2022-11-22
17年間務めたアパレル店員を辞め、パーソナルスタイリストとして2018年に独立、現在は埼玉大宮にてサロンを運営、日々お客さまの診断をしております。
サロンで診断を重ねるうちに、パーソナルカラーは線引きが難しく、きっかり「あなたはザ・スプリングです」という分け方に限界があるということを実感します。
その理由として、
など、個々に細かい診断結果が生まれるため、ある特定のタイプで言い切ることに限界を感じるからです。
私も実はパーソナルカラーが難しいタイプで、自分で自分の似合う色が良く分からずおりました。その背景として、
このことから私は長年自分をオータムだと信じ、最近はウインターの要素があるオータムで納得しておりました。(パーソナルカラー16タイプ分類ならディープオータム)
とはいえ、タイプの中にある色が似合わない色も多くあり、結局黒しかきれないというジレンマがあったのです。
そこで先日、意を決して他のサロンでパーソナルカラーを診断していただきました。
そこではトゥルーウインターという診断を受け、「えー!まさかの、ザ・ウインター!」と新しい発見を得たところでした。
でも。この話、続きがあるのです。
先日、パーソナルカラースクールの大手スタジオHOWフォロー講座に参加。
そこでパーソナルカラー診断の4つの方向性である「①色相・②清濁・③彩度・④明度」をあらためて学び直してきました。
また自身のパーソナルカラーを複数の講師陣やアナリストに診断していただき、新たに分かった結果が衝撃的でした!
結果を言うと、私はサマー。その理由・根拠として、「①色相・②清濁・③彩度・④明度」の分析結果を以下に紹介します。
今回の講師の方のお話では、
とにかく、明るい色がキーになるタイプとのことです。
暗い色や高彩度といった強い色は戦っているようだと言われて、納得しかありませんでした。
ファッションがシンプルだから、フェミニンが好きじゃないから、流行に左右されたくないから、マイペースが好きだから…。そんな自分の内面が影響して強い色を選択したくなったのかもしれません。
ブルベ・濁色のサマーは、一番存在感が薄く、透明感・はかなげ・ソフトな印象でしたので、あまり好きではなかったことも事実。
がしかし。先生から言われた言葉に、
戦わなくて良い、またソフトな抜ける色が綺麗なんだということを見直しつつ、その分洋服のサイズ感や素材感で存在感を出せたらよいと考えるようになりました。
パーソナルカラーは最初に診断されたタイプに長年、がんじがらめに固定観念を植え付けられますね。
私が他人から見られるイメージはシャープ、カッコいいイメージがあるかもしれません。
そのことで一般的なイメージであるサマー・ソフトエレガントがハマりにくく、人によってはオータム、またはウインターになることもあるのでしょう。
また自分でもモードなファッションが好きなため、どうしても黒に目が行きがちでした。だからこそ長年、暗い色が似合うということを信じて疑わなったわけです。
自分でも納得していたので、これが不幸だったわけではありませんが、やはりタイプ分けをゴールとした診断に重きをおいてしまうと、エイジングなどの変化でお客さまが診断結果にしっくりこなくなった時に困る恐れがあります。
もしタイプ分けに重きを置かない科学的な診断でしたら、後日、自分が迷ってきたときに、こっちの要素もあるし、こっちの要素もあるからな、と納得することができます。
タイプに分けることで逆に曖昧さを生んだり、似合う色を狭めたり、悪くすれば間違った診断結果となる恐れがあることを、改めて痛感しました。
当たり前ですが人間は肌の色、髪の色、目の色が違いますが、その色みがどの程度であればイエベなのか、またはブルベなのかの線引きは非常に難しいです。
それはネットの簡易診断をして難しいと感じる方が多いことや、また実際の診断を受けるとベースが真逆であったりすることからも、明らかであります。
また実は人がそれぞれに持っている色味だけではなく、肌の質感や毛の量・質感も色に影響しますし、さらに骨格タイプまでパーソナルカラーに大きく影響すると考えます。
もっと言えば、時代の流行や文化によっても評価が変わります。例えば時々の流行によって良いと感じる色も違いますし、国柄によっても違いがあります。
このことから、その人の「パーソナルな色」は、様々な要素の組み合わせや背景で成り立ちますので、それらを考慮した分析が必要です。
にもかかわらず、タイプに落とし込むことをゴールにする場合は、イメージが先行したり必然的に分類数が増えていくことは間違いありません。
分類数を増やす=10人10色の診断をする
ではありません。
万人に正確な診断をするなら、やはり色の4つの方向性(①色相・②清濁・③彩度・④明度)を分析できる4Dパーソナルカラー診断が最適だと考えています。
ここまでで、パーソナルカラー診断はタイプ分けではイメージが先行することで、それを信じて疑わないこともあり自分の限界を定めてしまう。また不幸なことに誤診にもつながるリスクがある。このようなお話をいたしました。
ならば。パーソナルカラー診断はどのようにして診断すべきなのか?そのポイントをまとめました。
第一に、①色相・②清濁・③彩度・④明度の各要素を細かく分析して、以下のことをポイントに見極めることが重要です。
このようにして、
ということが大変重要です。
二つめとしてはアナリストの正確(正直)さが求められると考えます。
よくありがちなのが、お客さまのイメージを先行したり個人的な好みを優先したりして、科学的な反応を無視・または脚色してしまうことです。
パーソナルカラー診断は大変繊細です。その日の天候やアナリストの健康状態でも変化する恐れもあるため慎重に診ていく必要があります。
もしイエベかブルベが分かりにくいお客さまがいらっしゃれば、正直にそれを伝える姿勢が求められます。アナリストだから迷ってはいけないということはありません。
決してイメージなどから『恐らくイエベ・春かな?』と勝手に決めつけてはならないと思います。
分からない時には分からないという状況を素直に受け、それでも必ず科学的に客観視すれば答えは出るのですから、落ち着いて正直な目で見ることが非常に大切だなと私も日々の診断で深く感じています。
私もこれまでの経験から自身のパーソナルカラーについては、最近までオータムとウインターの要素があると信じて疑わず過ごしてきました。
しかし、
これがパーソナルカラー診断には必要なことだと思います。
そしてそれを叶える診断が、当サロンが採用している、
スタジオHOWの4Dパーソナルカラー診断(①色相・②清濁・③彩度・④明度)です。
よろしければ、当サロンのパーソナルカラー診断メニューをご覧ください。
メンズパーソナルカラー診断も行っています。メンズアパレル店員歴17年のアナリストが、メンズファッションとつなげた診断結果をお伝えすることができます。
また診断後のご相談は永久保証(無期限・無制限・無料)です。もし診断後に色のことで迷った際は、いつでもご相談窓口をご用意しておりますので、ぜひご検討ください。
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さいたま市大宮区桜木町1丁目378番地 ビズコンフォート大宮西口ビル