
2026-04-08
多くの人はこう言います。
「似合うものが分からないから、選べない」
けれど実際は違います。
似合うものが分かっても、今度はそれを選べない。
それはなぜか。
選び方を知らないからです。
お店には服が溢れています。
すべてを一つひとつ検討していたら、日が暮れる。
だから必要なのは、知識ではなく構造です。
服選びはシンプルです。
この2つで決まります。
まず決めるのは方向性です。
どうありたいのか。
どんな印象をつくりたいのか。
このテイストがないと、服は選べません。
例えば、ジャケットを選ぶ場合。
方向性が「マニッシュ」「高級感」であれば、
ここまで具体化されます。
取りにいく世界観が決まっている状態です。
方向性だけでは、人は妥協します。
条件に合うものが見つからないと、
「黒でもいいか」
と、似たものに流れる。
妥協自体は問題ではありません。
問題は、それが崩れる原因だった場合です。
ここで、いつも同じ失敗を繰り返してしまうのです。
だからこそ必要なのが「やらないこと」です。
例えば、
これを絶対NGとしておく。
すると、
黒に逃げず、グレーかネイビーで探し続ける。
その代わり、
こうした調整に変わります。
崩れる原因は排除すること、そのうえで調整はOK。
服選びは、こう分解できます。
テーラードジャケット
グレー or ネイビー
→ 取りにいく世界観・着地を決める
黒は選ばない
ツヤのない素材
肩パッドが曖昧
→ ズレる要因を排除しておく
なぜなら、人は「似ているもの」に弱い。
これらはすべて、方向性に近いノイズです。
だから、方向性だけでは、似たようなもので妥協してしまいがちに。
やらないことは、選ぶための基準というよりも、NGを外す装置です。
これがあることで、
→ 妥協に流れず、なりたいイメージへの失敗を防げます。

方向性だけでは、どうしてもノイズは入り込んでしまいます。
だからこそ、なぜそれを選ばないかの理由を持って、NGを決めておくこと。
方向性は揺れてもいい(これは妥協というより調整)。
けれど、崩れる条件だけは絶対譲らない(崩れる原因は絶対妥協しない)。
これにより、選び方の精度を上げることができます。
選ぶ力とは、
多くを知ることではなく、
不要なものを切り捨てる力だと思っています。
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