ミニマリストのおしゃれな服をファッションブロガー夫婦が解説

  1. 女性ミニマリストの服
  2. 1145 view

おしゃれになりたいなら洋服の系統を押さえよう!「ファッションテイスト(8分類)」を徹底解説

ファッションテイスト 系統

ファッションスタイリスト・鶴田ジュンコです。

「自分に合う洋服の系統ってなんだろう‥」

「そもそもファッションテイストって何?」

ファッションテイストは一般的に8つの分類あります。これはファッション業界におけるスタンダードな分類法です。

 

さて今回の記事では、服の系統に悩んでいる方や、服をどうやって決めたらいいか分からないといった方にぜひ読んでいただきたい内容です。

服の系統であるファッションテイストは、わたくしがカウンセリングを行う際に重要としていることで、さらに自分のファッションについても「これがないと始まらない!」と思うくらい大事にしています。

洋服の悩みに、「何をどうやって着たらいいのか分からない。」ということが根底にあると思いますが、このファッションテイストを勉強すればかならず役に立つと思いますので、ぜひご覧いただければと思います。

 

 

そもそもなぜ洋服に悩むのか?

多くの人が中学・高校の「制服生活」を経て、卒業後には一人で私服を選ばなければならないようになりますね。当たり前ですが学校ではファッションを教えてはくれません。

雑誌を見たり好きな有名人などを参考に、友達の影響をうけながらなんとなくファッションを覚えていくといった感じでしょうか。ある意味、なにも分からないまま何となく服を着始め、そして大人になってしまった。という方がほとんどだと思います。

それも若いうちは若さでカバーできますが、年を重ねると若いだけのファッションでは品がなくなるし、崩れたスタイルもカバーできないし、くすみがちな顔色も冴えません。さらに大人になれば冠婚葬祭といったかしこまった席が増え、TPOやマナーを鑑みないとなりません。。そんなこんなである日突然、洋服の悩みが増えるのですよね。

ではこれを解決するために洋服のなにを学べばいいのでしょうか?

その1つが「テイスト」です。実は似たようなものに「スタイル」という概念があります。

 

  • 洋服の雰囲気から切り取った、「テイスト」
  • 洋服の歴史から切り取った、「スタイル」

どちらの概念も覚えておいて損はないと思います。

 

 

洋服の系統を決める基礎知識・テイスト

テイストはファッション初級者でも分かりやすい内容かと思います。

洋服を悩まず着るためには、自分の着たい服の系統・方向性を明確にするということですが、明確にするためには、ファッションの雰囲気であるテイストを知ることである程度見えてきます。

ファッションテイストはその名のとおり、味わい(taste)です。

テイストを知らないまま洋服を考えるのは、塩の味が甘いのかしょっぱいのか、砂糖や醤油はどんな味がするのかが分からないまま料理をするようなもの。こんなファッションがしたい!と思うならばまず、テイストを知らなければなりませんね。

 

ファッションテイスト8分類

さていよいよファッションテイスト8分類をご紹介いたします。

  • ソフィスティケート
  • カントリー
  • モダン
  • エスニック
  • エレガント
  • アクティブ
  • マニッシュ
  • ロマンティック

ファッションテイスト 系統

※中央縦のライン、【ソフィスティケート】⇔【カントリー】といった対極にある者同士は、テイストの内容も対極になっています。
※ネットや参考文献などをまとめた、私の解釈も一部含まれます。あくまで参考にしていただければと思います。

 

【ソフィスティケート】:都会的、洗練、クール

都会のビルのようなグレーの色に合うシックな装いです。洗練という意味もあるのでテイストの【エレガント】にも類似していますが、都会で働く女性像のようにキャリアウーマン的な強さを感じます。ドラッドな雰囲気や格式高さもあります。

 

 

【カントリー】:田舎、田園

カウボーイやウエスタン的要素のイメージ。ハンター(狩猟)のイメージからも、ツイードやチェック柄といったアースカラーをメインにコーデすると雰囲気がでます。ソフィスティケートと対極。素朴さ、温かさが感じられるテイストです。

カントリー カントリー

 

【モダン】:モード、前衛的、流行的、最先端

独創的でアーティスティックな装いや黒っぽい服のイメージがあります。個の自分を持っているという強さがあります。デザインにアシンメトリーや不真面目、不誠実さを感じますが、品を損ねてはならない着こなしの一つです。好感度よりも個性を出したいという方におすすめ。

モード

 

【エスニック】:民族的、土着的、伝統的

スパイシーでエキゾチック、異邦人的なイメージがあります。ミステリアスな色気も感じるテイストです。かといって土着的すぎると都会的ではなくなるので、匙加減が必要です。色柄でスパイシーな雰囲気を楽しみつつ、靴やバックは都会的な革靴にしたりとやりすぎないようにバランスを取るといいですね。

