
2026-03-26

人は「おしゃれをしよう」とする。
それも多くは、人の目を意識して。
人の目を気にする結果、視線は外ではなく、内側のコンプレックスに向く。
何を着たいかではなく、何を隠すかが基準になる。
すると、洋服は選びにくくなる。
何を着ても、しっくりこない。
そしてまた、コンプレックスが増えていく。
過剰に意識することで、それは増殖する。
そもそもコンプレックスとは、
他人との比較によって、自分が劣っていると感じる部分だ。
けれど冷静に見れば、
他人はそこまで、こちらを見ていない。
人は、自分のことで精一杯だ。
誰かの内面の劣等感など、気にするほど暇ではない。
人の目に留まるのは、
目立つ人だけだ。
良いものを持っていそうな人。
満ちているように見える人。
幸福そうな人。
もし、人の目を気にするほど「見られたい」のなら、
見られる側に回るとよいだろう。
けれど、多くの場合そうではない。
おしゃれとは、見られるためのものではない。
整っている人が、結果として見られているだけだ。
つまり、
人の目 → おしゃれをしようとする行為 → コンプレックスの増殖
ではなく、
自分 → 整った状態 → 結果としての見え方
これがおしゃれの構造だ。
だから、意識する場所が違う。
その前提に、人の目はない。
おしゃれをやめると、装いは整う。
なぜなら、作為が消えるからだ。
おしゃれをやめ、自分が整いはじめたとき、
装いもまた、自然に整いはじめる。
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