パーソナルカラー・骨格診断サロン

ファッションコンサルティング

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診断を受けても、服が選べないのはなぜか?

2025-08-02

パーソナルカラー診断や骨格診断、その他ファッション系と診断を受けた方の多くが、
「似合うものが知れてよかった!…でも、で、何着たらいいの?」
と迷子になることがあります。

私は、お客さまが診断を受けても、なぜ服が選べないのか?これまでずっと葛藤がありました。
そしてここにきて、ようやくわかったことがあります。

これは、お客さまが悪いのではありません。
診断結果だけ渡して、それを実際の服選びに落とし込む方法が渡されていない、診断自体に問題があるのです。

1. 似合う色・素材・形を知っても、服は選べない

たとえば診断でこんなアドバイスを受けたとしましょう。

  • 「イエベ春ですね。明るくカラフル、ソフトな色がお得意です」
  • 「骨格ストレートですので、ハリのある素材が似合います」
  • 「ウェーブタイプは、ウエスト位置は高めがおすすめです」
  • 「オーバーサイズは、だらしなく見えやすく苦手かもしれません」

でも、いざ服を買いに行くと──

❓「イエベ春の白」って、どの白?

→ 真っ白?アイボリー?生成り?お店には“イエベ春”とは書いていません。
明るい色が似合うって言われたけど、黒い服って好きだったんだよね、もう着ちゃダメなの?

❓「ハリのある素材」って、どんな素材?

→ 見ても触ってもよく分からない。ポリエステルはだめ?コットンがいいの?結局、何がハリなの?

❓「ウエスト高め」って、どのくらい?

→ 股上が深いパンツ?ハイウエストスカート?これが高めなの?でも今の服ってハイウエスト多いよね。

❓「オーバーサイズじゃない服」ってどのサイズ?

→ そもそも、これはオーバーサイズなの?最近は大きめが流行ってるから基準が分からない…

2. 店員さんにこう言っても、きっと伝わらない

じゃ、店員さんに、診断で言われたこといったら、似合う服が買えるのでしょうか?

「イエベの服、ください」
「ハリのある服、ください」
「ウエスト高めで、オーバーサイズじゃない服ください」

いいえ。
きっと、こう返されます。

  • 「そもそも、どんなアイテムをお探しですか?シャツ?ワンピース?ジャケット?」
  • 「であれば、どんなイメージの服が良いですか?女性らしく?ラフに?キレイめ?カジュアル?」
  • 「もっというと、ご用途は?お仕事?プライベートやデートなら、そのお出かけ先は?」

店員さんも結局、
お客さまがどんな服を探しているのか?
お客さまが実際にどこで、どんなイメージをお召しになりたいと思っているのか?
そのためにはどんなアイテムがよいのか?

こういったことまで落とし込まなければ、提案できません。

つまり。
診断で出てくる「色・素材・シルエット・着こなし」は、現実の買い物の現場ではバラバラに提示されています。当たり前なのですが、商品としては目に見えていません。

この当たり前のことに、お客さまも診断する側も、意外と気づいていないのではないでしょうか。
骨格診断に関する書籍が登場したのは、私の知る限りでは2015年ごろ。
私自身は2017年に、骨格診断とパーソナルカラー診断の学校で学びましたが、そこから8~10年が経過した今でも、変わらず「診断」という手法をメインにファッションコンサルティングを行うやり方では、精度が低いと感じるようになりました。

以上、このことが、診断を受けて知識は得たのに洋服選びに活かせない、という“診断難民”を生む原因だと思っています。

3. 服は「用途」×「なりたい印象」×「好み」で選ぶものだから

診断は、あなたに「似合う方向性」を整えるための、一部の情報までは教えてくれます。

  1. 似合う色
  2. 似合う素材
  3. 似合うシルエット
  4. 似合うテイスト

しかしながら、「色」・「素材」・「シルエット」・「テイスト」これらは商品として売ってはいませんから、服を実際に選ぶには、

  1. どんなときに着るか(用途)
  2. どんな印象になりたいか(印象・在り方)
  3. どんな服が好きか(好み)