エスニック

 

【エレガント】:優雅、洗練、気品、大人

品のある大人な着こなし。柔らかでソフトで好感度も高め。どんなファッションのベースにもなるので、エレガントを軸にアクセントとしてエスニックをプラスするとか、モダンをプラスするといったことが出来ます。わたくしはエレガント(つまり品の良さ)は、人として最低限欠けてはならないものだと解釈しています。

エレガンスエレガンス

 

【アクティブ】:スポーティ、機能的、シャープ

スニーカーといったスポーツアイテムをミックスさせた機能的で動きやすいファッション。ちなみに「アスレジャー」というスタイルを聞いたことはありますか?アスレチック(運動)+レジャー(余暇)がミックスされた造語で、フィットネス系のウエアの上にバサッとコートを羽織ったり、革靴を合わせたりするセレブの休日スタイルのようなものも定着しています。

アスレジャー アスレジャー

 

【マニッシュ】:メンズライク、男性的

男性アイテムであるテーラードジャケットなどを女性が取り入れたファッションのことを意味します。女性が社会進出するうえで必要だった服がスーツということからも、OLさんはほぼこのスタイルをしても良いと思っています。男っぽく着るというよりは男性が着ていたアイテムを取り入れるというイメージなので、むりに男装しようとする必要はありません。男性アイテムであるスーツを着て、甘い色やスカートを履かなければほぼ完成します。

マニッシュ

 

【ロマンティック】:甘い、幻想的、情緒的

ふんわり甘くてフェミニン、透明感があり華奢、守ってあげたいイメージなど、恋愛小説のようなおぼろげな雰囲気。しかし最近のロマンティックは甘いだけではなくいろいろです。ネオロマンティックと言われる甘さを控えたもの、またはダークロマンスなどがあります。

ロマンティック ロマンティック

ロマンティック

https://ginzamag.com/fashion/1907collection-02/

 

以上、料理と同じくファッションにも味わいを決める大事なテイストがあることがおわかりいただけたと思います。

また最近の流行に顔診断という顔からイメージするファッションテイストも出ているようですが、個人的にはこれは重要視していません。その理由としてファッション史から外れるのと、人の造形で決めるスタンスが合わないからです。

わたくしはファッションは人生、生きざまだと思っているので、生まれ持った顔の形や骨格で決まるというスタンスには、正直限界を感じています。

 

 

洋服の系統を決める基礎知識・スタイル

「スタイル」は、当時の社会状況が作り出すファッションを物語ります。

洋服の歴史はその時代の政治経済、思想や文化に影響を受けて成長してきました。ファッションの歴史をたどると17世紀のフランス革命にまでさかのぼることになります。

ファッション史を学ぶと、

  • どの時代にどんな服が流行っていたのか
  • どんな人達がどんな文化に影響をうけたものか

ということが分かります。

そしてファッションは、音楽やサブカルチャーをけん引する影響力のある人や団体を通して広がっていくという側面があります。そのファッションを作り出した彼らや団体と自分自身の考え方がマッチするかどうかを検討するのも醍醐味の一つです。

 

また歴史は繰り返すという言葉の通り、その時代のモードの歴史を受け継いで次世代の影響力のある人たちが新しいものを作り出していく。という流れを見ることができます。

例えばファッション史の中で有名なスタイルに、モッズがあります。

モッズ (ModMods、Modernism or sometimes Modism) は、イギリスの若い労働者の間で1950年代後半から1960年代中頃にかけて流行した音楽ファッション、それらをベースとしたライフスタイル、およびその支持者を指す。ウイキペディアより引用

モッズ

http://blog.bondinc.co.jp/history/1761/

スモール・フェイセスがモッズの初代の頃。

 

モッズ

ビートルズのモッズスタイル。

 

さらば青春の光

映画「さらば青春の光」の中のモッズコート姿。
こちらは初代モッズのあとのネオモッズと呼ばれてる。

こんな風にモッズというスタイルも、時代で少しずつ形を変えていっているのですね。

例えばいまモッズコートが流行っているとします。単純に「流行っているから着ようかなぁ」ではなく、モッズコートの流行った時代背景や音楽・文化などを調べれば、当時の若者の様子が分かります。それに共感できるかもしれないし、または逆もあるかもしれません。

ファッションスタイルに共感するというのは、その時代の人が感じた文化に共感するということでもあります。

ファッション史を知れば流行のスタイルを取り入れるか否か、自分の軸をもって決めることができるはずです。こうなるともうファッション上級者と言ってもよいのではないでしょうか。

歴史を知っておくのは大切です。中には、麻薬や薬にはまった人たちに流行ったスタイルとかもありますので(笑)

