パーソナルスタイリスト鶴田です。
骨格診断、パーソナルカラー診断を用いて、お客さまのファッションの相談を受ける仕事をしています。
アパレル業界歴は20年。それでもまだまだ、考えることばかりです。
今回はファッションに大切な4つのスタンスをご紹介いたします。
見た目を気にするファッションや世の中の情報に疲れた時、読んでいただけると嬉しいです。
何かのせいにしない

生きていくということは、覚悟の連続です。
例えば、
- 努力する覚悟
- 辛さを乗り越える覚悟
- 不平不満を言わない覚悟
- 謝る覚悟
- なにかに飛び込んでいく覚悟
- 行動する覚悟
- 自分の非を認める覚悟
- 勇気を出す覚悟― など
これはつまり、人のせいにしない・世の中のせいにしないということです。人生の障害や壁は乗り越えるしかない、やるしかない。そう覚悟するほかないのです。
その結果、行動力が湧いてきます。とにかく覚悟したらやるしかないので、行動が起こせないとうことはありませんし、何かのせいにしている暇もありません。
いずれにしても何かのせいにしては何も変わりませんので、やるしかないんです。
スタンス①:何かのせいにしない
「人生は覚悟の連続。障害や壁を受け入れるしかない。」
人に憧れない

わたくしは人と比べることが嫌いです。また、誰かに憧れることも嫌いだし、誰かに憧れているような人も好きではありません。なぜなら、自分を好きになれない人に魅力を感じないからです。
憧れるという言葉は「あくがる」という言葉が語源です。「あくがる」とは、本来あるべきところから魂がふらふらと彷徨う状態だそうです。これでは生きながら死んでいるようです。だから嫌いなのです。
誰かに気を取られて、自分の事に集中できていないなんてもってのほかです。人の人生を生きているようです。自分をないがしろにしているとさえ思います。
どうあがいても自分の人生を生きるしかないのですから、ならば自分を受け入れるほかありません。
そのための、「覚悟」です。
スタンス②:人に憧れない
「他人の人生を生きながら、死んでいるように生きるのはまっぴら。」
自分を大事にする

おしゃれになりたければ、やるべきことは一つ。自分を大事にすることです。そのためにも、自分を受け入れる覚悟を持つべきです。
自分を大事にする、自分を受け入れるとは、自分を好きになることです。他人が持っているのに自分にはないと悲観しても、その先はありません。ならば自分の個性に目を向けることです。
または自分の好きなことに気づいて行動することです。「あ、これいいな。こういうの好きだな」という感性を大事にしてあげることです。
その感性に素直に行動しましょう。経験にお金をかけるのは良いことだと思います。経験は資産になるはずです。
日々小さなことでもよいので、自分がやりたいと思ったことを、何か1つやってみると良いと思います。
結局、自分を受け入れていない人は永遠に自分のスタイルをつくることはできませんし、おしゃれになることも難しいでしょう。なぜなら、自分の個性が分からず活かせないままでは、世の中の平均的なファッションから突出できないからです。
自分らしさ、自分のスタイルを持ちたいと思うならばなおのこと、自分を大事にしてあげること。そしてこれを日々、地道に積み上げていくことが大切です。
スタンス③:自分を大事にする
「自分を受け入れる覚悟を持って、1つ1つ経験を積み重ねていこう。」
自分のファッション観を持つ

ファッション観は、人生観です。だから人となりがあらわれます。
あなたはの人となりは、どうありたいですか?
みんな違って、みんないい――。人ってそれぞれに、みな素敵です。
「私のファッション観」
①品よく・シンプルに・美しくありたい――。
誰かと比べるのも品がないし、誰かに憧れるのも美しくないし、自分を受け入れて大事にするというシンプルなことでしかない、そう思っています。
華やかに盛るのも良いのですが、品が大切です。シンプルも良いのですが、質素では品がないかもしれないとも思います。
②骨格タイプに固執しすぎない――。
品や美しさには、高級感も必要だと考えています。
私の骨格タイプはナチュラルで、ナチュラルタイプの着こなしはリラックス感(ルーズ、着崩し)が似合うとあるのですが、リラックス感の度が過ぎると緊張感がなくなり、「高級感」が損なわれます。
「高級感」は清潔感にもつながるし、好感度も上がる。美しさもある。そんな風に考えています。
自分が良いなと思うことを大事にすると、骨格タイプとは違うことがしたくなります。このように骨格診断に納得できない部分があります。
また、似合うことに固執することは見た目を気にすることの裏返しのように思えます。見た目を気にしすぎるのは、あまり品がないとも思います。
単純に美しければ良いのです。
すると骨格診断云々ではなく、単純に、好きなもの、美しいものを大事にするべきだなと、つねに原点回帰するのが私です。
自分の原点、大事にしたいことを軸に、ファッション観を持ち、人生をかけて追及し続けましょう。
スタンス④:ファッション観を持つ
「自分の人となりはどうありたいか?自分の大事にしたいことは何ですか?」

装いは生きざまが表れます。
つまりファッションは人生そのものです。装いに自信が持てると、人生も堂々と立ち振る舞うことができます。
お一人おひとり、それぞれに美しさがあります。
美しさとは、人と比べずご自身を良く知ること。そしてありのままの自分を受け入れて大切にすることだと考えます。
お客様の声200件を超えるパーソナルスタイリスト鶴田が、お客さまの魅力や個性を分析し、お好みやライフスタイルに合わせつつ、その方だけの美しさを表現する装いのサポートをさせていただきます。
型にとらわれず、ありのままの美しさを大切にすることをモットーに、
お客さまがファッションで自己表現するためのお手伝いを誠心誠意つとめます。