「服を断捨離したいけど、何から手を付けて良いのか分からない」
「クローゼットがグチャグチャだから、思い切って整理したい。
でも”また着るかも”とか”高かったから”とか思い入れがあったりで、なかなか捨てられない」
「無駄に服を買わないための買い方も知りたい」
- 断捨離すべき服を見極める方法
- 最初に断捨離すべき服は仕事服
- ぐちゃぐちゃなクローゼットにならないための買い物の仕方
本記事を執筆しているのは現役ショップスタッフの鶴田です。
独身時代や子供が生まれる前は、気に入った服があるとよく考えもせず服をバカスカ買っていました。
クローゼットには3~4回した着ていない服で溢れていました。
大量の服をキツキツにクローゼットに保管していたので、洋服は型崩れしていたり、シワシワだったり。
服がたくさんあるとコーディネートも迷うものです。
イマイチなコーディネートで出かけてしまって気分が萎えてしまうこともあったり。
そこで思い立って、100着以上の服を断捨離。
- クローゼットがスッキリ。見ていて心地が良い
- コーディネートに迷うことも失敗することもない
今回は、100着以上の服を断捨離した経験で培った「断捨離すべき服の見極め方」を解説します。
本記事で解説する「断捨離ポイント」とクローゼットの服を照らし合わせてみてください。捨てるべき服を迷うことなく選べることでしょう。
100着以上の服を処分した服のプロが語る断捨離すべき服の3つの基準

服には3つの寿命があります。
3つの寿命のどれか一つでも尽きてしまった服は処分すべきです。
箪笥の肥やしになっている服は、ほぼ100%寿命が尽きてしまっている服です。
着ない服を持っていてもしょうがありません。
思い切って断捨離しましょう。
- 物の寿命
- 流行の寿命
- 気持ちの寿命
上記3つの寿命について以下で詳しく解説します。
基準①物の寿命が尽きた服
物の寿命が尽きた服とは物理的に着られない服の事です。
服は着てなんぼですからね。着られない服は処分するのみです。
- 体型が変わって着られない
- 落ちない汚れが付いている
- 生地が傷んでいる
- 型崩れしている
上記が「モノの寿命が尽きた服」の目安です。
この条件に当てはまる服は処分してしまいましょう。
「でも、思い入れがあって捨てられない」
この気持ちスゴイ分かる。
私も妻と付き合う前に着ていて、ちょっとした夫婦の思い出のスーツがあります。
かなり着込んで上下ボロボロになってしまいましたが、ジャケットだけは手元に残しています。
とりあえず「思い出の服の処分」は後回しでOK。
まずは、思い入れもないし、モノの寿命も尽きてしまっている服を処分していきましょう。
ちなみに男性の場合「まだ着られる」の判断基準が、かなり甘いことがほとんど。
本人的にはまだイケるけど、他人から見たらボロボロ、なんてことも珍しくありません。
物の寿命に関しては家族や周りの人の意見も参考にすると良いでしょう。
基準②流行の寿命が尽きた服
トレンドが終わってしまった服も処分しましょう。
トレンド遅れの服を着ると、どうしても「昔の服を着ている人」に見えてしまいます。
若かろうが、お年寄りだろうが「今を生きる人」には変わりありません。
トレンド遅れの服を着てしまうと、おしゃれ云々の前に「古い人」になってしまいます。
自分の価値を下げてしまう服は、処分してしまいましょう。
「今を生きる人」に見せるためには、トレンドを多少でも取り入れる事が大切です。
【2020秋冬】メンズファッションのトレンド解説!流行りの服は何?

トレンド遅れの服とは「昔は色々なお店で売っていたけど、最近は全く見かけない服」の事である。
いくつか例を挙げると…。
七分袖のジャケット。

謎にベルトループがたくさん付いているジーンズ。

着丈短めのツンツルテンのシャツ。

といったところですね。
「そんなこと良いっても俺はコレが好きなんだ」
周りに惑わされずに自分を貫くのもスタイルがあっていいと思います。
私もカジュアルファッション全盛、街を見渡せばパーカー・スウェットを着ている人が大半の中ジャケットスタイルを貫いています。
トレンド遅れでも「好きな物」「着たいもの」を処分する必要はありません。
特に好きでもないのにクローゼットに並んでいるトレンド遅れの服。
まずはコレを処分しましょう。
基準③気持ちの寿命が尽きた服
- 着ても気分が上がらない服
- 「高かったから」と言って、気乗りしないのに惰性で着ている服
こんな服は処分しましょう。
洋服の醍醐味の一つは「着てテンションが上がる」ことです。
テンションが上がれば、表情も生き生きとして魅力的に見えるモノです。
逆にブスッとしていたり、浮かない顔をしていれば魅力半減。
楽しめない洋服は、自分の価値を下げる服です。処分してしまいましょう。
目安は
- 今年まだ1度も着ていない服
- 2週間着ていない服
が目安です。
ここで大切なのが
- ブランド物だから
- いつか着るかも
- 高かったから
という言い訳は一切なし。
着ていない以上、「その服を着るのはもう気分じゃない」という事です。
着たくない服を持っていてもしょうがありません。
後ろ髪惹かれる気持ちもわかりますが、思い切って処分しましょう。
高い服・ブランドの服ならメルカリで高く売れるかもなので、サクッと売ってしまって新しい服の軍資金にするのも良いでしょう。
最初に断捨離すべきは仕事服【捨て時も解説】

