2024-12-20
思考を変えれば人生が変わる——
自己肯定感とは、これまで生きてきた自分自身の環境で身についたものであり、生まれながらにして低いなどということはないと捉えます。
心の持ち方を変える秘訣があります。
自己肯定感は、強い影響を受けた親や社会環境の影響を自身の中に受け入れた結果として現れています。ですから、もし望むのであれば自己肯定感を高めることはできるはずなのです。
これまでに植えつけた考えを捨て、自分を信じるために自己肯定感を高めましょう。それには視点を変えてみることが必要です。
自分に自信がないときは自分を責めてしまいがちです。そして他人と比べて自分は劣っている、恵まれていない、、との考えが広がり他人を羨ましく思ってしまうことも。
「いまここ」の自分を受け入れて、その状況に感謝をすることが大切です。自分の環境を否定することは、自分自身を否定することに繋がってしまいます。
いま自分の環境が大変な試練だと感じるならば、その試練を真っ向から受け入れるほかありません。なぜなら自分の人生は自分でなんとかするしかないからです。他人を羨んでも何にも役に立ちません。
——自分は自分。
前を向いてただやることで救われるものです。いま与えられた環境、使命に没頭することで、淡々と粛々と一日が積み上がり、やがて自信となっていきます。ただ淡々と送る日々を無意味だと思わずに、積み重ねて下さい。
このように自分自身を受け入れることで、他人と比べることもなく自己否定もなくなります。
人から何かしてもらったときは感謝の気持ちやお礼を早めに伝えることです。形は自分なりで良いと思いますが、お礼の手紙を書くことも素敵なことです。
また、日ごろから「ありがとう」という言葉を沢山使うように心がけます。例えば道を譲ってもらったら「すみません」ではなく「ありがとうございます」、コンビニで店員さんに対応してもらったら、「どうも」と言うのも良い習慣だと思います。
さらに、素敵な人がいたら惜しまずそれを口にすることも素敵なことです。
感謝の言葉や誉め言葉には、自分自身も前向きに頑張ろうと思える「言葉の力」があります。
自分に自信がないとき、自分の良い面が見えにくくなっています。しかしどんな人にも良いところはあるはずです。家族や友達など、自分を良く知る人がそばにいるなら「わたしの良いところってどんなところ?」と聞いてみると良いかもしれません。
または自分で、自分の好きなところや得意なことを見つけてノートに書き出してみます。自分の良い面を見つけてリストにすると、頭の整理にもなります。
そのリストを毎日見直して自問自答をすると、自分の事をもっと良く知ることができます。
自分の長所を知るということは自分を知ることでもあります。自分の良い面を知ることで、自分に対する気持ちがポジティブになります。
誰しも間違いを起こすことがありますが、そんなときは『あの時の自分の行動はどうだったかな』と、振り返ることが大切です。
自分自身の行動を振り返り洞察をすることで反省点や気づきを得る、これが内省という作業です。つまり、間違いの数ほど内省することにつながり、のちの成長にもつながります。人として深みを増すためには必要な作業です。
また、間違いを起こした時は即座に謝る姿勢を持つことも忘れたくない視点です。謝ることが苦手な人もいますが、その覚悟を決め責任感を持つことで、弱い自分を受け入れることにもつながります。
過去の過ちが頭から離れず罪の意識に苛まれることに、何も意味はありません。ありのままの自分を受け入れられず、自分の理想と対立しているために自分を大事にできなくなるからです。
過去の失敗や過ちを考えすぎたり、逆に未来に対して漠然とした不安を抱き悲観する行為は、自分を大事にすることができないため、捨てるべきでしょう。
では、そのためにはどうするべきか?それは簡単です。「いまここ」に目を向けて過ごすこと、いまに集中して生きることです。
過去の過ちを責めない、そして未来を悲観しない。いつも「現在(いま)」を大切に淡々と過ごすことで、自己嫌悪や不安感といった不要な感情を持たないでいられます。
やる気が起きず引きこもりがちな時こそ、行動あるのみです。
とはいえ前向きに行動しましょう!と言っているのではありません。例えば淡々と部屋の掃除をし、ご飯を買いに外に出かけて、丁寧な食事を取ることを心がけます。これだけで十分です。
何をやっても無駄・意味がないと考える思考や、人生の空しさや無意味さといった悲観的な考え方に囚われているとき、実は不幸ではありません。
なぜなら、行動せずに引きこもっていても、住むところがあり・食べるものがあり・生きていられるからです。行動しなくてもそれなりに生活ができる環境であれば、無理して頑張る必要がなくなります。だからやる気が失われていくのです。
もし、ある母親がお腹を空かせて泣いている赤ちゃんを目の前にしたら、心の状態がネガティブであろうと、その子のためにお乳をのませたり離乳食を与えたりと何としても与えるものです。そうでないと生きていられないからです。子どものために自分がどんな状態であるかは関係なく、何も考えずに行動できます。
人間は本来、こういった行動がとれるものであります。人生とは空しいものだ—などと考える必要はありません。
大抵、体を動かせば思考もポジティブになっていきます。引きこもってしまうときこそ、体を動かすことが第一に必要なのです。
一日を終えて、「あぁ、何もできなかった」と悲観することはありませんか?
恐らく頑張り屋で真面目な人ほどそのような傾向にあります。自分に厳しいがゆえに、やったことに目を向けずに、やれなかったことだけに目を向けてしまうのですよね。
ですから一日の終わりに、「今日はこれができた!あれもできた!」と今日一日の良かったこと、嬉しかったことだけを振り返りましょう。
どんな一日でも良いことが一つは見つかるはずです。それを見つけてあげたら前向きな気分になれるはずです。
現代の生活リズムはとても速いです。そのため、毎朝の電車でノリの良い音楽を聴き、やる気を出そうとする人もいるのではないでしょうか。
実は過密スケジュールをこなさなければならない、急がなければならない人こそ、ゆったりとしたリズムが必要だと思います。ノリの良い激しい音楽ではなく、ぜひクラシックなどの安らぎのある音楽を聴いてみてください。
すると、ゆったり流れるハーモニーが呼吸を整えリラックスでき、動作がゆっくりと動く自分に気が付きます。ゆったりとしたリズムは、心の安らぎを取り戻してくれるのです。
ゆったりとしたリズムは過密スケジュールが滞るどころか、心のゆとりからミスも減り意外にもスムーズに運びます。心の中に静けさを取り戻すことで新しい考え方も見つかります。そして穏やかに一日が大成功で終わります。
あれほどまでにやらなければならないことに目まぐるしく追われていた一日が、本当にやるべきことは単純であったことに気がつくはずです。
このように思考を変えることによって人生の質が上がります。自己肯定感を高めたい方へ、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
今回の記事【思考を変えれば人生が変わる】①自己肯定感の高め方 のシリーズ三部作として、以下の記事もご紹介させていただきます。
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