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アラフォー ファッション

「足るを知る」と「自己肯定感」について

2024-08-31

私は装いの哲学に、もともと老子の考えである「足るを知る」を基に、ミニマリズムを信じてきました。

足るを知ることで、自分自身や置かれている環境に感謝することができます。人と比べることなく自分を大切にすることで、競争から脱却でき、自己顕示欲のための装いをする必要もなくなります。

昨今の過剰なSNS上では華やかな美的追求が多く見られますが、ミニマリズムを持つことでSNSに対する反応も薄くなり、常に心は穏やかです。

ミニマリストは世の中において、ある側面では取り上げられていますが、なかなか美的価値観との調和という観点や新たな美意識の定義を再考させられているかは疑問です。しかし、その可能性は多いにあると思います。

人は誰しも外見で自分のエゴを表現したいという欲望があると思います。そして服装は自己表現の手段となりうることは昨今のSNSを見ても明らかです。

にも関わらず、ファッションが苦手な人は他人からの評価を気にするあまり、自分の好みを反映できなかったり、控えめであるが故に個性や創造性を発揮できないことがあります。また周りの目を気にしすぎるために同調圧力に応じてしまい、無難な流行に飛びついてしまう傾向にあります。

しかし流行に飛びつくのは、見苦しい行動に繋がることを危惧しております。

なぜなら、世の中には流行的な服が安価で出まわっており、それは粗悪な素材や縫製でありつつも流行的な見た目があることで、ファッションに苦手な人に消費される構図となっているからです。

これが見苦しい商品が増えていく要因であると懸念しております。

世の中の商品やサービスは、本来なら必要であったり楽しみであったりするために買うものであってほしいのですが、実際のところ欲しくもないものを買わせるために、盛んに広告が出されて、われわれに消費させます。

このようにして、われわれの購買行動は企業を儲けさせるためにお金を使うことを期待されるしくみになっています。そして余計な服を買う行為は、資源を浪費したり環境を破壊したりすることになりかねません。

ちなみにファッションが苦手な人や自己肯定感が低い人が流行を身につけても、根本の解決にはなりません。ファッションが苦手な人や自己肯定感が低い人は、自分に自信を身につけないと根本の解決にはならないのです。

そのためには仕事のスキルや内面を磨くことが一番に有効です。内面が磨かれることで自己表現を外見に求めようとすることがなくなるからです。

今の世の中のように服装や外見に過度にこだわることは、虚栄心や見栄のための行動を促進し、他者との競争や比較を助長することにもつながります。

個人が美を追求すること自体が悪いわけではありませんが、それが社会的な良心や倫理的な行動ではない場合、それは問題であると考えます。

もしわれわれがミニマリズムを実践することで、他人との比較や競争から解放され、自己肯定感を高めることができたときには、自己顕示欲に基づく装いから解放され、より精神的に充実した美を追求できるようになります。

現代のファッションの疲弊問題において、ミニマリズムの「足るを知る」という行為は、われわれに新たな光をもたらすと考えています。

そして、本当にそうであれば良いと思います。

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