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さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル

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合唱コンクールで気が付いた、人生を彩るということ

2025-06-13

合唱とは

息子の中学校の合唱コンクールに行きました。

あたたかい光に包まれた舞台。

神聖な場所に立つ子どもたちは、まだ幼さを残しながらも、確かに歩んできた時間を背負っているような、それぞれの「音の粒」が響きあう、躍動感のある光景でした。

声色の粒が重なり、ハーモニーを創造する

最初の音が響いたとき、私は気がつきました。歌声には、それぞれの「声色」があるのだと。

  • 高く、透明で、エレガントな女性の声。
  • 低く、誠実で、勇ましい男性の声。

そのどちらも欠けてはならず、どちらかが強すぎても、ハーモニーにはならない。

とりわけ、男性の声が確かに支えているとき、合唱は安定感をまとい、根の通ったハーモニーになるのです。

その力強さは、やはり不可欠なものだと、感じました。

指揮者に必要なリーダーシップ

指揮者の存在にも、心を奪われました。

指揮者はただ目立つためにいるのではなく、みんなの声の色を見極め、それをどのように束ね、どんな方向へ導くかを常に考えなくてはなりません。

自分に酔うことなく、知的に、そしてクールに舞台全体を見渡す、重厚感。

その背中には、静かなリーダーシップがあり、足元には、確かな方向性が感じられました。

伴走者のアーティスト性

伴奏者もまた、美しかった。

リズムを守るだけではなく、丁寧な強弱、表情のつけ方、余韻まで洗練されている。

その姿から、本来は歌を支えるべき伴奏者であるが、時に、歌声よりも主役になる瞬間があってもいいのではないか——

そのように思ったほどでした。

心に響く音楽は、そっと寄り添うということ

そして、気づいたことがあります。

それは、「聞いてください」という謙虚さと、「届けたい」という優しい思いがあるとき、合唱は人の心に深く届く、ということ。

一方で、「無敵だ! 絶対負けない! 優勝するぞ!」そんな気合いの言葉には、どこか押しつけがましさがありました。

まるでお腹いっぱいのときに、さらに何かを勧められるように感じられるような——でも、それもまた、中学生ならではの、美しい若さです。

とはいえ、静かに差し出される歌のほうが、ずっと強く響くことを知りました。

  • 言葉を丁寧に紡ぎ、語りかけるように。
  • 時に叫ぶように。
  • そして、祈りのように。

人生も、色を付けていく行為ではないか

音のひとつひとつが粒となって、光のように弾けるとき、私の中に情景が浮かびました。

その景色は、まるで風に揺れる木々や、夕暮れの空のように、どこか懐かしくて、ああ、これが「美しい」と感じる心なんだ、と気づかせてくれました。

そして、ふと思ったのです。

人生も、こんなふうに「色をつけていく行為」なのだと。

どんなハーモニーを奏でるのか。それは、創造であり、それが、生きるということなのだと。

人生を彩るハーモニーから見た光景とは

合唱コンクールで見たものは、ただの演奏ではありません。それは、ひとつの、彼らの人生でした。

「光」のように、「音」のように、「匂い」のように、静かに消えていくけれど、確かに心に残る風景。

押しつけがましくないのに胸に残る余韻は、せつなさと、あたたかさと、満たされる思いが、ありました。

そして、心に響いたあの歌——
「小さな手でできること」
「だれにでもできることがある」

小さな手でも、小さな声でも、響きあえば、その思いは確かに心に届きます。その姿には、ナニモノニモカエガタイ美しさがありました。

それはもう、彼らの祈りのようでした。小さな手でも、小さな声でも、誰かと響き合えば、確かに世界が変わるのだと。

私はその光景を見ました。

そして自分もまた、一人でいるときも、誰かといるときも、言葉に音や色を重ねていけるように——そんなふうに、生きていきたいと、静かに思ったのです。

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