こんにちは。鶴田です。
ファッション業界歴20年、ミニマリスト歴7年、現在はファッションコンサルタントとしてプライベートサロンを営んでおります。
われわれは2013年に長男が生まれて洋服に対する意識が完全に変わりました。(アパレル業界にいながらも)夫婦合わせて30着の服で生活している、いわゆるミニマリストです。
当記事はこれまでのミニマリスト歴7年間の経験を振り返り、またミニマリスト8年目として「新たな段階」に突入した気分についてお伝えします。
ミニマリストってなんだろう?と、みなさまも考えるきっかけになれば嬉しく思います。
- ミニマリスト歴8年目の私が考える、ミニマリストとは?
- 【ミニマリスト第1段階】ミニマリスト歴7年間で得られたこと
- 【ミニマリスト第2段階】これからミニマリストとしてやり遂げたいこと
ミニマリスト歴8年目の私が考える、ミニマリストとは?

ミニマリストとは、使わないモノを手放すことから始まります。
「使わないモノ」を手放し無駄をなくす

ミニマリストのイメージはモノを減らしたり、中には便利なものまで手放すということがあるようです。例えば、
- 部屋の家具をなくして殺風景にする
- 布団ではなく寝袋にする
- 洗濯機や掃除機はいらない
…など。
物を減らして空間をつくるイメージが強いように思いますが、便利なものまで手放す必要はありません。これは少し行きすぎた考えのように思えます。
それよりも、「使わないモノを手放す」と言う表現が正しいと思います。
洗濯機や掃除機は必要ないと言えばそうなのかもしれませんが、それよりも着ていない服や使いきれない食器など、考えたらそんなに数は必要ないのに持っていることは結構あります。
「使わないモノ」は、無駄の原因になります。
使っていない食器が食器戸棚にしまいっぱなしになっている、庭の物置小屋(倉庫)がいらないものであふれているという状態では、場所、時間、お金の無駄となってしまいます。
使わないものがあふれていると起こりうる、3つの「無駄」
- 「場所の無駄」:場所を占領してしまう
- 「時間の無駄」:物を探す時間がかかる
- 「お金の無駄」:持っていることに気付かず買う
使わないモノを手放すことで、無駄をなくすのがミニマリストの第一歩です。
ミニマリストは引っ越しが楽
ここは余談ですが、われわれは過去5回引っ越しをしており、その都度「使わないモノ」を手放してきましたので、物がどんどん減っていきました。
しまいには家族4人分の引っ越し準備にかかる日数は、前日か2日前にやれば終わるまでになっていました。
必要なものだけで暮らすと物が整理されるので、あちこちに同じような類のものが分散しません。よって荷造りがとても楽になるのです。
ちなみに引っ越しの際に出る空の段ボール。どのくらいの日数で荷解きが終わるでしょうか?中には1か月くらいそのままという話も聞きます。
われわれの場合は空の段ボールは後日引き取りではなく、当日すべて持って行ってもらっていました。
つまり、作業員の方が段ボールを運び入れると同時に荷解きをし、段ボールをたたんで当日のうちに渡してしまうのです。
ミニマリストであれば家という大きな単位でも移動がスムーズに行きます。つまり引っ越しがとても楽であるということがあります。
1か月も荷解きをしない荷物であれば、それは必要のないものだと言えるかもしれません。
ミニマリスト第1フェーズ~必要なものと満足すること~

これまでのミニマリスト歴7年間で得たことは、
- 持ち物の数(特に服)が減る
- 必要なものだけを買う(選ぶ)習慣
- 必要なもの以外は買わないという強い意志
- 服の数は要らないという考えに確信・自信
つまり、物を減らし必要なものだけを持つ、数が少なくても満足できるということ。ここでのテーマは、「必要なものと満足すること」です。
当時、子どものことを考えると物を減らして持ち物を洗練させたいと思うようになります。夫婦ともにアパレル店員という立場上、服が増えてしまうこれまでの生き方に疑問を持つようになったのです。
いろいろ悩む中で読んだ本に、
- フランス人は10着しか服を持たない
- 服を買うなら捨てなさい
がありました。
そのおかげで、『そもそも毎日違う装いをしなければいけないものなのか?そうではないはずだ。』と考えを改めることできました。
知らず知らずのうちに「毎日違う装いをしなければならないー。」という考えに縛られていたのですが、それはどこから来るのかと思えば、おそらくそれは世間体でした。
世間体や見栄はいらないと分かった途端、洋服の数は少ない方がたくさんのメリットがあることに気がつきます。
なぜなら、服の数が多くても実際おしゃれなコーディネートができているか?と言えばそうではなかったからです。どれもなんとなく考えたコーディネートでした。
当時200着ほどあった服を必要なものだけに厳選してみると、ほんの少しの数しか残りませんでした。
しかしおしゃれなコーディネートをつくることだけに集中したので、服の数は少なくても(むしろ多かった時よりも)満足するようになりました。
わたくしにとってコーディネートのバリエや世間体よりも、おしゃれになることのほうが大切だったのです。
さて、おしゃれな人は言わずもがな洗練されています。
洗練とは余計な物がない状態。余計なものをそぎ落として、美しいものだけが残っている状態です。
素敵だなと思うインスタグラマーさんも、みな画像が洗練されています。持ち物が透きとおって洗練されているのです。
では持ち物が洗練されるためにはどうすればいいのでしょうか?それは、自分の好きと言う感性を磨き、好きなものだけを選ぶということ。
つまり、「何を選んで何を選ばないのかー。」これを明確にすることが大切です。
ミニマリスト第2フェーズ~何を選んで何を選ばないか~

今後のミニマリスト8年目以降~でしていきたいことは、
- 好きなもの(こと)を明確にする
- 何を選ぶ、何を選ばないを明確にする
- 好きなものだけで囲まれて個性を出す
このことに集中していきたいと考えています。
つまり、第1フェーズでは「必要なもの、満足すること」がキーワードでしたが、第2フェーズでは「好きなもの」をキーワードに、目標は「個性を極める」ことになります。
まとめ~ミニマリストには段階がある~
これまでのわたくしの経験から、ミニマリストには次の段階があると分かりました。
第1フェーズでは、必要なものだけを厳選して満足すること。第2フェーズでは、好きなものを選び個性を発揮していくこと。
第1フェーズ:キーワードは「必要・満足」
- 持ち物を減らす
- 必要な物だけを選ぶ
- 少数で満足する確信を持つ
第2フェーズ:キーワードは「好き・個性」
- 自分の「好き」を明確にする
- 何を選ぶ、何を選ばないを明確にする
- 好きなものだけで囲まれて個性を出す
もしかすると今後、第3フェーズもあるのかもしれません。
いずれにしても、これまで通りミニマリストとしての生活を楽しみながら、ライフスタイルを洗練させていきたいと思っています。
今回はここまで。
最後までお読みいただき誠にありがとうございます。

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