2022-04-17
ジェンダーとは何でしょうか?
生物学的性差のセックスとの違いを確認しておきましょう。
一般社会の大多数は、スカートとパンプスを履いている人は女であると認識します。
このようなジェンダー規範と自分の身体の性とで表現が異なる方をトランスジェンダーと言います。
現代を生きる我々は、
この両方を考えることが必要な時代ではないでしょうか。
身体という性は女だけどジェンダーという性はどうありたいかを考えると、場合によっては男性らしく、場合によっては女性らしくありたいということもあり得るのです。
さて、最近注目されるジェンダーレスなファッションは、男性ファッションによる女性らしさの取り入れがメインです。
韓国の人気グループBTSに代表されるように、男性がメイクをしたりネイルアートを取り入れたりする中性的なビジュアルが多くみられるようになりました。
逆に女性がメンズライクなファッションをしたところで注目の的になるのか?というと、そうでもないように思います。
考えてみれば女性のファッションは、すでにジェンダーレスです。
例えばスーツやジャケット、パンツスタイル、メリハリのないユニセックスなシルエット、ミリタリーファッションなどがそうです。
メンズファッションにレディースを取り入れることは、ジェンダーという概念が世に浸透してきたタイミングに強くマッチしたのかもしれません。
社会的・文化的に作り上げられた性にとらわれず、これまでの常識を覆した昨今のメンズによるジェンダーレスファッションが素敵に映るのは、マイノリティだからだと考えます。
世になかったことを作り上げて引っ張っていくカリスマ性、リーダーシップ、個性の表現力などは、ファッションをけん引する人たちに必要な才能ではないでしょうか。
流行のエッセンスは「自立した人」が作り上げるものです。
それを真似る人が増えて伝染し、次第に広まることで流行となります。
そして流行として世に浸透すると、「自立した人」は同化することを嫌がり、また新たな流行のエッセンスを創り上げていくのでしょう。
自立するということは、世の中の常識にとらわれず、自分の中になる感性を大切に育み、素直に表現していくことなのかもしれません。
自分を持っている人は、少なからず素敵に見えます。
私もファッションのゴールに自立を目指したいと考えています。
その時に必要な知識として、自分と社会と服の関係をあらゆる方面から考え抜くことです。
今回はジェンダーを考えることの気づきを得たので、その備忘録と心から喜ぶファッションをするために以下を深堀ることを表明します。
ファッションをあらゆる角度から考える
皆さんがファッションを考えるときに、何かお役に立てることがあれば幸いです。
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