ファッションコンサルタント鶴田です。
アパレル店員歴17年、その後ファッションコンサルタントとして起業し、いまはパーソナルスタイルサロンを営んでいます。
ファッション業界に身を置くわれわれ夫婦は、洋服に関して数々の失敗や経験をしてきました。今現在夫婦あわせて約30着ほどの洋服の数で生活をし、ミニマリスト歴は8年となりました。
当記事はお金を無駄にしない、失敗しない買い物の心得として一番大切なことをご紹介いたします。
子育てをしているけど安っぽいものは着たくないという方は、必見です。
ライフスタイルと装い

装いはTPO(時間/空間/目的)またはPOF(プライベート/オフィシャル/フォーマル)で考えます。
時間や季節、行先、イベントにあわせることで、その場に相応しい装いを纏い自分自身も気分よく過ごします。
お仕事着は一般的にきちんと整える方は多いと思いますが、反対にプライベートな装い(カジュアル)ほど安易に決めがちではないでしょうか。
「装いを選ぶのは生活の一部を決めるということだ」と、かの有名なデザイナーも仰っていますが、プライベートの時間に誰とどう過ごしたいのかを大事に考えながら、個性豊かに良質な物を選びたいものです。
仕事着は仕事へ行くための物なので、おしゃれであることよりも信頼を持ってもらえるかを大事に考えます。
それは印象を良くしたり、誠実感を見せたり、だらしなさは一切見せないということです。
ですから流行よりも、髪型をきちんと整えて靴をしっかり磨くことのほうが何倍も大事です。
逆にプライベートな時間は、自分の良さを最大限に試す機会になります。
少々派手でも構いません。失敗してもいいのですから、自分に固定観念があるなら取り除き、自由に素直にいろいろなファッションを試してみるのも良いのではないでしょうか。
カジュアルな装いはつい安価なものに手を出しがちですが、カジュアルな洋服ほど安いものはおしゃれに見えない、ほぼそう言っても間違いありません。
おしゃれになりたい、垢抜けたいなら、まずはプライベートな装いを大事にしましょう。
そして間違っても安っぽい服を手に取らないことです。自分自身の気品に関わるからです。
失敗しない買い物の心得

ここからは実際に失敗しない心得として、肝の3つをご紹介します。
①実際に物を見て買う

最近ではネットでショッピングする方も増えています。
写真だけでは実際の色や素材、サイズ感が分かりにくいですし、形は美しいか、似合うかどうかなどが分からないために、失敗することも少なくありません。
物を買う時は、物を見てから買うのが鉄則です。
それができない場合は、最低限「返品できる」ネットショップで買うのが無難です。
以前私は、洋服の仕入れの仕事をしていたことがあります。
付き合いのあるメーカーに頼まれて、安いからと実物を見ずに仕入れたことがありましたが、全く売れずに大失敗した苦い経験があります。
20年も前の事ですが、この経験から「物を買う時はぜったいに見てから買おう」と決めたものです。
②すぐに買わない

お買い物に失敗しないようにするコツは、極論1つです。
それは、すぐに買わないこと。
とにかく1日で決めようしないことです。
例えばお店をぐるぐる2時間くらい回って、『今日は何も買うものがなかったなぁ』というのが本来は望ましいのです。
ご自身に似合って好みや予算にもマッチするというものに、なかなかすぐに出会えるものでもありません。それでもがっかりする必要はありません。
なぜならいざ、これだ!というものに出会えたその時に、自信を持って決断するための審美眼を養っているからです。
また実際にお店で物を見る体験を通すと、買い物感覚が養われます。
自分はこんなものが好きだったんだ、こういうものが必要かもしれない、、といった新たな発見にもつながります。
ですから『今日は何も買えなかった…』とがっかりする必要はありません。
③いつもより上の価格帯に触れる

手ごろな商品はあまり考えなくても買いやすいのですが、ここが難点です。
セールで安いからと買っても結局長く着なかったり、実はさほど必要なかったという経験は誰しもあるはずです。
物を買ったからにはそれを使用する責任があります。そのためには大事にしたくなるような良質な物を検討することが必要です。
おすすめはいつもの予算の3~5倍くらいのものを検討すること。
例えば普段1万円くらいシャツを買っている方なら、3万から5万くらいのクラスの商品から検討してみます。(もちろんもっと高くても問題ありません。これはあくまで目安です。)
良いものは素材と形が違います。もちろん5倍出したから5倍の差があるのかと言えばそうではありません。ですがその少しの差が大きなおしゃれ感度の差になります。
また良いものに出会えると物を大事に扱います。着ているご自身の気分も変わります。良質な物に触れるというのは自分を大事にすることだと言えます。
今ある持ち物に満足できるようになると、あれこれ欲しい気持ちもなくなっていきます。
そしてこれが、ミニマリズムにつながります。
一番に伝えたいこと

ファッションは場数です。
何でも着てみることです。
そして、良質なものを見ることです。
あれこれ言わずに、まずは「着てみる。」
今回はここまで。
最後に要点をまとめます。
失敗しない買い物のコツ
- 物は見て買う
- すぐに買わない
- 良質な物から検討する
ライフスタイルに合わせながら、いつでも品のある美しい装いをしたいものです。
最後までお読みいただき、どうもありがとうございます。

装いは生きざまが表れる。つまりファッションは人生です。
装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
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