ファッションコンサルタント鶴田です。
埼玉の大宮でパーソナルスタイルサロンを運営しています。
https://tsurutas.com/songbird/
皆さんはパーソナルカラーのイエベかブルベかで、メイク用品を選んでいらっしゃいませんか?
イエベの人はイエベメイク、ブルベの人はブルベメイクという考え方にとらわれ過ぎて疲れてしまった人へ、シンプルに選べる方法をお伝えいたします。
パーソナルカラーを使ったメイク用品の選び方にお疲れの方へ。シンプルに選ぶ方法。

サッシ―こと指原さんのメイク動画が人気と伺い、さっそく拝見してみました。
「私は〇〇なので、〇〇にしています」と、ご自身の体験を分かりやすくお話していらっしゃり、理論的で分かりやすいです。ちなみに指原さんは【黄み肌ブルベ】だそうです。
つまりご自身の肌の色は黄み寄りだけど、パーソナルカラーはブルーベースということらしいです。(とはいえ、周りからはイエベっぽいと良く言われるそうですが)
さてベースの選定は、色を近づけたときのご自身の【お顔の色の変化】がポイントです。
誰でもおこりうる現象に、
- 黄みがかった色をお顔に近づければ、血色がのって生き生きとし、
- 青みのある色をお顔に近づければ、血色を抜いてすっきりと色白になります。
ただし度が過ぎると、
- 黄みがかった色により、お顔を黄ぐすみさせたり、
- 青みがかった色により、青白く不健康に見せてしまうことも。
指原さんがイエローベースとならないのは、イエローベースの色は黄ぐすみしてしまう、またはブルーベースの色で色白にみせたほうがより美しさが際立つということが想像できます。
このことからも、お肌が黄みがかっているからイエローベース、お肌が白いからブルーベースではありません。
指原さんの【黄み肌ブルベ】のお話は、持っている自身の色でベースが決まるわけではないということが、あらためてお分かりいただけると思います。
https://tsurutas.com/2021/01/27/personalcolor-base/
①ファンデーション=自分の肌の色を選ぶ

ファンデーションの色は、ご自身のお肌の色そのままを選びます。
イエベだからイエローオークル、ブルベだからピンクオークルといったファンデーションの選び方は、ちょっと違います。
なぜなら、パーソナルカラーはメイクをしていない状態のお肌の色で診断しますので、ご自身のお肌の色を変えてしまうと診断結果を正確に活かせなくなります。
診断結果を活かすためにも、素の状態のお肌の色を活かすためにも、ご自身のお肌の色そのままを選ぶことが大切です。
②リップ=血色をのせる

お顔の中で唯一、赤くなっている部分は【唇】です。
当たり前ですが生命あるものは血が通って生き生きしていますから、唇に血色をのせるのは大切なことだと言えますね。
リップについても、イエベだからオレンジ寄りの赤が似合う、ブルベだから青みの強いピンクが似合うではなく、もともとの唇の色を引き立てる、ご自身の良さを活かすことに立ち返ってみてはいかがでしょうか。
その根拠として、ここで気になるリップをご紹介。
メイクアップアーティストの吉川康雄さんの新ブランド「アンミックス」から出るリップは、イエベ・ブルベは関係なく使えるというコンセプトとのこと。

吉川さんの、【美しさとはこうあるべき―という情報に惑わされず、一人一人の美しさを活かしたい】といったお考えが好きです。
唇は血色だから、赤いリップだと思わないでほしい―。とおっしゃられていました。
薄づきなので自分の唇の色を活かしつつ、艶や程よい色づきを施してくれる素敵なリップです。
三越伊勢丹では先行発売されていますが、全国展開は4月1日からのようです。
https://meeco.mistore.jp/contents/unmix/index.html
これまでにこんなお悩みはありませんでしたか?
- 口紅の色は難しい。
- 似合うリップの色になかなか出会えない。
- そもそも口紅が似合わない気がするー。
こんな風にモヤモヤがあった方へ。
血色という考え方をキーに、自然な唇の色を選んでみませんか。
③アイシャドウ=光と影

アイシャドウは目鼻立ちをくっきり見せたり、お顔に陰影をつけることができます。
ミニマルな色選びなら、以下の2つです。
- 明るく白っぽい色
- 暗い締め色
1つ目の明るく白っぽい色は、アイホール全体に乗せるためです。
つややかで明るいアイシャドウをアイホール全体に乗せると、光をのせて立体感を施します。そしてくすみも飛ばします。
基本は白っぽく透明感の出る色です。色味は少ないのでイエベブルベはあまり気にせず、ラメ、パール、マットといった質感をポイントに選んでみても良いかもしれません。


ちなみにパーソナルカラーで清色が得意な方(スプリング・ウインター)は、ラメといった艶や光りの質感がお似合いになられます。
反面、濁色が得意な方(サマー・オータム)は、ほどよくマットな質感がお似合いです。
そして2つめは、暗めな色(締め色)です。
暗い色は目の際にのせることで目鼻立ちをくっきり見せてくれるため、アイラインの代わりにぼかして入れても素敵です。
暗い色も低彩度な色です。こちらも色味が少ない分、イエベブルベはあまり気にせずお好みで選んでみてはいかがでしょうか。
逆に高彩度な色は、パーソナルカラーで診断されたアクセントカラー(鮮やかな色)を取り入れると良いですね。

なお陰影にはハイライトやシェーディングも効果的。

このように【光と影】に使う色は、明るさ暗さの度合いや質感で選び、さほどパーソナルカラーを考慮せずとも選びやすいと考えます。
メイクは色付きが必要と考えず、光と影だけでも美しくあられます。

ちなみに今のマスク生活では、お目元が強調されて見えます。
リップを塗らないからとか、お顔が半分隠れているからといった理由で、ついお目元をしっかりメイクしてしまうこともあるかもしれませんが、今の時代こそ引き算が必要だと考えます。
それよりもマスクのおしゃれを考慮したほうが良いかもしれません。

だからこそ、光と影です。
色選びはご自身の目の強さもよく考慮して、バランスをとることをおすすめいたします。
そしてパーソナルカラーのマスクを身につけることも検討してみてください。
メイク用品の選び方・まとめ
パーソナルカラーを使ったメイク用品の選び方にお疲れの方へ。
シンプルに選ぶ方法をお伝えいたしました。
最後にまとめます。
メイク用品の選び方・まとめ
- ファンデーションは、ご自身の肌の色と同じもの
- リップは、血色をのせるだけ
- アイシャドウは、光と影
こんな風にとらえると、イエベ仕様・ブルベ仕様といったメイク情報に飛びつかなくても、シンプルに選ぶことができるかもしれません。
何かお役に立てれば幸いです。
今回はここまで。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。

装いは生きざまが表れます。
つまりファッションは人生そのものです。装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
お一人おひとり、それぞれに美しさがあります。
美しさとは、人と比べずご自身を良く知ること。そしてありのままの自分を受け入れて大切にすることだと考えます。
お客様の声200件を超えるパーソナルスタイリスト鶴田が、お客さまの魅力や個性を分析し、お好みやライフスタイルに合わせつつ、その方だけの美しさを表現する装いのサポートをさせていただきます。
型にとらわれず、ありのままの美しさを大切にすることをモットーに、
お客さまがファッションで自己表現するためのお手伝いを誠心誠意つとめます。