
2026-05-11
秋に買い物同行をご依頼くださったお客様より、
今回は「夏服を一式選んでほしい」とご相談をいただきました。
前回の同行後、周りの方から「おしゃれだね」と褒められることが増えたとのこと。
そのお話を伺い、私もとても嬉しく思いました。
今回のご希望は、夏のお出かけや旅行に着られる服。
そして、日常のお仕事にも使いやすい、大人っぽい服。
夏には、ご主人との沖縄旅行も控えていらっしゃるとのことでした。
そこで今回は、
沖縄旅行にも使えて、日常のお仕事にも着回せる、大人の夏服
を軸に、お買い物同行を進めました。
事前アンケートでは、以下のアイテムをご希望いただいていました。
お休みの日は、旅行や登山、ショッピングなど、外出されることが多いお客様です。
普段はコロンビアやユニクロなども利用され、動きやすさや機能性も大切にされていました。
一方で、今年30歳を迎えられたこともあり、
「大人っぽい服にチャレンジしたい」
「旅行先やお出かけで、おしゃれに見える服を着たい」
というお気持ちもありました。
ご予算は、トータルで47,000円前後。
ご希望のアイテムをすべて十分な点数で揃えようとすると、
一点あたりの予算が小さくなり、素材感やシルエットが安っぽく見えてしまう可能性があります。
そのため今回は、点数を増やすことよりも、
優先順位をつけながら、大人っぽく着回せる夏服の土台を作ることを大切にしました。
今回ご提案時のテーマは、このように決めました。
沖縄旅行でも気分よく過ごせて、日常のお仕事にも着回せる服。
旅行用に寄せすぎると、普段使いしにくくなり、反対に、仕事用に寄せすぎると、せっかくのお出かけや旅行の楽しさが出にくくなります。
そこで、オフィスにも着られるきれいめな服を軸にしながら、
休日や旅行でも気分よく着られる軽さを加える方向で考えました。
キーワードは、
大人カジュアル
きれいめトラベル
都会的で活動的な雰囲気
です。
ご予算、サイズ感、お好みを踏まえて、主に見ていたのは、
・ローリーズファーム
・KBF
・ユニクロ
です。
ローリーズファームは、カジュアルさがありながら、今っぽく見えるアイテムが多く、価格帯やサイズ感の面でも見やすいお店でした。
KBFは、少し個性的で大人っぽい雰囲気もあり、モードなおしゃれ感を足したいときに良さそうでした。
ユニクロでは、ワンピースやインナー、シャツなど、ベーシックで着回しやすいものを中心に確認しました。
特に大切だと考えていたのは、羽織ものです。
夏でも、半袖ジャケットやシャツの羽織りがあると、
二の腕を自然にカバーできるだけでなく、全体の印象が大人っぽく整います。
オフィスにも使えて、旅行先でもきちんと感が出る。
今回のように「仕事にもお出かけにも使いたい」という場合には、とても便利なアイテムです。
当日は、ローリーズファームをとても気に入ってくださいました。
ローリーズファームでは、
・半袖ジャケット
・半袖シャツ
・パンツ
・スカート
・キャップ
をご購入。
ユニクロでは、
・ワンピース
・タンクトップ
・帽子
をご購入されました。
事前に下見していたものがほぼうまくいき、
さらに当日お話ししながら見つけたものもありました。
結果として、沖縄旅行にも使えて、日常のお仕事にも着回せる夏服の土台が、バランスよく整ったと思います。
試着を重ねる中で、似合うポイントもより明確になりました。
特に良かったのは、
です。
骨格としてはストレートとのことで、すっきりした直線感や、形のある服がよくお似合いではありました。
ただし、かっちりしすぎるものや、ハリが強すぎるものは、少し硬く見えてしまうこともありました。
必要なのは、強いハリではなく、
ほどよいコシ。
薄すぎず、硬すぎず、身体から少し離れて形を保ってくれる素材が、とてもきれいに見えました。
今回、あらためて感じたのは、
