2025-07-11
装いは、一般的に「おしゃれ」とか「似合う」など、見た目を良く見せようとするから、「他人軸」で判断しがち。
でも、その前に思うこと。
私は、自分自身にとって、安心できるもの、信頼できるもの。
そういう装いが、大切だと思っています。
特に、見た目重視の世界で疲れ果てた、孤独な人たちのために――
ここでは、自分自身のために書いた「10の問い」と「答え」をもとに、
わたしがどんなふうに「自分のスタイル」を形づくってきたのかを綴ってみます。
もしあなたが、「自分に似合う服がわからない」と感じていたら、
いちど、“外見”よりも“内側”に目を向けてみると、何かが始まるかもしれません。
――人間は、生きるために内省が大切です。
自分の“素”を肯定する
スタイルを考えるとき、最初に見るべき視点は「流行」でも「診断結果」でもありません。
まずは、いまの自分自身をそのまま受け止めるところから始まる――そう思っています。
例えば、こんな問いを自分に投げかけてみました。
Q1|がんばらなくていい装いとは?
→ 気心地の良いジャケット、スラックス、ローファー。
Q2|いま惹かれるもの、心が動くものは?
→ 美しい空間。たとえば、静かな図書館やクラシカルなカフェ。
Q3|安心できるクローゼットをつくるなら?
→ ジャケットやシャツが揃っていて、アクセサリーも程よくあること。
「こうでなければ」を手放して、自分の“好き”を単に取り戻す時間。
服が先じゃない。気持ちが先。
そんな小さな自覚が、スタイルの軸になります。
他者と関わるとき、自分らしさをどう保つか?
装いは、誰かと出会う“入口”でもあります。
でも、誰かのために変える必要はありません。
装いとは自分を消さずに自信をもって、誰かと繋がるためのものだと考えています。
Q4|どんな人と一緒にいたい?そのときの装いは?
→ 品の良い素敵な人と。私は、メンズライクで色気のあるスタイルで。
Q5|誰かに見せたい、でも目立ちたくないときは?
→ スーツやジャケット。地味に見えて、密かにかっこいい。
Q6|大切な人に伝えたい気持ちと装いは?
→ 「あなたに敬意を表します」。だから高級感のある私でいたい。
“誰かと過ごすときの自分”を想像することで、
「どんな距離感が心地よいのか」「どんな印象を大切にしたいのか」が見えてきます。
目立たず、でも確かに、“自分を選ぶ装い”へ
服は、未来に向けての「指針」でもあります。
たとえば、こんな問いがそれを教えてくれます。
Q7|いま、なにがつらい?それをやわらげる装いは?
→ 自分の想いは伝わりにくい。でも、信念をもって纏うジャケットは支えになる。
Q8|いちばん欲しい空間は?それを感じさせる服は?
→ 洗練された、美しい部屋。クラシカルで上質なスタイル。
Q9|いま、どこに行きたい?そこに似合う自分は?
→ シャレた場所。媚びないけどチャーミングな装いで。
Q10|未来の自分がくれる言葉と、それに似合う服は?
→「あなたはいつでも凛としているわよ」
→ 凛としたジャケットや、芯のあるワンピース。
どこに向かって歩いていきたいのか?
その歩みに、どんな服が付き添ってくれるのか?
そう考えはじめたとき、「スタイル=人生」だと気づけることでしょう。
スタイルは、他人軸の「これが似合う」という、外見の正解ではない。
むしろ、何を着てもいいし、何も着飾らなくてもいい。
でも、“自分が自分でいられる軸”を選び取ること――
それが、装いにおける“哲学”の始まりなのだと思います。
私が問いを通して見つけてきた歩みそのものは、派手ではないかもしれない。
でも、とても静かに、そして深く、自分の内側と繋がっています。
そんな風に装いを選びながら、私はこれからも「自分を生きる」ために、ブラッシュアップし続けていきます。
あなたもぜひ、今日の自分に問いかけてみてください。
その答えの中に、あなただけのスタイルのヒントが眠っているかもしれません。
装い哲学セッションに興味のある方は、ぜひこちらもそっと覗いてみてください。
TAG :
CATEGORY :
さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル