
2025-12-06
表現するものには、輪郭をはっきりさせる必要がある。
それが「理論的である」ということだ。
哲学とは、生きざまの輪郭である。
写真とは、物の輪郭を写すだけでなく、撮る側の人となりをも写しとる。
生き方の輪郭が際立つと、
文章も、写真も、装いも──
人生の中の小さな表現(アート)はすべて、自然と際立つ。
その場その場の立ち振る舞いに、考え方に、輪郭を持つこと。
それは決して「感情的になる」ことではない。
むしろその逆だ。
物事を無為自然に受けとめ、
あるがままに見て、
静かに、冷静に判断する行為である。
わからない分野では、
無為自然に、思うがままに考えてみればいい。
何かを学ぶとき、
言論の自由、思考の自由、欲求の自由が妨げられてはならない。
教える側は、それらを奪ってはならない。
思考を止めさせたり、学びをやめたくなるような、非科学的な圧を押しつけてはいけない。
未知への探求には、一つひとつ丁寧に応じ、
その説明の奥には必ず、
“本質へつながる理論”や、“根源へと還る道筋”があるべきだ。
すべての根源には、
「人はどうあるべきか」を浮き上がらせる力がある。
だから思い悩む必要がない。根源に従って生きればいい。
足るを知り、道徳心を忘れず、
欲望に溺れず、
無為自然に感謝しながら、
淡々と、生きること。
生き方に輪郭が宿ると、装いも美しく整っていく——。
装い・生き方・心の在り方を見つめ直し、
自分の輪郭を描いていく人生であるために、
また今日も、本質をとらえて淡々と過ごすのだ。
さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル