットアップの違い」についてです。

「よくわからないけど、セットアップが便利らしい」と気になっている方は必見です。

 

スーツとセットアップの違いを解説【スーツでもカジュアルに使える】

違いは以下の8つです。

  1. 肩のライン
  2. 着丈
  3. 生地
  4. デザイン
  5. ボタン
  6. パンツのシルエット
  7. 販売形態
  8. コーディネートのバリエ

 

8個と少し多いですが、①~⑤まではこちらで解説している内容のと全く同じなので、未見の方は是非ごちらをご覧ください。

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今回は⑥~⑧の3つを解説します。

 

違い①パンツのシルエット

スーツとセットアップではパンツのシルエットが異なります。

スーツの場合はパンツのシルエットは細身であることがほとんどです。

それに対してセットアップの場合は、パンツのシルエットが

  • スリム
  • ワイドパンツ
  • ショートパンツ

とバリエーション豊富なのが特徴です。

 

photo by https://www.palcloset.jp/display/item/LUZ2002202A0009/?b=luis
photo by https://fashion.dmkt-sp.jp/product/detail/id_503090468

基本的にパンツのシルエットは

  • 細いとフォーマルな印象
  • 太いとカジュアルな印象

を感じさせます。

ビジネスは初めとしたフォーマルシーンでの使用をメインとする「スーツ」は、パンツのシルエットは細身です。

それに対して、セットアップは

  • スーツのようにフォーマルでの使用を前提としたもの
  • カジュアルでの使用に重きをおいたもの

と目的が様々なのでパンツのシルエットもバリエーションが豊富なのです。

 

違い②販売形態

スーツは基本的には上下セットでの販売です。

つまりジャケットがMサイズでスラックスはLサイズ、というような購入の仕方が出来ません。

それに対して、セットアップは上下バラバラで購入可能。

上下で異なるサイズを選ぶことはもちろんの事、ジャケットだけスラックスだけと単品で購入することが出来ます。

例外はありますが、

  • スーツは上下セットで着用して初めて「オシャレ」に見える
  • セットアップは上下バラバラで着ても違和感が出ないように作られている

だから、上下バラバラで購入が出来るのです。

ちなみに時折、スーツでも上下がバラバラでも購入が出来るものがありますが、

これは上半身と下半身でサイズが異なる方でも買えるようにした配慮です。

上下バラバラで着用しても大丈夫…という訳ではないのでお気を付けください。

 

違い③コーディネートのバリエーション

スーツは基本的にビジネスをはじめとしたフォーマルシーンしか使うことが出来ません。

つまりコーディネートするアイテムは

  • インナー=ドレスシャツ
  • シューズ=革靴

に限定されます。

セットアップは、オンとオフの両方で使えるようにシルエットを計算して作られています。

コーディネートするアイテムも

  • インナー→ドレスシャツ・Tシャツやパーカーetc
  • シューズ→革靴・スニーカーやサンダルetc

様々なアイテムに合わせることが出来ます。

 

セットアップの着回し方のコツは一つだけ

TPOに応じてインナーと靴を変えましょう。

セットアップは上下の組み合わせが決まっているので、着回しはインナーと靴を考えればいいだけなのです。

 

従来のビジネスシーンなら

  • インナー→ドレスシャツ
  • シューズ→ドレスシューズ

を合わせれば、スーツと何ら変わりないフォーマルな印象を演出できます

さらに上着・もしくはパンツだけを使ったオフィスカジュアルスタイルも可能なのがセットアップです。

こちらは黒のセットアップのジャケットにデニムスラックスを合わせたコーディネート。

こちらはグレーのセットアップのパンツに紺のブレザーを合わせたコーディネート。

上下バラバラでコーディネートするときのポイントは、

パンツでカジュアル度を調整する

ことですね。

オフィスカジュアルの場合、ジャケット・シャツ・革靴はマストなハズ。

となれば、選択の自由があるのはパンツのみです。
だからパンツでカジュアル度を調整するのです。

堅めのオフィスカジュアルなら、

  • パンツはスラックス(=セットアップのスラックス)を使用

緩めのオフィスカジュアルなら

  • パンツはチノパンなどのカジュアルパンツにジャケット(=セットアップのジャケット)をコーデ

すると良いでしょう。

 

 

休日などカジュアルなシチュエーションなら

  • インナー→Tシャツなど襟のないインナー
  • シューズ→スニーカー

を合わせると、セットアップ特有のフォーマルな印象を和らげることが出来ます。

TPOによっては

  • インナー→Tシャツ
  • 靴→

という組み合わせもありですが…。

やや難易度が高いので

  • カジュアルなTPO=カジュアルなインナーと靴
  • フォーマルなTPO=フォーマルなインナーと靴

といった感じに、インナーと靴の組み合わせを固定してしまうのが楽ですよ。

 

「スーツをカジュアルに使うなんて上級者だよ。自分にはまだ早い」

 

なんて思う人もいるかもですが、私はファッション初心者こそセットアップをカジュアルで着るべき、だと思います。

上でも触れましたが、セットアップはアウターとスラックスの組み合わせが決まっています。

あとはインナーと靴の組み合わせを決めるだけです。

組み合わせを考えなければいけないアイテム数が非常に少ないので、コーディネートを失敗してしまう確率が非常に少ないのがセットアップです。

コーディネート力に自信のないオシャレ初心者にこそ、セットアップはおすすめです。

セットアップはTPOに応じて

  • カジュアルなインナーと靴の組み合わせ
  • フォーマルなインアート靴の組み合わせ

を使い分けましょう。

 

仕事用のスーツをカジュアルでも使う方法

無地のスーツなら、仕事用のスーツでもカジュアル使いすることが出来ます。

ストライプ柄だとビジネススーツの印象が強すぎて、カジュアルに使いまわしても違和感が出てしまいます。

実際、下の「Tシャツを合わせたセットアップスタイル」は、一般的なビジネススーツのシルエットの物を使用しています。

それは無地のスーツだから。

無地はフォーマルなスーツにもカジュアルなセットアップにも使われる柄です。

つまり「無地」そのものに特定の”イメージ”がついていない分、合わせているアイテムにイメージが引っ張られます。

ドレスシャツに革靴を合わせばビジネスーツに見える。

Tシャツにスニーカーを合わせれば、カジュアルに見えるのです。

 

「え~。絶対変だよ~」

 

と思いますよね?
もうね、これは百聞は一見に如かず。

だまされたと思って、手持ちの無地のスーツのTシャツとスニーカーを合わせて家の姿見の前に立ってみてください。

結構サマになるでしょ?

ストライプ柄でないだけで、だいぶ「ビジネススーツ感」は払しょくできるものです。

仕事用のスーツをカジュアルに着回すなら「無地」のスーツを選びましょう。
意外な着回しの可能性を実感できることでしょう。

今回はここまで。

「スーツとセットアップの違い」解説でした。
最後までご覧くださりありがとうございます。