
2026-01-19

ファッションには
「上品カジュアル」「きれいめ系」「大人カジュアル」「クール系」など、
数えきれないほどのテイスト名があります。
けれど、それらを一生懸命調べてても、
「結局、何を着ればいいのか分からない」
そんな経験はないでしょうか。
それもそのはずです。
これらの言葉は、服の本質を説明しているわけではないからです。
私は、ファッションテイストは
たった2つの軸で考えれば十分だと思っています。
当記事では、ファッションテイストを「何系」で考えず、
フォーマルかカジュアルか、男性的か女性的かの2軸で整理。
大人が迷わず服を選ぶためのシンプルな考え方を解説します。
まず考えるべきは、
その装いがフォーマル寄りか、カジュアル寄りかという点です。
これは好みや雰囲気の話ではなく、服の成り立ちとTPOの話です。
フォーマルとは、
スーツを起源とする服を軸にした装いのことです。
このような服は、仕事・式典・ホテルでの食事など、
場に敬意を払う必要があるシーンに対応できます。
いわゆる「きれいめ」と呼ばれる服の多くは、このフォーマル由来です。
一方、カジュアルは、
作業着・スポーツウェア・アウトドアウェアを起源とする服です。
日常向きでリラックス感はありますが、
結婚式や高級な場には不向きな服です。
大切なのは、
どちらが良いか悪いかではなく、役割が違うということを知ること。
次に考えるのは、
その装いが男性的か、女性的かです。
これは性別の話ではありません。
服の構造と表現の方向性の違いです。
いわゆるスーツスタイルが代表例で、
クール系、メンズライク、マニッシュといったテイストに当たります。
一般的には
「女性はフェミニンや甘めがいい」と言われがちですが、
女性が男性的な装いをすると、
「似合わせる」よりもコントラストが生まれ、かえって美しく見えることも多い。
「似合う=寄せる」ではありません。
身体の柔らかさや、女性らしさを表現する服のため、
デート服や婚活など、
異性の目を意識する場で選ばれやすい装いです。
ファッションでは
「大人/子ども」という分け方が語られることもありますが、
私は大人の装いでは必須ではないと考えています。
大人が「可愛い」「子どもっぽい」を主軸にすると、
というリスクが高くなります。
これはセンスの問題ではなく、
大人の立場・身体・社会性と、服の文脈がズレるからです。
もちろん「可愛い」を否定するわけではありません。
あくまで、
大人の装いの主軸に、子ども性を置く必要はない
という話です。
大人が「可愛い」を取り入れるなら、
この条件を満たしたほうがいい。
そうして初めて、「大人可愛い」が成立します。
上品カジュアル、きれいめ系、大人カジュアル。
一見すると違うテイストに見えますが、
やっていることは、ほぼ同じです。
それは、
カジュアルを、カジュアルで終わらせなかった
ただそれだけ。
・カジュアルにフォーマル要素を足す
→ きれいめカジュアル/大人カジュアル
つまり、
・カジュアル × フォーマル化
このミックスを、
人それぞれの言葉で
「上品」「大人っぽい」「クール」と呼んでいるだけです。
だから、
これらの呼び名に明確な定義はありません。
人によって解釈が違うのは、当然なのです。
大切なのは、
「これは何系?」と悩むことではありません。
この2軸で考えるだけで、
TPOを外さず
知的で
自分で選べる
装いができるようになります。
つまり、大人のファッションに必要なのは、
似合うでも、おしゃれでも、流行でもなく、文脈です。
その服は、
どんな場から生まれ、
どんな役割を担ってきたのか。
フォーマルか、カジュアルか。
男性的か、女性的か。
それだけを説明できれば、
ファッションは驚くほどシンプルになります。
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