という3つの軸がないと、洋服は選べません。

4. 「診断結果」は、あくまで補助ツール

診断で得たのは、「ゴール」ではありません。
それは、自分で失敗せず選ぶためのフィルターであり、“補助ツール”です。

  • 「似合う色」=顔映りや全体調和を整える
  • 「似合う素材・形」=印象づくりを意識的によくする
  • 「似合う着こなし」=自分らしさを引き立てる表現方法

つまり、主の目的ではなく、印象を支える土台づくりです。

「似合う色」=選択肢を絞れる安心感

診断はゴールではなく補助ツール。
具体的に似合う色を知れば、

  • 疲れてても顔色が悪く見えない
  • ノーメイクでも清潔感が出る
  • あか抜けて見えるのに、頑張ってる感が出ない

白Tを買うときも、「青白系は避けて、アイボリー系」とフィルターをかけられたり、「なんとなくこれでいいや」じゃなく、「この中から選べば大丈夫」という安心感を得られるものになります。

アクセサリーを選ぶときシルバーいいのか?ゴールドがいいのか?、
メイクの色でよく迷う、オレンジがいいのか?ピンク系がいいのか?、
こういった問題も、選ぶ時間・試着回数が減るため、忙しい人ほど効果抜群です。

5. 服が“選べるようになる”ために必要なこと

診断結果で得た「補助ツール」を使って、実際に洋服を「どう選ぶか」は、

  • 「自分のライフスタイルとは?どんな服が必要か」
  • 「自分の在りたい姿、好みのスタイルは?」
  • 「自分のライフスタイルに、どこまで自分の好みをすり合わせることができるか」
  • 「何を軸にすれば、自信を持って手に取れるのか」
  • 「実現可能な予算配分の計画、生活費の見直し、スタイル維持のための食生活の見直し」など

こういったことを内省・言語化し、服を自分で見つける実践をすることが必要です。

とりあえずこれをして!(すぐにできること)

  • いつ・どこで着る服なのか(仕事orプライベート、お出かけ場所など)
  • どんな風に見せたいか(真面目、誠実感、華やか、自然体など)
  • 自分の好み(色:暗めが好き、素材:気心地のよい柔らかいもの、テイスト:あまり女性らしすぎないものなど)

これを考えるために雑誌やSNSなどの画像を見て、好みの方向性を可視化・言語化し、ユニクロなど大型のモールで試着しやすいお店へ出向き、家族や店員さんに相談しながら試着をすることです。

6. 診断の本質は「選ぶ力」を向上させること

つまり診断とは──

おしゃれになるゴールや魔法ではなく、
無駄な迷いや失敗を減らす、選択の精度を上げる補助ツール

あなたが診断後、洋服選びのルーティーンを、さらにスキルアップさせて、
「あなたの“似合う”と、“好き”と、”こうありたい”と、”ライフスタイル”」といった「人生」をすり合わせながら、「あなたらしい装い」をすることを目的とした、「きっかけ」になるものです。

きっかけとはいっても馬鹿にしてはなりません。
何事も、小さなことから大きなことへとつながります。
それは、診断をきっかけに、洋服を自信をもって選べるようになる——このスキルさえあれば、迷わずに服を選べるどころか、生き方にも自信をもてるようになります。

洋服選び=生き方の軸、です。

そのために、私が提供するのは

  • 世の中の価値観を無視した、あなたの魅力の発掘
  • あなたの「好き」と「似合う」、「必要な服」を結びつける対話
  • 実際の洋服選びの‟コツ”(色・素材・形の見分け方)
  • 「あなただけのスタイル」を一緒につくるレクチャー

✅サービスラインナップ

  • 「魅力発掘」—パーソナルスタイル診断(パーソナルカラー×骨格診断×メイクアドバイス)
  • 「好きと似合う、必要な服」の結び付け—買い物同行で詳細分析&レクチャー
  • 「洋服選びのコツ」伝授—買い物同行の実践で目から鱗的にレクチャー
  • 「あなたのスタイル」を掘り下げる—装い哲学セッションで自己分析ツールを用いた内省ワーク

トータル講座:
洋服選びの基本から、スタイリストの経験と知恵をすべて学びたい—装いベーシック講座

最後に:似合う服を知る診断は、始まりにすぎません

診断はゴールではなく、あなたらしい装いを探す“地図”のようなものです。

その地図を手に、どこへ向かうか、どんな自分を生きたいか──それを一緒に考えていくことが、私の仕事だと思っています。

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