Style for Life|装いは人生

“似合う”とは、“私を生きる”こと。

さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル

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「何を着たらいいか分からない」は、生き方の問いである

2025-06-29

服の悩みでよく聞くのが、「着たい服が分からない」「似合うものが分からない」というもの。

でもその本質は、単なるセンスや診断の問題ではありません。それは、自分との対話が足りていない状態——「どうありたいか?」が言葉になっていないことにあります。

「着たい」と「似合う」がズレる理由

服を見た目で判断し、服の構造を理解していないから

「着たい」は、パッと見た服のセンスや雰囲気に共感した感覚。

「似合う」は、実際に着たときのバランスや全体の印象。

この二つがズレるのは、服を“着たとき”のシルエットや空気感を、事前にイメージできていないから。

つまり、多くの人は「見た目」だけで服を判断し、素材・形・シルエットという“構造”を理解しないまま選んでいるのです。

経験がなければ、想像はできない

だから必要なのは、「センスを磨く」ことではなく、実際に着て・撮って・振り返ること。つまり、試着し、自撮りし、客観的に自分を見るという地道な実践です。

例えば:

「あ、これ、かわいいTシャツ♡」ではなく、
 →「無地でシンプル、ハリのある素材だから高級感が出そうなTシャツ」
 →「ジャストサイズだからすっきり見えそう」
 →「こういうTシャツをスタイルよく見えるデニムでスッキリ着こなすと、センス良いよね」

そんなふうに、「素材」や「形」、着たときの「シルエット」や「印象」で服を選ぶ視点を育てること。これが、本当に似合う服を見つけるための“土台”になります。

行動できない理由:コンプレックスとの葛藤

ただ、実際には「試着」や「自撮り」に踏み出せない方も多くいます。その原因には、お店に入りにくい、店員さんと話せない、そして、自分の身体へのコンプレックスなどがあると思います。

「スタイルが悪い自分の体を見たくない」「写真なんて絶対に無理」——これは、服の問題というよりも、「自分をどう受け入れるか?」という根本的な人生観の問題です。

「憧れ」ではなく、「現実」と向き合うために

「憧れ」という言葉に、私は違和感があります。

”憧れる”の言葉の由来は、”あくがる”。本来の場所を見失って、魂がさまよっている状態を指します。

憧れという言葉で自分自身と向き合うこと避けてしまう、他人に依存して自分の魂を奪ってしまう、自分を受け止めずごまかしているように思います。

現実から目を背けたままでは、コンプレックスと向き合うことができません。

だからこそ必要なのは、

自分のコンプレックス(現実)を直視すること。

他人との比較を手放し、自分自身の形=輪郭を浮かび上がらせること、だと思うのです。

「装い哲学セッション」は、その対話の場

私が提供している「装い哲学セッション」は、あなたの内面と外見をつなぐための問いを投げかけながら、

  • 自分がどう在りたいか
  • これから、どう生きていきたいか

を見つめ直す時間です。

装いを整えることは、人生の輪郭を整えることでもあります。

「着たい服が分からない」「似合うものが分からない」という方は、装いに迷っているのではなく、「自分がどう在りたいか」がまだ言葉になっていないだけなのです。

「何を着るか?」ではなく、
「どう生きたいか?」から、服を選ぶ。

その軸が言葉になったとき、あなたの人生にふさわしい装いが、自然と浮かび上がってきます。

いただいたお客さまの声から

装い哲学セッションを受けたお客さまからの、嬉しい言葉に、

「鶴田さんをよく知らない”言語化が苦手な人”にとって、このワークはおそらく拷問です(笑)

私はこのとき、「拷問」という言葉がこんなにもワクワクして、褒め言葉に感じられるとは思いませんでした。笑

ほかにも、

  • ワークの問いの内容の濃さ深さに圧倒されました。
  • 相手の内面に真っ直ぐ深く飛び込もうとする姿勢がひしひしと感じられました。
  • ワークを通じて久しぶりに自分を客観視することで、今後の生き方の軸を定めることができました。
  • 装いについて理論的・感覚的と両面から伝えてくださり、より理解が深まりそうです。
  • 「装いの本質」をお聞きして、自分の装いへの今までの向き合い方はズレていたように思います。

という感想をいただいています。

自分と向き合うことは、苦しくて、確かなこと

たしかにこのセッションは、優しいだけではありません。現実を直視し、自分を言葉にしていくのは、ときに“拷問”のように感じられるかもしれません。

けれど、モヤモヤしたまま「世の中の常識」に流され、コンプレックスと向き合えずに装いを曖昧にしているなら――

一度、静かに、まっすぐに、自分自身と対話する時間を持ってみてほしいのです。

装いの迷いを超えて、人生を支えるフレームを築くこと。

それは、自分自身の“真実”を言葉にして、輪郭を与えることから始まります。

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