2023-07-19
ミニマリストは【必要】なもの。
シンプリストは【好き】なもの。
必要と好き、どちらを優先するかー。
ミニマリスト【必要】とは?
・生きるために服を選び、生きるために食べ物を選ぶ。
→欲望にかられず健康的により良く生きるために選ぶことを優先。
シンプリスト【好き】とは?
・シンプルに質素に好きを優先する。
→好きなものに囲まれれば、より良く生きられるという考え方。
シンプリストから見ると、ミニマリストは数を少なくすることにストイックに見えるらしいが、ミニマリストである私から言わせると、数を減らすことは目的とはしていない。
ミニマリストの目的は、あくまで必要かどうか―、なのだ。
身の回りモノたちを必要なものだけにした結果、数が減ったという、単なる『結果論』である。
ミニマリストとシンプリストの目的をまとめると、
ミニマリストの目的
必要、厳選、足るを知るという哲学を持って生きる。→結果、モノが減る。
シンプリストの目的
シンプル、質素、好みを優先して生活する。→結果、モノが減る。
ミニマリストは必要なものを身の回りに置き、シンプリストは好きなものを身の回りに置く。
結局のところミニマリストもシンプリストも、
上記のように丁寧な暮らしを望んだ結果、モノが減るということは共通していると思う。
本来ミニマリストは、自分のことを『ミニマリストです。』とは言わない。
私が思うミニマリストは、
足るを知るーという老子のミニマリズムをもとに生きる上で必要な哲学をもちあわせている人であると思っている。
ミニマリズムを土台に自分なりの哲学をもって生活をしていたら、いつのまにか世間的に言われるようなミニマリストになっていた、というのが本音だろう。
これが本来のミニマリストかと思う。
私は人間は欲に弱く欲望にかられると、ろくなことにならないと思っている。
なのでミニマリズムを哲学として生きるほうが性に合っている。
ミニマリズムとは、足るを知り、そして淡々と生きる精神のこと。
こういったことを知っているからこそ、生きにくい世の中でも淡々と生きられる。
このようにミニマリストはシンプリストとは違い、ミニマリズム的な哲学を持っていることが前提なのだ。
唐突だが私が日頃から行っている自問自答のやり方を紹介する。
つい甘いものを食べたくなった時、つい何か買いたくなった時に自問自答するやり方だ。
この甘いものは生きるために必要?→NO
この服は生きるために必要?→NO
これにより、無駄に贅肉をつけず、無駄に買い物の失敗をすることが防げる。
よって、ミニマリズムは何気に美しさを保つことができコスパも良いとさえ感じている。
余談だが、もしシンプリストなら好きだから食べるし、好きだから買う、となってしまうのであろうか..?
だとすれば、間違えて太ることもあったり買い物の失敗もありうるかもしれない。
こういった私の考え方である、生きるために必要か?という問いは、つまらなくて窮屈に感じる人もいるかも知れない。
そんな生き方つまらない、なんのために生きているの?と思われるかも知れない。
とはいえ私の生きるモチベーションは何か?と問われれば、ただ生きるためー。というほかない。
生きることに大した意味を求めない、これがミニマリズムなのだ。
恐らく、これを理解して行動する人は少ないだろう。だが私は今の世の中を生きる上で、これほど楽に生きられる考え方はないと思っている。
よく「断捨離ってどうすればよいですか?」と聞かれるが、着ていないものを捨てるだけだと言いたい。
私なら『生きるために必要な服』を選ぶ。
着ていなければ捨てればいいし、必要なら買えばいい。本当に、これだけなのだ。
こんなに簡単でシンプルなことなのだが、できる人は少ない。
なぜならミニマリストは華やかでもなければ覚悟もいるからであろう。
だからこそミニマリストは簡単になれるものではないと思うし(そもそも ’なる’ という類のものではないが)、簡単に言えるものでもないと思っている。
総じてシンプリストとの一番の違いは、生きることと連動した覚悟のようなもの、哲学が背景にあることなのではないだろうか―。
改めて言うが、ミニマリストは単にモノが少ない人でない。
ミニマリストとはミニマリズムを持ち、ただただ、淡々と生きている人だ。
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