2024-04-28
先日、長年お付き合いくださっている顧客Aさまから、素敵なお言葉を投げかけていただきました。
今後着る物は、シャツ、パンツ、ワンピース、ジャケットの4点に集約しようと考えてます。それぞれに「とっておきの1着」があるのが理想です。
目指すのはエイジレス、ジェンダーレス、ナチュラルといったところでしょうか。
Aさまとの会話のなかでー
肩肘張ると疲れる歳になりましたので(笑)
「とっておき」という言葉に感銘を受けた私は、「とっておきの1着」とは、どのようなものであるべきか?考えてみました。
着心地の良さや見た目の美しさはもちろんのこと、自分自身をリラックスさせたり満足させたりしてくれる服が理想だと考えました。
またAさまがおっしゃるように、肩肘張らずとも自然と生きられる、流行や性別、年齢を超えた服という視点も共感できました。
まさに、自分にとっての「とっておき」とは何でしょうか?皆それぞれに「とっておき」があるはずですが、どうやって見つけたら良いのでしょうか?
参考までに、とっておきの服を見つけるための条件を3つ、挙げてみます。
そろそろ装いに満足したい大人のあなたへ。とっておきの服について深く考えてみませんか?世の中の情報に惑わされて浅はかなおしゃれをするのではなく、当記事でおしゃれの考え方をお伝えいたします。
洋服は有名人が着ている高価なものや、華やかなものを選べば満足するわけではありません。なぜなら人の真似して同じようなものを着ても、上手くいかなかったことは誰しも経験しているはずです。
また流行りのパーソナルカラーや骨格タイプを知り似合う服を追求することが、もの選びの本質ではありません。
似合うものにこだわりすぎると今度は”モノの価値”を見失ってしまいます。すると、いつまでも満足することができないものです。
パーソナルカラーと言えば、先日とある商業施設で若い女性たちが、AIパーソナルカラーの機械の前で長蛇の列をなしてました。いまはAIでパーソナルカラーが分かるのか!と驚いたものです。
50代を目前にした私のような大人が、AIの機械に並ぶ姿は想像しがたいものです。並ぶ時間をほかのことに使って、もう少し他の視点を持ちたいという信念があります。
大人が装いを考える際にこだわりたい点は、パーソナルカラーや骨格タイプに似合うかどうかよりも、
このようなモノの「価値」にこだわることが大切だと思います。
そして、こんな服が良いと考える条件や価値は人それぞれに異なりますので、各自で深ぼる必要があります。
例えば、
など。
先日、顧客Bさまから、このようなお話を頂戴いたしました。
Bさまとの会話のなかで—なんとかしなくては、と思ったクローゼット問題、鶴田さんに助けて欲しいです。
結論、所有量が私の管理キャパを超えています。
減らしたいと思って減らしてもまた買ってしまう、これは私の問題です😅
なぜ買ってしまうのか、どうしたら少ない枚数で満足いくようになるのか、を考え、理解するカウセリング相手になって欲しいです。
事がややこしくなって来たら、相談料お支払いしますので😂
お相手お願いします。
Bさまは、お仕事もお忙しくキャリアを積んでいらっしゃる方でもあり、お考えの深さや発見・アイデアなどをまとめるスピード感、卓越したアイデア、ご経験の豊富さなどは到底、私には叶わない方です。
そのような方でも常日頃、ご自身が満足するためにどのようなワードローブにするべきか良いか?真剣に追及されています。
もの選びの本質は、
ということです。
自分にとっての本当の価値を追求することで、「とっておきの服」が見つかるようになります。
自分にとっての本当の価値とは何か—。
人の意見や情報に惑わされず、さまざまな思いや経験をもとに、その答えを導くことが必要です。
そしてその答えが見つかった先に、自分のスタイル(軸)が確立されることでしょう。
自分のスタイルがある人は、自分の強みや弱みと向き合い(自分を知る)、常に内省しながら、追求することで自分のスタイルを確立していくのだと思います。
当サロンの顧客さまには、上記のような行動をなさる方々が大変多く、そして皆さん、もの選びに真剣です。
自分のスタイルを確立すれば、
などはしません。
自分のスタイルがある人は、服を選ぶという行為=人生の一部だと捉えているのです。
ここでまた、Bさまからの素敵なお言葉をご紹介させていただきます。
たまに、ハッとするようなおしゃれなお婆さまに出会います。
今日の素敵なお婆さまは、
高そうなローファーに、黒ソックス、リネンの黒のフレアスカートに白のロンT、またまたお高そうなローゲージのボーダーカーディガンを着て、白のレザーのカゴバッグ持っていました。年配の方のラフなトラッドスタイル、清潔感があり好印象でしたよー
Bさまとの会話のなかで—
素敵なお話しありがとうございます!お洒落で粋なお婆さまの絵が目に浮かびます。私も将来は、自分のスタイルをもった粋なお婆さんになりたいです。
AさまやBさまのように、ご自身にあった必要な条件を真剣に考えて答えを出していくことは、人生を洗練させることにも繋がります。
自分自身がその時々で求める服の条件は、時代や年齢、生活、気分や好みの変化などで変わってしまうので、一生、考えていくことが必要です。
年齢を重ねながら、そのときの自分に合った服を追求し続けて、心が求める「自分流のスタイル」を確立し「とっておきの服」で人生までも洗練させていきたいものです。
これまでお話しさせていただいたように、自分にとっての価値を深く考え追求し続けると、自分のスタイルが定まります。
自分のスタイルが出来上がれば、人と違った個性を表現することにもつながり、心からの満足感や喜びをもたらすことが叶います。
自分のスタイルが定まると、洋服選びの軸が出来て買い物の失敗も少なくなります。服が選びやすくなることでストレスも軽減します。
そして何より、自信につながります。
心の満足感や心地よさは自分自身にはもちろんのこと、周囲に対しても、特別な価値や美を感じさせるような配慮があると良いですね。周囲への優しさを持つことで、さらに心を豊かに保つことができるので。
とっておきの服を見つけるために、
自分に必要な価値を深く考えて、
自分らしいスタイルを確立することで、
心からの満足を得られ、
人にも優しく穏やかに生きられる、そんな気がします。
以上、おしゃれは物質的な豊かさだけでなく、心の豊かさをもたらすことも重要です。
おしゃれの本質は個々の感覚や価値観によって異なりますが、おしゃれによる自己表現を叶え、心に深い喜びや満足感をもたらすことが大切ではないでしょうかー。
ぜひ、とっておきの服を見つけてみませんか?
さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル