2022-09-09
結論から申し上げて、おしゃれをスムーズに行うために必要な考え方は、
であります。
つまり自分のライフスタイルを振り返り、快適に過ごせる服の条件を考えること。
そして見た目を着飾るために、どんな情報から流行を選ぶかを決めることです。
それでは、なぜこの2つが必要か、その根拠を以下に説明いたします。
服には「機能性」と「装飾性」という2つの側面があると考えることができます。
服は単に物(もの)であることから、電化製品を選ぶように、その機能性(スペック)と装飾性(見た目)を選べばよいという考えです。
身体を隠したり守ったりする「服の基本的な役割」であり、暑さ寒さ対策、着心地の良さ、TPOに合わせるなど、人が生活する上で「快適に過ごすことができるか」を考える要点です。
人が社会で快適に過ごすためには「TPO」に合わせることを必要とします。よって自らのライフスタイルである「TPO」の深堀りが必須というわけです。
外見的に人に訴えたり自己に楽しみや満足を与えたりすることができる審美的要素で、個々が自由に選択できる「服の見た目」を考える要点です。
現在は見た目至上主義の時代の中、さまざまな人がファッションに関するSNSを盛んに発信しています。そしてインスタグラマーの見た目に憧れて真似する人が増えると、流行が生まれていきます。
つまり、服の見た目を考える行為は、どんなファッションをしようか‥を考えることであり、流行(情報)を選択する行為だと言えます。
それではTPOの深堀りをするために、TPOについて詳しく説明します。
そもそもTPOとは、
の略語で、時、場所、場合に即した服装をすべきというファッションのマナーのような意味合いで登場しました。
しかしながらTPOは、パーティや厳粛な場所にでも行かない限り普通の人の生活には必要がなさそうなので、これを考えて服を買う人はあまりいないのではないかと思います。
ですがTPOを自分のライフスタイルと捉えると、どんな人でも深く関わっている要点だということに気が付くと思います。
このときTPOをより深く、
と考えてみて下さい。
つまり服を選ぶときに、
自分の生活にピッタリ合う服を選ぶことができます。
具体的には、
このようにTPOに合わせて必要な服を買うことができれば、「着て行く服がない!」と慌てることもありません。
服を選ぶ基準が分からないのは、TPOの深堀りが足りていないから。
自分が快適に過ごせる服の条件を、TPO(自分のライフスタイル)を深ぼることで研究してみましょう。
ファッションの流行(情報)を選ぶときに、沢山の情報にまみれて混沌としてしまわないために、あらかじめ自分の指針を決めておくと良いでしょう。
そのためには、
これにつきます。
ファッションの流行は、
人に行動(消費)を促すものです。
消費を促す有名人の広告宣伝に影響され、買わされるのではなく、自らの意志で選んで買いたいものです。
参考までにファッション情報の種類と、流行の流れをご説明します。
私が現在考えているファッション情報(流行)の種類には、
となり、マスに落ちてくる情報(一般的な流行)は、2.~3.によって実際に消費行動を重ねた結果、一定の大きな定量となった結果だと考えます。
流行が作られる流れはトリクルダウン理論とよばれ、1.から流行のエッセンスが滴り落ちて、5.にかけて浸透してくいうという理論です。
2.は自己顕示欲や個性、自己表現など下位層からの差異化(同調化を防ぐ)を求めて逃げていき、3.は上位層への同調化を求めて追いかけていくという構造になっています。
4.は社会的に認められたいという承認欲求から、流行を身に纏う傾向に。
このような層が作り出す流行のメカニズムを理解すると、
自分はどの立場で流行(情報)と付き合うか?
またどの層からの流行(情報)を選ぶか?
を考えることができ、アイデンティティを確立することができると考えます。
以上、おしゃれに必要な2つの視点に、
をお伝えしました。
みなさんも、
などを考えて、情報を取捨選択してみて下さい。
おしゃれを選ぶのも、
おしゃれを選ぶ考え方を選ぶのも、
自分次第です。
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