何を着てもしっくりこない一番の原因は、地味。

日頃お客さまのカウンセリングをさせていただいておりますと、沢山の ❞しっくりこない!❝という意見に遭遇します。
■「しっくりこない」のオンパレード
- 基本的に好みで選んでいるが、いざ着たり付けたりするとしっくり来ない
- 服はたくさん所有していますが、しっくりきていません
- ある程度洋服を持っていて全て自分で選んで購入してるはずなのに、どれもしっくりこない
- いざ着るとなるとしっくりこないことが多々あります
- 40代を過ぎても、いまだにしっくりいかない
- 服を買っても着回しが効かなかったり、後からしっくりこなかったりします
- 何を着ても似合わない感じがして、全然しっくりきません
おしゃれがしっくりこない一番の原因は、「地味」であるからです。
例えば、
ジーンズがしっくりきません
リュックがしっくりこない
スニーカーがどうしてもしっくりきません
とおっしゃる方が多いのですが、
そもそもジーンズやリュック、スニーカーといったアイテムはカジュアル度合いが高いため、誰が着ても地味になりがちです。
地味になりがちなアイテムは、その他のアイテムで華やかさをもたせないと地味で終わります。
地味の原因を深ぼる
地味の原因を以下に羅列します。
■地味の原因とは?
- 安っぽいと地味
- 子どもっぽいと地味
- カジュアル過ぎると地味
- 真面目(普通)過ぎると地味
- 流行的でない(古い)と地味
- 似合っていないと地味
- 小物に華やかさがないと地味
- 髪型メイクに色気や遊び心がないと地味
ちなみに地味の原因を大まかにまとめると、2つに分けられます。
- 安っぽさー子どもっぽい・高級感がない・だらしがない・緊張感がない
- 真面目ー硬い・つまらない・色気がない・華がない・遊び心がない
それでは解決法をご説明します。
地味の解決法

まずは以下のものを避けることから始めます。
■地味の回避
- 安っぽい服(素材)を避ける
- 真面目過ぎる服を避ける
- 古いスタイル(普通)の服を避ける
- 似合わないものを避ける
- 面白みのない小物を避ける
- 子どもっぽい服を避ける
- カジュアル過ぎる服を避ける
- アップデートしない髪型&メイクを避ける
地味の解決法は、その原因を回避して、反対を取り入れるだけです。
■地味の解決法
- 高級感のある服(素材)を取り入れる
- 遊び心を取り入れる
- 流行を取り入れる
- 似合うものを取り入れる
- 色やデザインで遊び心のある小物を取り入れる
- シック・エレガントな服を取り入れる
- ドレスアイテムを取り入れる
- 髪型&メイクにトレンド感を取り入れる
安っぽい服について
安っぽい服の素材とは化繊が多くなるように思います。
例えばその代表格は、ポリエステルやアクリルです。
ポリエステルやアクリルの高級版が、シルクやレーヨン、ウールといった素材。いずれも天然素材です。
△ ポリエステルブラウス

◎ シルクブラウス

似たように見えますが、艶やハリが違います。
△ アクリルニット

◎ ウールニット

やはり素材のハリや艶、ふっくら感が違います。
真面目過ぎる服について
例えばスーツの選び方。
紳士服の●●、スーツ●●●●といった就活用スーツ、ビジネススーツは地味になりがちです。
ビジネススーツ

モードなスーツ

スーツのシルエットにクラシカルな雰囲気があるのが、今のモード(流行的)です。
ジャケット大きめでパンツ太めなのが特徴です。
似合わない服について
例えば、
襟付きのシャツは顔と合わないというか、しっくりこない
好きな色をつけてもしっくりこない
どんな髪型になってもいつもしっくりこない
若すぎる感じになってしまって、あまりしっくり来ていない
とおっしゃいますが、そもそも本人に似合っていないことがあります。
そして似合っていない=ダサい。という図式になりがちですから気を付けたほうがベター。
古い服について
「流行を知らない」と地味になります。
流行のものを取り入れるというよりも、流行の着こなしを知るという視点が大切です。
2022年現在の流行はハイウエストなので、ローウエストな着こなしは古く感じる懸念があります。
ローウエスト

ハイウエスト

色やこんな服というアイテムに着目するのではなく、ウエストの位置やサイズ感に着目するのがおすすめです。
まとめ

しっくりこない原因の一番は、地味。
地味の解決法は総じて、
- 安っぽさを避ける
- 真面目を避ける
- 似合うを知る
- 流行を知る
安っぽい服は避けたほうが良いのは、どなたもお分かりになることでしょう。
シンプルな服は素敵ですが、遊び心(色気や流行)がないと地味になります。
また、真面目さを売りにすると地味になります。
真面目=清潔感=品の良さ。
どのようなファッションをするにも、なくてはならないものです。
素朴な服も素敵ですが、似合っていないと素朴さも地味になります。
似合うことに固執するのはナンセンスですが、似合っていない=ダサくなっている場合は注意が必要です。

装いは生きざまが表れます。
つまりファッションは人生そのものです。装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
お一人おひとり、それぞれに美しさがあります。
美しさとは、人と比べずご自身を良く知ること。そしてありのままの自分を受け入れて大切にすることだと考えます。
お客様の声200件を超えるパーソナルスタイリスト鶴田が、お客さまの魅力や個性を分析し、お好みやライフスタイルに合わせつつ、その方だけの美しさを表現する装いのサポートをさせていただきます。
型にとらわれず、ありのままの美しさを大切にすることをモットーに、
お客さまがファッションで自己表現するためのお手伝いを誠心誠意つとめます。