2023-06-18
最近のメイク用品は商品ごとにイエベ用orブルベ用と分かれていたり、SNSなどでもイエベに似合うメイクorブルベに似合うメイクなどと紹介されますね。
このことからも、イエベかブルベか?を診断することが必須になっている、そんな印象を受けます。
ところで、ネットに自己診断サイトなどがありますが、その項目はどのサイトも同じで、
上記のように、肌の色が黄みがかっている&瞳が茶色っぽいからイエベ、反対に肌の色が青みがかっている&瞳が黒っぽいからブルベと紹介されています。
ですが、これは間違っています。ご自身の色と似た色=似合う色ではありません。
なぜ肌の色が黄みがかっているとイエベとは限らないのか?と言うと、どなたでも黄みがかった色を顔まわりに当てれば顔が黄みがかかるし、青みがかった色を当てれば顔が青みがかります。
よって、もともと黄みがかった肌の人がアイボリーのTシャツを着ると、真っ白のTシャツを着た時とくらべて黄ぐすみして見えます。
黄みの肌に、さらに黄みをのせることになるので、黄み+黄み=黄みが強い、黄ぐすみする、ということになりかねないのです。
実際に当サロンのお客さまにも、「肌が黄みがかっているのでイエベだと思っていたけど、イエベのコスメを使うとなんとなく、くすむ気がする・・・」というご意見が多いというデータがあります。
また、私の肌も黄みがかっておりますが、私のパーソナルカラーはブルベ・夏です。俗にいう、黄み肌ブルベというものです。
日々、沢山のお客さまを見させていただいており、常にお客さまの肌と私の肌を比べているので、私の肌が黄みがかっているのは間違いないと思います。
それでは、イエベかブルベか?は、どうやって決まるのでしょうか?
イエベ、ブルベの判断はパーソナルカラー診断で専用の布を当てて、顔色の変化を見ることが必要です。
布を当てた時に変わる顔色を、〇か△か判断するのですが、
シンプルにまとめると、
となります。
よって、肌やパーツの色がイエベかブルベかは関係ありません。
つまり大事なのは、イエベ(黄み)を顔回りに当てた時、黄ぐすみしていない、血色がのって生き生き見えていれば似合う。
ブルベ(青み)を顔回りに当てた時、青ざめていない、色白透明感が際立っていれば似合うとなります。
どなたにも言えることですが、黄み寄りの色は顔が黄色くなり、青み寄りの色は顔が白くなります。
でも、それが血色が良く見えているのか、黄ぐすみなのか?または色白に見えているのか、青ざめなのか?は、よくわからないかもしれません。
それでも、以下に判断材料をあげておきますので、自分で似合っていると感じるほう、または好みのほうを選んでみて下さい。
◇シャツの色について
◇アクセサリーについて
◇コスメについて
以上、【A】が多ければイエベ、【B】が多ければブルベですね。
ちなみに、イエベかブルベかどちらかしか似合わない方もいらっしゃれば、どちらも良いという方もいらっしゃいます。かならずどちらかに分けなければならない、ということでもありません。
当方は肌の色は黄みがかっており、イエベもとれるブルベ・夏であります。よってイエベ・秋もNGとまではならないタイプです。
余談ですが、最近の流行と言えばイエベ寄り。メイクについてもブルベ(青みピンクなど)に寄せすぎるとバブリーな印象になり、古臭く感じます。
こういった観点からみても、似合う似合わないも大事かもしれませんが、流行や好みに合わせることも悪くはないのです。これは忘れたくないですね。
極端ですが、イエベ、ブルベは一旦置いておいて、肌の色がどう見えたら美しいか?を考えてみませんか?
女性の化粧品によくある宣伝文句に、
などがありますね。
美白化粧水、クリアな透明感が期待できるもの、ハリを出すクリームなど、女性ならだれでも欲しい肌の美しさの条件でしょうか。
上記のような、色白・透明感・明るい肌・ハリや艶は、パーソナルカラーで演出することができるのです。
早速ご紹介します。
①ブルーベース
色白肌にはブルーベースの青みがかった寒色系で、お顔の色(血色)を抜いて、白くする効果を利用できます。
反面、青ざめる懸念もあるので見極めが必要です。
②高明度・低彩度
色白肌は顔色を抜くことで、その効果が期待できます。よって、顔色を抜く要素のある色と言えば、明るく・彩度の低い(淡い)色です。顔色を薄く弱める効果が期待できます。
反面、覇気がない、印象が弱くなる懸念もあります。
①高明度・清色
明るくクリアな色でお顔に光をあて明るく見せることで、透明感のある肌を期待できます。
反面、粗(シミやシワといった線)があると目立ちやすくなったり、顔立ちがのっぺりする場合もあるので注意が必要です。
②中明度・濁色
淡く明るめのソフトな色で、滑らかな透明感を演出できます。
反面、濁色が不得意な方にとっては、くすんで見えたりたるんで見える懸念があります。
①高明度
光を当てて明るくします。代わりに影や彫りといったお顔の凹凸、陰影が明るさで飛び、のっぺりする懸念があります。
②清色
クリアな清色で艶を与えて明るくします。反面、肌がテカったり粗が目立ち、下品になる懸念もあります。
①清色
明るく反射する色でハリを出します。
反面、肌がテカって下品に見える恐れもあります。
②高明度
明るさで光を与え肌をのっぺりピンと張らせます。
反面、影が彫りがなくなり、顔立ちがのっぺりする懸念もあります。
①清色
明るく反射する色でハリを出すことで艶を際立たせます。
反面、肌がテカって下品に見える恐れもあります。
②高彩度
濃い色で顔色を強め、艶やかに見せます。
反面、顔が濃くなり、品がなく見える懸念もあります。
③低明度
暗い色で顔色をクッキリさせ、艶やかに見せます。
反面、顔色が暗くなったり老けて見える懸念もあります。
以上、これはあくまで一例であり効果が重なっているものもあるので、ちょっとわかりづらい点があるかもしれません。
似合う色は置いておいて、自分の肌に足りないものを取り入れるという観点も意外と大事なのではないでしょうか?
特にエイジング肌にはパーソナルカラーだけに囚われず、ハリを出したり明るさを出す、透明感を出すということも、あっても良いものですよ。
何かの参考にしていただければ、幸いです。
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