
2025-11-20
自信を持った佇まいで、人生をもっと楽に過ごしたいものです。
そのためには、ありのままの自分を認めることが欠かせません。
しかし、ありのままの自分を認めることは簡単ではありません。
なぜなら “ありのまま” の自分には、弱さやダサさ、目をそらしたくなる部分が必ず含まれているからです。
けれど、それを認められないままでは──不安がつきまとい、人の目を気にし、誰かと比べ、いつも自信が持てない。
そんな負の循環に入り込んでしまいます。
だからこそ、ありのままの自分を認めることが大切なのです。
では、どうすれば認められるようになるのか。
自分と向き合うことです。
自問自答し、内省し、自分と会話する。
弱さだけでなく強みを理解し、自分の「理想」を正しく知る。
強みを使って理想に近づき、弱さをカバーする方法を見つける。
その積み重ねが、自分を肯定できる土台になっていきます。
すると──
背伸びをしなくてよくなる。
よく見せるために余計な力を使う必要もなくなる。
ありのままの自分で立てるようになるのです。
そうです。背伸びしなくていいんです。
背伸びすると、どこかで嘘をつかなくてはいけなくなるから。
そして、ここで絶対に勘違いしてはいけないことがあります。
“ありのままの自分” は “だめな自分” ではない、ということ。
ありのままの自分を“弱い”“情けない”と思う人の多くは、その正体が ただのだらしなさ=生活習慣の乱れ だということに気づいていません。
だらしなさは弱さではありません。
性格の問題でもありません。
生活を少し整えれば直る領域です。
だから、日々の習慣が乱れている自分を「弱い」「ダメだ」と責める必要はないのです。
生活習慣を改善すればいいだけ──それだけで自分を責めずに済みます。
つまり、 “ありのままの自分” とは、
だらしなさをさらけ出すことではなく、嘘をつかず、背伸びをせず、そのままの自分で立てる状態のこと。
そのためにまず整えるべきは、心ではなく“日々の習慣”です。
そして、本当の弱さはもっと別のところにあります。
たとえば私自身で言えば──頑固さや、潔癖さ。
これらは一見すると弱さに見えるけれど、裏返せば芯の強さや丁寧さとして働くこともあります。
弱さと強さは、いつだって表裏一体。弱さを嫌う必要なんて、本当はなかったのです。
だから、隠す必要はありません。
弱さも強さも、どちらも自分の一部として受け入れればいい。
日々を整え、弱さも強さも両方好きになれたなら、自己肯定感が低くなるはずはありません。
そうやって自分の全部を扱えるようになったとき──
背伸びしなくてよくなる。
嘘をつかなくてよくなる。
ありのままの自分で、きちんと立てるようになる。
弱さも強さも抱えたまま、私は私で立つこと。
その自然な佇まいこそ、確かな自信の源です。
CATEGORY :
さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル