2022-10-18
パーソナルカラーで良く知られた4シーズン分類は、色の「三属性(色相・明度・彩度)」に加えて「清濁」の属性を踏まえた分類法です。
パーソナルカラー診断で重要な4つの属性
各シーズンは上記4つの属性の主な特徴によってグルーピングされていますが、他のシーズンと共通する特徴が混在しています。
例えば色相であれば黄みはスプリングとオータムで共通しており、明度であれば明るい色はスプリングとサマーで共通しています。
その方が持つ4つの属性の重要度や割合は人によって違うため、4シーズン分類では当てはめきれない方が出てくることになります。
つまり1つのシーズンにぴったり当てはまる方もいれば、いくつかのシーズンの特徴を持つ方もいらっしゃるということです。
4シーズン分類は、ほとんどの方に当てはまる色の要素を分類したもので、どの方にも必ず軸になるシーズンがあるのは事実です。よって十分にイメージアップを図ることは可能です。
とはいえ、同じイエローベースの方でも非常に黄味が強い色が似合う方もいれば、そこまで黄みが強くない(淡い)色が似合う方もいらっしゃいます。
これはベースだけではなく、明度・彩度・清濁についても同じことが言えます。
よって、よりパーソナルな色選びをするためには各4つの属性をその方に合わせて調整したり選択したりすることが重要になってきます。
パーソナルカラーの流派によって分類の仕方が異なるのは、このような背景により4つの属性の線引きが違うからです。
ですが基本的には色の三属性(色相・明度・彩度)と清濁を考慮した診断であることに相違はありません。
16タイプパーソナルカラーとは、4シーズンをさらに細かく4つに分けた分類です。
=計16タイプとなり、その主な分け方は「トーン」による分類法です。
トーンとは明度や彩度を考慮した「色の調子」をいい、端的に言えばPCCSトーンシステムにある色相環の種類(トーン)によって似合う色を提案しています。
16タイプあれば1つのグループの色が少なくなりますが、こちらの診断法はファーストシーズンと別のシーズンから必ずセカンドシーズンを診断します。
4つに当てはまりにくいパーソナルカラーを細かくして組み合わせることで、パーソナルな提案ができるようになります。
とはいえ、StrongとClearには共通シーズンがないことと、VividとStrong、BrightとClearの意味合いがそれぞれ似ていることから、線引きが曖昧で分かりにくい部分があると感じます。
パーソナルカラー12タイプには、いくつか流派があるようですが大まかに言うと4シーズンの属性がほかのシーズンと共通する特徴によってグルーピングする分類法です。
パーソナルカラー12タイプはパーソナルナルカラーのイエベ・ブルベの属性に強く影響されないよう、色の三属性(色相・明度・彩度)を公平に分析し、ピンポイントに似合う属性に焦点を当てるという特徴があります。
この分類法は主要な特性が【明らかに1つある場合】には、うまく機能しますが、そうでない場合は4シーズン分類のほうが良い面があります。
4シーズン分類と1つの特性に当てはめる分類である12タイプ、これらは相互に補完するほうがよいと考えています。
当サロンのパーソナルカラー診断は4つの方向性(direction)「色相・明度・彩度・清濁」をそれぞれ分析して、どの属性がその方にとって重要なのかを見極めてから4シーズンを導き出す、4Dパーソナルカラー診断法です。
お客さまによっては4シーズンに当てはまりにくい方もいらっしゃいますので、軸になる4シーズンの季節を診断し、その方に合わせて属性を調整する方法をお伝えしています。
つまり【4シーズン分類】と【1つの特性に当てはめる分類】を【相互に補完】するシステムを採用しています。
4つの方向性(direction)である「色相・明度・彩度・清濁」のうち、
このようなことが分かれば、どの診断でも問題ありません。
タイプ分けに落とし込むほうがお客さまにとって分かりやすい側面もありますが、逆に色の選択肢が狭くなったり似合う色や好きな色を見落としたりしてしまう懸念もあります。
つまるところ色選びはタイプ分けがゴールではなく、得意・不得意の加減とその理由が分かればよいのです。
パーソナルカラー診断はシンプルに、4つの方向性(direction)「色相・明度・彩度・清濁」を正確に分析することが大切であると考えます。
当サロンでは16タイプの説明を加えることもできます。
このような方は、ぜひご検討くださいませ。
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