
2024-08-31
私は装いの哲学に、
「足るを知る」という考えを置いています。
満ちていることを知る。
それだけで、
選び方は変わります。
人と比べなくなる。
過剰に求めなくなる。
装いもまた、
自己顕示のためのものではなくなる。
いまは、過剰な時代です。
SNSを開けば、
美しさは競われ、誇張され、消費されていく。
それに反応し続ければ、
心は常に揺れ続けます。
だからこそ、
反応しないという選択が必要になる。
ミニマリズムとは、
減らすことではありません。
過剰に反応しないこと。
そして、
必要なものだけを静かに選ぶこと。
本来、ものを買うという行為は、
必要か、あるいは純粋な喜びのためにあるはずです。
けれど現実には、
欲しくもないものが、
巧妙に欲しくなるように設計されている。
その流れに乗れば、
選んでいるつもりで、選ばされていく。
装いも同じです。
流行に追いつこうとするほど、
自分の基準は外に移っていく。
すると、迷いが生まれる。
ファッションが苦手な人ほど、
他人の目を基準にしてしまう。
だからまず、
外を見るのをやめる。
必要なのは、
自分の内側に基準を戻すことです。
自信は、外側からつくられるものではありません。
整い、選び、
ズレが減っていった結果として、
あとから残るものです。
だからこそ、
内面を整えることが先にある。
外見は、その延長にすぎません。
美しさは、競うものではない。
満ちていることに気づいた人から、
静かに整っていくものです。
ミニマリズムの「足るを知る」という行為は、
この過剰な時代において、
ひとつの光になる。
私は、そう考えています。
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