2025-09-07
服を単なる「色や形」と捉えてしまうのはもったいないです。使い方次第で、着る人の存在感や立体感を左右します。
装いを華やかに見せるために重要なのは、「質感」と「形」を際立たせることです。
質感と形の活かし方を整理すると、服選びがぐっと面白くなるかもしれません。
ここでいう質感とは、肌の質感や骨格の凹凸感といったもの。
これらを強調することで、装い全体に立体感が生まれます。
逆に、平面的(のっぺり)な質感は映えにくく、寂しげな印象を与えがち。
だからこそ、質感を強調することで、装いをダイナミックで立体的に見せることができます。
質感を強調するカギとなるのは光=明るさです。
パーソナルカラーを活かすことで、光をまとったような質感を表現できます。
光と影は本来セットですが、今回は「影」を度外視します。
なぜなら、現代のトレンドは「肌の明るさ」や「光を放つような艶感」に重きが置かれているからです。
濁色や中間色による影の演出も立体感づくりには有効ですが、ここではあえて光を主役に据えます。
光と並んで質感を左右するのが艶=清色やハリです。
骨格タイプに合わせても、光の取り入れ方は変わります。
もうひとつの要素が形=輪郭です。
人の輪郭が背景や服に溶け込みすぎると存在感が薄れてしまいます。
そこでコントラスト(対比)を使うことで、輪郭を際立たせることができます。
ファッションを華やかに見せるには、質感=光や艶と、形=輪郭やコントラストの両方を意識することが大切です。
パーソナルカラーと骨格タイプを手がかりに、「光」と「形」を自在に演出すれば、装いはぐっと立体的で存在感のあるものになります。
質感と形を際立たせるには、自分のパーソナルカラーと骨格タイプの組み合わせを見ると分かりやすいです。以下のマトリックス表を参考にしてみてください。
カラー\ 骨格 |
スプリング | サマー | オータム | ウインター |
---|---|---|---|---|
ストレート(立体感) | 質感: 明るく鮮やかな色で艶やかに 輪郭: クリアな色、ハリのある素材で直線的に |
質感: 柔らかな明るさで光を演出 輪郭: 淡いコントラストで直線を保つ |
質感: 深い色で重厚かつ高級な艶を演出 輪郭: ハリのある素材と構築的シルエットで引き締める |
質感: シャープで華やかな明るさ・艶を演出 輪郭: 色、シルエット共に強コントラストで直線感を強調 |
ウェーブ(透明感) | 質感: 軽やかな明るさで艶を取り入れる 輪郭: 華奢さを曲線的に強調 |
質感: ソフトカラーで柔らかな明るさと透明感 輪郭: 淡いコントラストでふんわりと |
質感: 深みのある色で艶やかな透明感を演出 輪郭: マットな素材でソフトに輪郭を補強 |
質感: 清色やアクセサリーで艶やか透明感 輪郭: 色のコントラストで曲線を際立たせる |
ナチュラル(存在感) | 質感: 高彩度で艶感と骨格の強さを際立たせる 輪郭: フレーム感ある服で生き生き軽やかに |
質感: ソフトな色で自然な存在感を演出 輪郭: ゆったりシルエットで流れるような輪郭を補強 |
質感: 深い色で重厚な艶と色気を演出 輪郭: 大きめなシルエットでフレームを強調 |
質感: 鮮やか・清色でシャープな強さ 輪郭: 色の強コントラストでフレームを際立てる |
骨格タイプとパーソナルカラーは、それぞれ単独でも印象を左右しますが、組み合わせることで相乗効果が生まれます。
骨格とカラーの「質感」と「輪郭」の際立たせ方を理解し、自分に合った組み合わせを選ぶことで、今の時代にあった「発光するような装い=映え」となり、華やぎをまとったファッションを楽しめるようになるでしょう。
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