手始めに仕事で使う服から処分していきましょう。
仕事の服は週5日は着るものです。
クローゼットの大半を占めるのが仕事服です。
仕事服を断捨離することで効率よくワードローブを厳選できます。
仕事に使う服は
- スーツ(ジャケット&スラックス)
- セーター(ウォームビズ用)
- シャツ
- コート
の主に4アイテムです。
この4アイテムを優先的に断捨離していきましょう。
各アイテムの捨てるか否かの見極めポイントを以下で
- モノの寿命
- 流行の寿命
の視点から。捨て時の具体例を挙げていきます。
ココで挙げるのはあくまで一例。
各アイテムごとにさらに詳しい捨て時の具体例を解説した記事も執筆予定です。
楽しみお待ちいただければ幸いです。
気持ちの寿命は上で解説した
目安は
- 今年まだ1度も着ていない服
- 2週間着ていない服
が目安です。
これに尽きるので割愛します。
ココから先はクローゼットにある服を断捨離ポイントと照らし合わせながら、熟読するのをおすすめします。
スーツの断捨離ポイント
スーツのジャケットかスラックスのどちらかが断捨離ポイントを満たす場合は処分してしまいましょう。
よく「3年前のスーツのパンツがダメになったから、同じものを買い直したい」という方がいますが…。
アパレルは半年ごとに商品が入れ替わるので、数年後に同じものを買うことは出来ません。
ジャケットかパンツのどちらかがダメになったら、捨て時なのです。
以下では
- ジャケットの断捨離ポイント
- スラックスの断捨離ポイント
を解説します。
ジャケットの断捨離ポイント
モノの寿命
毛玉が出来たり、生地がテカっているものはみすぼらしく見えてしまいます。

「捨て時」と認識しましょう。
流行の寿命
ピタピタに細く、お尻の半分以上が見える位の着丈短めのスーツ。

バブル時代を連想させるようなダボダボのスーツはトレンド遅れの服です。

断捨離してしまいましょう。
スラックスの断捨離ポイント
モノの寿命
お尻がテカってしまっているスラックスは、繊維のキューティクルが削れてしまっている証拠です。

着用を続けると通勤中にお尻が破けた、なんてことあるので、その前に処分してしまいましょう。
流行の寿命
- ダボダボのツータックが入ったパンツ
- スキニーパンツのように太ももにフィットしたパンツ
はトレンド遅れです。
流行の寿命がとっくに過ぎてしまった服です。
こちらも処分してしまいましょう。
シャツの断捨離ポイント
モノの寿命
襟の裏が黄ばんでしまっているシャツは不衛生です。

クリーニングでも落とせないようであれば、処分してしまいましょう。
流行の寿命
ホリゾンタルと呼ばれる襟の開きが水平の襟型のシャツは5~6年前に流行ったシャツです。

トレンドはとうに終わってしまっているので処分するのが良いでしょう。
セーターの断捨離ポイント
モノの寿命
毛玉がこびりついたセーターは、どうしてもくたびれて見えがちです。

- 毛玉取り器で取る
- クリーニングに出す
という手もありますが…。
「そのうち毛玉取り器で(クリーニングで)ケアしよう」
”そのうち”は一生やってきません。
今すぐ毛玉取り器を使うなり、クリーニングに出さないなら処分してしまいましょう。
流行の寿命
ビジネスで使うセーターはシンプルな物がほとんど。
シンプルゆえに流行の変化もさほどありません。
- モノの寿命
- 気持ちの寿命
に特化して選別すると良いでしょう。
コートの断捨離ポイント
モノの寿命
冬になるとよく黒いコートが所どころ白色や茶色に変色してしまっている人を見かけます。

生地が劣化している証拠です。
みすぼらしさを感じさせてしまうので断捨離してしまいましょう。
流行の寿命
ブルゾンタイプのコートは別ですが…。
コートタイプのデザインでお尻がギリギリ隠れる位の着丈のコートは、5~7年前に流行ったデザインです。

トレンドは終息してしまっているので処分しましょう。
革靴の断捨離ポイント
モノの寿命
つま先が反り返ってしまった靴は、全体が型崩れしてしまっていてだらしなく見えてしまいます。

処分して新しいものに買い替えるのが良いでしょう。
流行の寿命
つま先が異様に長い革靴も10年近く前に流行ったデザインです。

どうしてもホストっぽく見えてしまうので処分しましょう。
無駄な服を買わないための賢い選び方

クローゼットを整理できたら、次に賢い選び方を学びましょう。
捨てる服がたくさんある=服の選び方が下手だという事です。
服の選び方を改めないと、また元のグチャグチャなクローゼットに戻ってしまいます。
服の賢い買い方は、オンオフ兼用の服を選ぶ事です。
1着の服を色々なTPOで使えるように選べば、用途ごとに服を選ぶ必要がないので、服の数を減らす事が出来ます。
- 仕事用の服なら、休日も使えるように。
- 休日用の服なら、仕事でも使えるように。
- 近所用の服なら、街でも着られるように。
- 部屋着なら、近所でも着られるように
こんな風に選ぶと良いでしょう。
次回は、「服の選び方」について具体的に執筆していきます。
楽しみお待ちいただければ幸いです。
今回はここまで!

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