2022-12-25
【ブルベ・冬】にも、イエベ・春の取り入れができるタイプがあります。
今回のお客さまは、色相’(ベース)が拮抗するタイプで、色を選ぶときにキーになるのが、清色(クリアな色)でした。
診断事例をご紹介いたします。
パーソナルカラーを診断する際に必要な要素は4つ。
一般的に三属性と言われる、①色相、②明度、③彩度に加えて、当サロンは清濁も分析する、4Dパーソナルカラー診断を採用しています。
清濁の分析は、お肌の質感の見せ方が分かるもので、
となります。
これは、メイクの時の肌艶の作り方に役立ちますし、また艶やマットさは色だけではなく素材でも変化をもたらすので、素材選びにも役立ちます。
それゆえにパーソナルカラー診断では、とても有用な項目となります。
ここで4つの方向性のうち、①色相について解説します。
①色相は、パーソナルカラー診断において軸となる項目だと考えられてきました。それゆえ、4シーズン分類(春・夏・秋・冬)では、必ず❶イエベか❷ブルベに分類することが必須です。
こうなると問題なのが、イエベも悪くないけどブルベも悪くない。という方をどうするか?なのです。
といった具合に、どちらも良さが拮抗(五分五分)または、一長一短(長所もあるし短所もある)という方は多いのです。
そのため、イエベ・ブルベをかならず分けなければならない4シーズン分類では、お客さまのお似合いになる色の範囲を狭めてしまう恐れが出てきます。
今回のお客さまのように、ブルベ・冬だけど、イエベ・春も取り入れられる。という柔軟なご提案をするためには、色を構成する4つの方向性を細かく分析することが必要です。
クリアな清色がお似合いのお客さまです。
色を選ぶ際に【清色】を第一に選ぶことが重要なタイプと言えます。
清色の効果
こちらのお客さまは清色で、お肌の質感がつややかに明るくなり、また目鼻立ちや輪郭をシャープにし、お顔を全体がスッキリ見えています。
反面、濁色は、もったいない印象でした。
またイエベとブルベのスコア(点数)は、ほぼ五分五分でしたが、清色が大変お得意であることから、ブルベの清色感にも反応がありましたので、ブルベ優勢となりました。
具体的には、ネイビーや茶色といった暗い色のとき、イエローベースだとくすんでしまい、ブルーベースだとクリアに見えたり、黄み青みの反応が出にくい黒についても、真っ黒のほうがスッキリ見える反応がありました。
このあたりから、ブルーベースは清色感としてこちらのお客さまに良い影響を与えていると判断いたしました。
明るい色もお似合いですが、暗い色も似合う方。明度はコントラスト(高明度と低明度)がお似合いのタイプです。
黒×白といったコントラストの配色がキツイ印象になりません。
また暗い色よりどちらかというと高明度が、とても良くお似合いでしたので、コーディネートを明るい色に振り切るのもおすすめです。
明るいというだけで華やかに印象も明るくなります。
一般的に明度コントラストがお似合いのグループは、ウインターです。
高彩度および、低彩度のコントラストがお似合いです。これは一般的にウインターの方の特徴と言えます。
お顔のパーツを強める高彩度は華やかに見え、スッキリ抜け感の出る低彩度は都会的に見えます。特に高彩度は派手にならず大変良くお似合いです。
低彩度(ベーシックカラー)+高彩度(アクセントカラー)の配色が普段使いに取り入れやすいです。
❶ベース
イエベで血色よく見せる、ブルベでスッキリ見せる。どちらの要素も悪くないタイプです。
スッキリ見せるのがお得意な今回のお客さまは、ブルベのスッキリ感が勝り、どちらかというとブルーベースが優勢と診断いたしました。
なおイエベ・秋では黄ぐすみする懸念がありました。よってイエベを取り入れるなら、イエベ・春の中で黄みでぼんやりしたり、くすんだりしないことに注意して取り入れると良いです。
❷清濁
色を選ぶ際に【清色】を第一に選ぶことが重要なタイプです。
清色は、お肌の質感にハリ艶を与え、また目鼻立ちや輪郭をシャープに、お顔を全体がスッキリ見えます。反面、濁色は、もったいない印象です。
❸彩度
高彩度および、低彩度のコントラストがお似合いです。
お顔のパーツを強める高彩度は華やかに見え、スッキリ抜け感の出る低彩度は都会的に見えます。特に高彩度は派手にならず大変良くお似合いです。
❹明度
彩度と同様に明度もコントラスト(高明度と低明度)がお似合いです。
黒×白といったコントラストの配色や、高明度も、とても良くお似合いでしたので、コーディネートを明るい色に振り切るのもおすすめです。
明るいというだけで華やかに印象も明るくなります。
以上、今回のお客さまはイエベ・春の黄みが強くない色、くすまない色が取り入れも可能な、ブルベ・冬のお客さまでした。
クリアな色でスッキリ見せていただくと、目鼻立ちがクリアに洗練されます。
また診断後のメイクアドバイスではピンク系の取り入れは、あまりお好みではないとのことでしたので、、ベージュピンク系をおすすめいたしました。
ブルベの方はクールな色のピンクがお似合いですが、肌なじみの良いベージュ系と混ぜて使うことで、ピンクピンクしすぎずに大人っぽい印象になります。
また目尻のアクセントに、濃い目の赤や赤紫系をじゅわっとぼかし大人な印象に仕上げました。
使用したアイシャドウはこちら。
以上、参考になれば幸いです。
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