2022-03-25
なんかしっくりこない、似合っているか分からない、いつも同じような服になるという方々へ。
しっくりこない原因には、大きく4つがあると考えます。
そして、しっくりこない原因の一番は、老けて見えている、ということ。シンプルに考えて、おばさんっぽい服を着ているからなのです。
そこで今回は、老けて見える原因と、その対処法についてピックアップします。
やはりシンプルに考えて、おばさんの服を着てはダメということになります。
これまでパーソナルスタイリストとして独立してから、800人超の診断をさせていただております。
メンズライクで甘すぎないスタイリングを得意とし、ミニマリストとしてベーシックアイテム押しである当方が考えるに、マダムっぽい服は微妙な年齢層になると、どうも老け見えします。
20代から30代前半くらいまでなら、良くて女子アナになるところ、30代後半からは、授業参観のお母さん感になります。
おばさんの服の定番といえば、ロングジレだと思っています。
おしりも隠れてちょうどいい―、と思いがち。これがおばさんっぽい体型を際立たせる原因にも。
メンズから派生したジレ(ベスト)が長くなって、なんだか袖なしジャケットみたいなアイテムですが、ならばジャケット着れば良いだけの話なんですが。
それから、表面が綺麗すぎるミラノリブニット。
つるんとした表情が高そうには見えるのでしょうが、遊び心がなさ過ぎてつまらないのと、あとハリがあって硬いので膨張してしまい、意外と太って見えます。
あとは、ノーカラーのショートジャケットとテーパードパンツ。しかもポリエステル系の素材。
喪服みたいな素材で老けて見えますし、ザ・OLの制服のような形が、ずっと変わっていない=古い感じとなり、今っぽくない。古臭いとは、つまりおばさん感につながります。
それから、フェミニンなスカート。
こういうのは20代なら可愛い。それから60代も良いかも。微妙な世代に甘めのフェミンコーデは正直、余計な年齢を感じさせますね。
女性らしさが際立つ年齢層だからこそ、メンズライクな服を着たほうが、粋で色気が出るというものです。例えば以下のような感じ。
最後に、似非ローファー。
スリッポンタイプの、ローファーとは言えない、ローヒールパンプスの類。これが中途半端でローファーとは言えず。
合皮で柔らかいので足入れがしやすく、一見、履きやすい!と思いがち。ですが、ソールが薄くて疲れます。しまいには、「革靴は足が痛くなる、疲れる」と言うのですよね。しかし、これは本モノの革靴ではないと思います。
こういったミセスっぽい服やアイテムは、シワになりにくくキレイ目に見えたり、楽ちんだったりするのですが、いわば洋服の基本のきから、おばさん仕様にアレンジされている服なので、誰が着てもおばさんっぽい類になりやすい—。
そして、どれも定番と思わしきものですが、ちょっと違います。
定番とは、もっと普通のもの、子どもも男性も着られるようなベーシックなもの、つまり以下のようなものを言います。
洋服とは、男性から派生したものが多いので、年齢と性別に関係なく着られる”老若男女の定番”、これを着れば良いのです。
おばさんに着やすくアレンジされた、”おばさんの定番”では、おばさんっぽさが際立ってしまいます。
それでは分かりやすく、”おばさんの定番”と、”老若男女の定番”を、例に挙げて比較してみます。
”おばさんの定番”といえば、ロングジレ。
でも”老若男女の定番”である、単なるジャケットを着れば良い話。
”おばさんの定番”、表面が綺麗すぎるミラノリブニット。
”老若男女の定番”、というか普通のハイゲージニットが良き。
”おばさんの定番”、ノーカラーのショートジャケットとテーパードパンツ。
セットアップは、普通にテーラードジャケットが基本のき。今の気分は、ややオーバーサイズ、パンツの裾はワイド。
”おばさんの定番”、フェミニンなスカートコーデ。甘いアイテムの流行の合わせ方は、ちょっと違う。
おばさんにならないスカートの着こなし方。流行的な組み合わせは、ハンサムなアイテムとコーデする。
最後に、似非ローファー。マニッシュになり切れていない中途半端さが、おばさんに感じさせる。
子ども履けて、学生も男性も皆、老若男女履ける、普通のコインローファーが最高に素敵!
こんなにも、普通でいいのです!
しっくりこない理由は、買うお店を間違えている可能性があります。
洋服を買うときは、年齢層でお店を選んではなりません。
老若男女着られる普通の定番を着れば、しっくりこないから脱却できるので、ならばユニクロも十分に活用することができます。
当サロンで使用している、昨年バズったユニクロタックワイドパンツについて書いた記事です。ユニクロタックワイドパンツ、おしゃれな海外のインスタグラマーも結構、履いていらっしゃいますよね。
当方の夫も同じものを履いていますが、こちらの良さは、
ユニセックス感があり、年齢を感じさせないアイテムであること。
年齢を感じさせない=おばさんっぽく見えないコツになります。
また最後に、年齢を感じさせない芸能人の例として、牧瀬里穂さんを挙げさせていただきます。
お着物を着てお茶をたてたり、非常にフェミニンな可愛らしさと控えめな清楚さとお持ちの方で、
なのに、こんなカジュアルも、とてもお似合い!
もう50代を迎えていらっしゃるとは思えない、とはいえ、若作りではないのです。
いかに、年齢を感じさせない装いが大切かー。こういった装いの仕方を見させていただくと、非常に参考になりますね。
洋服のしっくりこないを解決したい!何から手を付けたらよいか分からない—という方は、骨格診断やパーソナルカラー診断も含まれる当サロンのパーソナルスタイルコースでご相談いただければ、さまざまな原因の「しっくりこない」を解決するアドバイスをすることができます。
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