骨格タイプをそのまま服に当てはめるだけでは、少し足りないということです。
たとえば、骨格ストレートの方は、
「ジャストサイズ」
「ハリのある素材」
「直線的なデザイン」
が得意だと言われます。
もちろん、それは大切な視点です。
けれど、実際の服選びでは、
身長、体格、好み、生活スタイル、今の流行、そしてご本人がなりたい雰囲気まで合わせて見る必要があります。
今回のお客様は、すっきりした直線感は大切でした。
でも、完全なジャストサイズより、少しゆとりがあるものは今っぽく見え、素敵でした。
それは、だらしないオーバーサイズではなく、
服の構造としてのゆとりです。
ルーズすぎると崩れる。
でも、少し余白があると、こなれて見える。
この違いを見極めることが、実際のお買い物ではとても大切です。
小花柄も印象的でした。
骨格ストレートの方は、小花柄が苦手と言われることもあります。
けれど、今回お似合いになった小花柄は、甘すぎず、色が明るく、形もすっきりしていました。
つまり、似合った理由は「小花柄だから」ではなく、
・色が明るくクリアだったこと
・柄が甘すぎなかったこと
・形に直線感があったこと
・素材がヨレヨレしていなかったこと
にあります。
柄そのものを避けるのではなく、
色・素材・形との組み合わせで見ること。
ここが大切だと感じました。
一方で、避けた方がよいものもはっきりしました。
・安っぽいテカリのある素材
・薄すぎるテロテロ素材
・ヨレヨレした素材
・フリルが強いティアードスカート
・ルーズすぎるシルエット
・ハリが強すぎて硬く見えるもの
・面が強く出て、のっぺり見える(色・素材)もの
特に、素材感はとても大切でした。
薄すぎる素材は安っぽく見えやすく、
反対にハリが強すぎる素材は、身体の厚みをそのまま強調してしまうことがあります。
ちょうどよかったのは、
ほどよく厚みがあり、ヨレずに形を保てる素材。
この「ちょうどよさ」は、実際に試着してみないと分からない部分でもあります。
買い物同行では、似合う服を探すだけではありません。
その方の生活に合うか。
予算に合うか。
手持ちの服とつながるか。
今後も着回せるか。
そして、着たときに気持ちが少し前を向くか。
そういったことを、一緒に確認しながら選んでいきます。
今回のお客様は、引っ越して間もないこともあり、近くに知り合いがまだ多くないとのことでした。
お買い物の途中では、服のことだけでなく、暮らしやこれからのことについても少しお話しくださいました。
年齢は私と少し離れていますが、だからこそ、安心して話していただけることもあるのかもしれません。
お別れのときに、
「握手してもいいですか?」
と言ってくださったことが、とても心に残っています。
服を選ぶ時間ではありますが、
その奥にはいつも、その方の暮らしや気持ちがあります。
装いが整うことで、
少し安心できたり、
新しい場所へ出かけるのが楽しみになったり、
自分のこれからを前向きに感じられたりする。
そんな瞬間に立ち会えることは、この仕事の大きな喜びです。
今回のご相談は、
「夏服をどう選んだらいいか分からない」
というところから始まりました。
けれど最終的には、
沖縄旅行にも使えて、日常のお仕事にも着回せる、大人の夏服が整いました。
たくさん買うことが目的ではありません。
その方の生活に合い、
気持ちが上がり、
これからの自分に少し自信が持てる服を選ぶこと。
今回の同行では、その土台を一緒に作ることができたと思います。
夏の装いが整うと、
日常も、お出かけも、旅先の時間も、少し楽しみになります。
「何を着たらいいか分からない」から、
「これを着て出かけたい」へ。
その変化のお手伝いができたことを、とても嬉しく思います。
CATEGORY :
さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル