【イエベ・秋】ウォームタイプは黄みが得意

【イエベ・秋】にもソフト（ミューテッド）やウォーム、ディープなどがあります。

ウォームタイプとはどのようなタイプを言うのでしょうか？

診断事例をご紹介します。

同じシーズンでも色の三属性によって差が出る

オータムにも様々なタイプがいらっしゃいます。ソフトなオータムもあれば濃く艶やかなオータムなど。

同じシーズンでも違いがあるのは、以下の4つの方向性の重要度によって変わるからです。

1. 色相（イエベかブルベ）
2. 清濁（清色か濁色）
3. 明度（明るい～暗いの度合い）
4. 彩度（淡い～鮮やかの度合い）

上記が、色の三属性（色相・明度・彩度）＋清濁の4つの方向性です。（当サロンでは2.清濁が需要であることをモットーとし、診断には新パーソナルカラー診断、4D分析を採用）

どの項目がお客さまにとって重要か？を良く極めますと、よりパーソナルな色のご提案ができます。

ちなみに4シーズン分類（春・夏・秋・冬）では、必ずイエベかブルベか？これに分別することが必須になってしまいます。

すると、これがネックとなることが多くあります。

なぜなら、1.色相が一番に重要とならない方も多くいらっしゃるため、4つしかないシーズンでは、まかないきれないのです。

ソフトなオータムの方は、2.清濁が一番重要ですし、濃く艶やかなオータムの方は、3.明度が重要など他にも、さまざまにあります。

今回のお客さまは、1.色相が重要なタイプでした。

今回のお客さまは「イエベ」が重要の方。

パーソナルカラーを診断する際に必要な要素は４つ。

1. 色相（イエベかブルベ）
2. 清濁（清色か濁色）
3. 明度（明るい～暗いの度合い）
4. 彩度（淡い～鮮やかの度合い）

オータムはイエローベースであるのはもちろんなのですが、同じオータムの方でもイエベが一番重要ではなく、濁色が重要になる方も、いらっしゃいます。

いわゆるそれがソフトタイプ（ミューテッド）と言われるタイプで、秋と夏の共通点を持つタイプです。

今回のお客さまも濁色でお肌の質感を滑らかに見せるのは、とても素敵でしたが、とはいえ濁色の共通点を持つ「ブルベ・夏」では、顔色が抜け過ぎて寂しい印象に。

4つの方向性を細かく考察し、イエローベースの黄みでお顔に色付けることが重要なタイプであることが分かりました。

それでは以下に診断の様子をご覧ください。

診断時の様子

1. 色相（イエベかブルベ）
2. 清濁（清色か濁色）
3. 明度（明るい～暗いの度合い）
4. 彩度（淡い～鮮やかの度合い）

各4つの方向性の分析では、どのように見えたらメリットになるか？またはデメリットなのか？細かく解説していきます。

1. 色相を分析【イエベが可】

ブルーベースのドレープからイエローベースのドレープを当てた時の反応として、

• 顔に黄みを帯びる
• 顔の色が強く見える
• 顔が膨張する

というのがあります。

上記の反応が良い印象になると、

• 血色が良く見える
• 肌が均一に見える（濁色感）
• ふっくらして（ハリ）見える

逆に悪い印象になると、

• 黄みが強い、黄ぐすみする
• もたついて見える
• 膨張する

となります。

今回のお客さまは、イエローベースでお顔に黄みを与えると、血色が良く見え、お肌も均一に整い、明るく活き活き見えます。

反面ブルーベースでは、血色が抜けて顔色が悪く見え、元気がない印象でした。

続いて他の3つの要素も分析します。

2．清濁を分析【濁色が可】

清色のドレープから濁色のドレープを当てた時の反応として、

• 肌の質感がマットになる
• 肌が均一になる
• 輪郭がソフトになる

となります。

上記の反応が良い印象の場合、

• マットで滑らかな質感
• 肌の均一感、馴染みが良い
• 輪郭がソフト、奥行きが出る

となり、逆に悪い印象になると、

• ぼんやりして見える
• どんよりくすむ、暗く見える
• 顔がたるんで見える

となります。

こちらのお客さまは、濁色でマットな質感に見せた時の、お肌の滑らかさ、品の良さがとても素敵で、清色はクリアな透明感を帯びるものの、色がやや強く馴染みが悪い印象がありました。

3. 彩度を分析【中～高彩度が可】

低彩度の淡い色のドレープから高彩度の鮮やかな色のドレープへの反応として、

• 顔の色味が強くなる
• 顔がクッキリする

という反応が出ます。

それが良い印象となれば、

• 華やかに見える
• 目鼻立ちがクリアに見える
• 肌が生き生きする

逆に悪い印象となれば、

• 派手に見える
• 強すぎる
• 色素沈着が濃くなる

となってしまいます。

今回のお客さまの場合、鮮やかな色が決して派手に見えず、お顔がクッキリと華やかに見えました。逆に色が淡いと、やや寂しい印象でした。

これまでの分析をおさらい

• 1.色相の分析において、黄みで顔色を強める（青みは顔色を抜く作用がある）
• 3.彩度の分析において、高彩度で顔色を強める

となりました。

つまりこちらのお客さまは、お顔に色を付けていくことがお得意なタイプと言えそうです。

オータムには中彩度で程よく色を付けるほうが、ちょうど良く素敵になる方もいらっしゃるので、ここは微妙に違います。

それでは、最後の分析です。

4. 明度の分析【中明度が可】

暗い色のドレープから明るい色のドレープへの反応として、

• 顔が明るくなる
• 顔が膨張する

また明るい色のドレープから暗い色のドレープへの反応は、

• 顔が暗くなる
• 顔が収縮する

どちらが良いか？またはどちらもそれぞれに良さがあるか？明度に関しましては、①高明度、②中明度、③低明度の3段階で深堀ります。

明るい色は、抜け感が出てスッキリ見えるも、やや印象が弱い、ぼんやりする様子もあります。

また暗い色は、顔色が濃く艶やかに見えるも、やや顔が暗く重く見える様子もありました。

よって簡単にまとめると、中明度が程よく可となります。

まとめ

今回のお客さまのパーソナルカラーは、

1. イエロベース
2. 濁色（清色もNGとまではならない）
3. 中～高彩度
4. 中明度

黄みでお顔の色を血色よく色付けることが軸の方です。

清色のクッキリ感も華やかでぎらつく印象もなかったため、スプリングの色も適宜、取り入れ可能です。

お客さまのご感想

本日はありがとうございました😊✨
とても楽しかったです👏
色の組み合わせの勉強にもなり、今後の買い物の参考にさせていただきますね！

今回パーソナルカラー診断を受けていただいたI様より

診断を受けていただいたお客さまから、良くいただくお言葉に、

楽しかった！

というお言葉が第一にあります。シンプルですが、とても大切なご感想です。

当方は診断の流れの中で、色の解説を理論的に分かりやすくすることを心掛けております。

するとペア診断でお越しいただく男性のお客さまからも、楽しかった！というお言葉をいただくことがあります。

先日も男性のお客さまから、とても嬉しいお言葉かありました。

こういったら失礼かもしれませんが、来る前は半信半疑だったんです。

いや～すごく楽しかったです！ありがとうございます！

他にも、

大変参考になる話ばかりで、次ショッピングに行くのが楽しみです。

頂いた助言をもとに、妻が隣で恥ずかしくない夫になれるよう頑張ります！

など、ご夫婦のペア診断もご好評いただいております。

お客さまにとって似合う色が分かることは楽しいことです。

ですから、お客さまの今後の生活で、いかに色が選びやすくなるか？役に立てるか？をモットーに分かりやすい説明をすること、納得して選べるようになること、そして楽しんでいただくことを心がけています。

パーソナルカラーもネット情報がたくさんにありますが、情報としてちゃんと役立つものを発信する責任があると考えています。

当サロンの診断事例についても、読んだ方の人生が潤う、明日から役立てようと思える、そんな内容になっていれば幸いです。

他にもパーソナルカラー診断を受けていただく方のお言葉に多いものとして、

• とても楽しかった！
• 勇気を出して来て良かった！
• 好きな色が似合う色と分かって嬉しい
• 似合う色が確認できてよかった
• 似合うメイクの色が分かってよかった
• メイクアドバイスが参考になった
• 今後のおしゃれが楽しくなりそう

ご自身の色が曖昧な方は、ぜひ当サロンの診断をご検討ください。

最後まで責任をもって色を診断させていただきます。