
2026-02-16

私はスカートを好まない。
スカートは、足元のシルエットの構造を弱くする。
素材はたいてい柔らかく、ふんわりとカーブを描き、ひらひらと揺れる。
すると、下の土台に力強さを感じられない。
安定感の弱い建物のようで、どうにも落ち着かない。
スカートでは、力強く歩けないのだ。
ふんわり揺れるスカートにヒールを合わせ、
音符のように軽やかに跳ねる姿が似合う人もいるだろう。
でも私は、ドカドカと道を蹴って歩きたい。
——生きるには、踏ん張りがいるから。
それでも、女性としての“ときめき”は知っている。
スカートを履くと、なんとなくお姫様気分になるあの感じ。
子ども心がくすぐられる、あの高揚。
大人になっても、あの瞬間は素敵だと思う。
先日、バッグを新調した。
一目惚れだった。ずっと探していた、「これだ」と思えるもの。
届いて、早速持って出かけてみる。
トートバッグのようにラフにたくさん入るわけでもなく、
ハンドバッグのようにフォーマルでもない。
小さめで、脇にすっと収まるサイズ。
ふと気づいた。
小脇に抱えたときの、ぬいぐるみのような愛おしさに。
その瞬間、心がルンと跳ねた。
バッグひとつで、こんなにも女性らしい高揚を感じるのか。
今まで知らなかった、私の新しい発見だった。
スカートは嫌い。
でも、女子感が嫌いなわけではない。
ならば、自立した自分の中に、
少しだけフェミニンな高揚を添えればいい。
自立を保ちながら、ほんの少しの愛らしさを加える。
バッグは、それを叶えてくれる。
それが、スカートを履かない今の私にとっての
“ちょうどいい女性らしさ”なのだ。
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