2025-10-05
「センスの良い生き方」とは、何でしょうか。
それは、流行に振り回されることではなく、
本質を見抜く力を持つこと。
本質とは、それがなければ成り立たない、いちばん重要なもの。
土台であり、核です。
本質をつかまなければ、どんな問題も根本的には解決しません。
服選びも生き方も、本質をつかめばすべてがシンプルになります。
今回は、私自身の経験を通して気づいた「センスの良い生き方」についてお話しします。
「おしゃれになりたいけど、何を着たらいいのかわからない」
多くの人が、この悩みに直面します。
でも、行動の仕方によって、その後の人生が変わります。
何が似合うかわからないから無難な服を選ぶ。
結果、マンネリ化・老け見え。
年齢や体型のせいにして諦めてしまう。
→ 堂々巡り、現状維持。
骨格診断・カラー診断を受けて「似合うもの」を知る。
けれど、それをどう活かすか分からず、行動が止まる。
→ 「分かった」だけで終わる。
プロと買い物に行き、体感で「似合う」を学ぶ。
似合う服の素材・サイズ感を知り、メイク・髪型まで整えトータルで変わる。
→ 見た目だけでなく、人生が変わる。
──この③の人が、本質をつかんでいる人です。
おしゃれは「知識」ではなく「実践」。
そして、「自分に投資する覚悟」なのです。
プロの力を借りることは、最初はコストに見えるかもしれません。
けれど、それは“自分の軸”をつくる投資です。
本質的に自分を整えると、生活のクオリティが上がり、長期的に見れば、むしろコスパが良くなります。
堂々巡りで言い訳を続けるか、
自分に投資して人生を好転させるか。
この選択が、センスの良い生き方を分けます。
私がミニマリストになったのは13年前。
当時、夫婦で200着あった服を30着に減らしました。
けれど不思議なことに、服の数が減るほどおしゃれになったのです。
理由は簡単。
「一軍の服」しか残らなかったから。
以前は、「たまにはこれ着ようかな」と、
あまり着ていなかった服を引っぱり出しては、微妙なコーデで失敗したり。
その格好のまま一日を過ごすのが嫌で、休憩時間に取り急ぎ買い物をしてしまったり。
けれど、そうして買った服も結局あまり着ないまま増えていく──まさに堂々巡りでした。
いまは、ハイ&ロー(高級品と使いやすいもの)を上手に組み合わせ、
良いものを長く使うようにしています。
少ない数で心から満足できる服しか持っていません。
服の数は減っても、おしゃれの質は格段に上がり、もちろん満足度も確実に上がりました。
大人の装いに必要なのは、
「人生の深み」「センスのよさ」「高級感」。
若い世代と同じようにトレンドを追う必要はありません。
大切なのは、人生の厚みをにじませること。
それは、ブランドで固めることではなく、
ユニクロでも「高見え」するように整える力です。
大切なのは“数”でも“値段”でもなく、
「自分の価値をわかっているかどうか」。
つまり、“自分の価値を知っている人”に見えること、です。
「装い」は生き方の鏡です。
日々のおしゃれに満足できていれば、どんなときでも堂々と生きられます。
センスの良い生き方とは、
本質を見抜き、自分を信じて投資できる人のこと。
数より質で生きること──それが、私の考える“センスの良い生き方”です。
そしてこれからも、その生き方をお一人おひとりが実感できるよう、
装いを通して丁寧にお手伝いしていきたいと思っています。
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