 

さてこのように、時代で切り取ったファッションである「スタイル」を知ることはとても大切ですが、ちょっと難しいなと感じる人もいるかもしれません。そういった方には、雰囲気で切り取ったファッションである「テイスト」。まずはこれを意識されると良いですね。

 

 

ファッションテイストを学んで絞り込む

よくお客さまから『キレイ目が好き』、『大人なカジュアルがしたい』、というお言葉を耳にします。

しかし、きれいめとか大人カジュアルという言葉はファッションテイストではないので明確な方向性は定まりません。ですから明確にするためにファッションテイストを学ぶことが必要になります。

そしてテイストを学んだあとにすることは、自分の好きなテイストを絞ることです。

これにはピンタレストを使って好きな画像を選んでみることが一番の近道かなと思います。その際、自分の好きなテイストを軸に選べているかを確認しながらやってみるといいですよね。あれもこれもとやみくもに選んだり欲張っていたりしては、自分のオシャレの道は見えてこないと思います。

 

 

ファッションテイストを絞れば、好きなブランドもわかる

ファッションデザイナーが各自ブランドのコンセプトを決める際、ファッションテイストを軸に決めることが良くあります。例えばパリコレの解説を読んでいても、

『コレクション全体を流れているのは、マスキュリンフェミニンを絶妙なバランスでマッチさせたロマンティックなムード。』
https://www.fashion-press.net/news/58662より引用

といった解説があります。

 

お客さまからのご質問に、

  • 『好きなブランドが見つからない』
  • 『ブランドが分からない』
  • 『どういったブランドがおすすめか教えて欲しい』

という内容が良くあるのですが、まずはなんでもいいのでちょっとでも気になると思ったブランドのコンセプトを知ることです。

コンセプトはそのブランドのテイストや目指すべき方向性が表されています。気になるなと思ったブランドのホームページを検索し、会社概要やコンセプトを調べてみましょう。

自分に合うブランドかどうかは、ブランドコンセプトを確認することで簡単にわかります。

 

 

時間を無駄にしないためにも「テイスト」を知ろう

テイストを知る一番のメリットは、好きなファッション画像を見るためにネットサーフィンする時間が短縮されるということです。ネットサーフィンって時間を使いますよね。そして無駄に使うことこそ、だれしも嫌なものです。

テイストというモノサシがあれば、たくさんの情報の海から欲しい情報だけを即座に選びとることができます。テイストが分かるようになれば、好きなインスタグラマーのテイストはどんなイメージか分析することもできて面白いですよ。

オシャレに悩む時間を減らし、空いた時間を有効に使って他のことに集中できるといいですよね。

それから最後に、冠婚葬祭といったマナーについてお話を付け加えておきます。

弔事(お葬式や法事といった席)は、おしゃれ感は求めなくてもいいものです。大人になり結婚すると法事といった親族の集まりが多くなりますが、これは周りの大人の方に習うのがベストです。おじ様、おば様、お義父さま、お義母さま、といった方よりも目立たないほうが無難。弔事のスーツは一つあれば体形が変わらないかぎり10年くらいは着られます。なぜなら流行などは関係ないからです。

逆に結婚式といったおしゃれを求める華やかなお席は【流行や心の移り変わりを鑑みたい】ところ。これは先に述べたテイストを好みに合わせて織り交ぜながら、最低限のマナーを踏まえてなさるといいですね。
よって、弔事と慶事用のスーツ、この両者は分けたほうが良いと思っていますし、私も弔事のスーツはもう6年くらい愛用中です。

 

以上、当記事が参考になれば嬉しいです。

 

女性ミニマリストの服の最近記事

  1. ミニマリストの服はワンピースだけあればいい。ユニクロワンピースをおしゃれに着る方法。

  2. おしゃれになりたいなら洋服の系統を押さえよう!「ファッションテイスト(8分類)」を徹底解説…

  3. 【ミニマリストの服の買い方】買い物の失敗が怖くて『決断』できない人へ。

  4. 骨格診断の『カテゴリー化』という呪縛から自由になろうよ!という話

  5. 【note有料記事】~もうおしゃれに悩まない~一番最初に「押さえる要点」総まとめ

関連記事

最近の記事

今月のおすすめ記事

  1. ミニマリストとは?

    ミニマリストになるために。ミニマリストが考えるファッションと…
  2. 男性ミニマリストの服

    服の捨て時・処分すべき服の見分け方のポイントは3つ【100着…
  3. 女性ミニマリストの服

    おしゃれになりたいなら洋服の系統を押さえよう!「ファッション…
  4. 男性ミニマリストの服

    オシャレ初心者でも忙しい人でも簡単にオシャレになる方法3選